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働き方を変えたいーWebクリエイター集団の結成までの、2年間の活動を振り返る

未経験から参入できるWebクリエイター集団を作りたいー
未経験からWebデザイナーへの転職に苦労した経験から得た構想が、2020年9月から始めたプロジェクトが、いよいよ形になりつつあろうと思います。2020年9月の自分の記事を引用しながら、これまでを振り返っていきます。

これまでの経緯

初期の構想は、こんな感じで考えてました。

デザインに興味はあったけれども何も経験がない方を集めて、デザインを基礎から勉強し、かつテクノロジーでデザインする環境を最適化することで、案件を受注できる状態にし、チームとして実績を積み上げて、チーム自体をブランディングさせていく

今も基本は変わらなくて、少し加える点があるとすれば…
フリーランスだと、個人で全ての責任も負うし、得意不得意に関わらず全てできなければならない。だから、フリーランス集団として活動しやすくして、得意領域に集中できるようにしたい。働き方を変えていきたいという思いは強くなってきました。
ただそれ以外は、ずっと同じ志で動いてきたんだなと、振り返ってみてわかります。

僕がデザイナーやってて思うのは、デザイナーはブランディングされることが大事だと思うのです。絵が書ける人なんて世界中にいるし、デザイナーなんて世界中にいるし、10年、20年と経験を積み重ねてきたプロの方がゴロゴロいることも承知の上。だから僕らは、基礎と再現性を徹底し、一切の無駄を省き、自分たちをブランディングすることに集中します。プロの方々と同等のブランディングができれば、個々がやりたいことにシフトしていければいい。

このような取り組みを行っているところは前例がないと思いますので、今後どのように発展してくか楽しみにしていただければと思います。正直、僕もあまり想像がつきません。

チーム組成に苦慮した2年間

2年前の2020年には、メンバーは数名いたのですが、年明けには離散しました。

プロのWebデザイナーになるには、他のプロと比較されるに耐えうる十分なスキルを身に付けるには、と自分自身にもスキルがないにも関わらず、なんとか全員で同じ基準まで到達しようとしていました。でも、厳しい環境は自分自身も息苦しかった。この先、このまま継続することができるだろうかと、かなり悩んだ時期でした。

オンライン勉強会が転機に

とはいえ、クリエイター集団を作りたいのにチームメンバーがいなければ何も始まらない。転機になったのは、2022年にはじめたオンラインの勉強会でした。独学でやっている人も多いだろうから、自分の知識や経験もシェアしていこうと思って、初心者向けに簡単な内容をたくさんシェアしていこうと、週2回勉強会をやりました。

蓋を開けてみると、結構反響がありました。イベント掲載させていただいたTechplayさんからいろいろご助言いただいたり、1回あたりの参加者数もどんどん増えて、1ヶ月に400名ほど集まるまでになりました。これまでに延べ、2000名以上の方々にご参加いただいています。

全国各地のクリエイターとつながる

2022年の秋頃になって、イベント参加者の方と、活動に関心を持ったという方々と、オンラインでお話しを伺うことができるようになりました。最初は東京の方だったので、直接お会いすることができ、一緒に活動することになりました。
一方で、イベントには全国各地から参加されていました。ならば、せっかくのご縁なら自ら足を運ぼうと考え、熊本、仙台、神戸、奈良、神奈川、広島とめぐり、どんどん繋がりが増えてきました。
さらには、プロのWebデザイナーとのつながりもでき、今後の展望が一気に見えてくるようになりました。

そして、法人化へ。

プロのWebデザイナーの方も入ったことで、育成する流れはできる。
一方で、案件獲得が困難でした。転職活動は、特に地方では非常に困難です。

Webデザイナーへの転職を目指す仙台の保育士さんは、基礎スキルは十分あるのに、経験不足からどの企業にも入れませんでした。
自分には、少しでもないかできることはないのか、、自分も転職のときに苦しい思いをしていたので、やっぱり人ごととは思えなかったのです。
ならばと思ってチームの「Web制作会社化」を前倒しするべく、会社員でもフリーランスでもなく、事業として生きていくと決意しました。勤めていた会社に退職願を出しました。
当日朝は、これまでにないくらい緊張していましたね。

社長に、退職理由を聞かれました。
自分が目指していること、目の前の人の役に立ちたいことを話したところ、
すごく共感してくださって、なんと
↓↓↓
・僕が正社員としてやってきた全ての仕事を立ち上げる法人の実績にしてOK
・僕の全ての仕事を法人の案件にしてOK
(=月35万円、年間420万円が定期的に予算確保されている)
・僕の全ての仕事をチームメンバーに振ってOKを提示してくださいました。
さらに、法人化のアドバイス、人材紹介、オフィスの貸し出しまで…

クリエイターの方は分かると思いますが、公開実績があるのだけでも大変ありがたいこと。法人実績が「法人できる前に」あるだけで、営業のハードルが一気に下がるのです。

いよいよ、フリーランス集団へ

ここでは書ききれないくらいの地道な活動があって、ようやく形になりつつあります。Web制作を低単価で受けることも可能ですが、案件の柔軟性や、個々人のキャリア形成の希望を考えて、マーケティング、プロダクト開発、SNS運用は実績として並行で積み上げていく。

法人名は、仕事を面白くしたい、どんな変わり者でも入れる集団ということで、「PINK FREAK」という名前を考えました。

案件獲得の体制を整えつつ、3月から順次営業活動をかけていきます。

それと、僕はチームを全面的に信頼しています。ここまでいろんな人の想いと、時間を分かち合ったからこそ、何かすごいことをなせると信じている。これからが、すごく楽しみです。



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