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BGMになるなよ

京都に引っ越してきてから、ランニングを通じての街歩きだけでなく、ほろ酔い気分で歩きながら家に帰るのにとてもハマっているが、昨日の帰り道、ハンブレッダーズを聞きながら帰ったら、ふいに泣かされてしまった。

なんで、最近聞き始めたばかりなのに、彼らの楽曲は、こんなに懐かしいのだろう。

生きててよかった
そんな夜はいくつもあったけど
一番すばらしい夜は
きっとまだ来てないんだ

青い。青すぎる。まぶしい。多分、ほろっと来てしまったのは、この映画を見た夜だったからかもしれない。

特に何の変哲もない春日部の中学校のひとクラスの卒業までの約2ヶ月。なのに、見ている内に、段々、それぞれのキャラクターに愛着が湧いてくる。クラスメイトの学校では見えない/知らない一面。中学2年生という微妙なタイミング。大人でも子供でもない、最後の時代かもしれない。

既に自分の可能性に蓋をしている人、まだまだ自分に賭けている人、おちゃらけて本音を見せられない人、個性が際立って大物になりそうな人、中学2年生ってそうそう、こんな感じだよな、と思いつつ、きっと誰もが自分に重ねて見ることができる良作だと思う。自分に似たやつも登場人物にいたな。

残念ながら配信などでは見れないようだが、映画館で見かけたらぜひ見ておくべき作品だろう。

シン・仮面ライダーも見た。前評判は賛否両論だったので楽しみだったが、個人的にはとても良かった。エヴァンゲリオンがもう映画館で見れない今、庵野ファンとしては既視感がある世界がスクリーンに広がっているだけで満足なのである。とにかく絵がかっこいい、長澤まさみの出演の仕方が最高、キャストもシン・ゴジラあたりから安定感があって良い。俳優も好きで演じているのが伝わってくる。浜辺美波が可愛すぎる。

その他にも、拾得に奇妙さんのライブを見に行ったり

京都に遊びに来ていた同僚も交えてサウナを訪れたり

奇妙さんのライブを経て、改めて、シティポップの魅力も再確認した週でもあった。まだまだエンタメを楽しむ素地を培って、長い人生に備えたい。

桜の季節もあと1週間程度だろうか。

春のイベント週間は続く。


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