ジェームス・モリソン(JAMES MOLLISON)という写真家がいる。KYOTOGRAPHIEの展示の一つで、世界中の子どもたちの「子ども部屋」から国際社会を垣間見ることが出来る。
「親ガチャ」なんて言葉がちょっと前に流行ったが、世界に目を向けると、そんなことなんぞ言ってられない壮絶な社会が垣間見える。また、FACTFULNESSでも明らかになったが、貧富や格差の問題は益々複雑になってきている。
大人は何をするにも自己責任、ということでいいのかもしれない。自分の出来る範囲で、出来ることを日々やっている大人がほとんどだ。でも、子どもはどうだろう?自分の部屋さえ満足いくものがない子もいれば、溢れんばかりの親の愛情を受けられる子、若くして才能を発揮し、個性に磨きをかけても安全性が確保されている家庭で育った子。自身の将来が、未来が、どんどん切り拓かれていく子どももいれば、八方塞がりで、未来を信じようにも信じられない子どもがいる。
展示を見れば見るほど、幼少期、いかに自分が恵まれていたかを認識するに至った。
34歳の自分は、まだ子どももおらず、好きな仕事をして、好きな場所に暮らして、何不自由なく日々を過ごしている。一小市民の自分が、こんな途方もない、世界の問題に気付いたとして、何が出来るのだろう?とも思ってしまうけど、それでも、世界に対しての認識を改めて、少しずつ、自分の行動を変えていくことで変わっていく未来にも期待したくなる。
今年で3回目の参加。もうすぐGW。楽しみ尽くしたい。