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続 交通違反と前例踏襲と業務改善と。

ちょうど一年前のこの道を通った昼下がり、昨日のことのように今はっきりと思い出したりもしますが、さも業務改善にかこつけながら恨み節を書いたこの記事。
覚えていらっしゃる方もいるでしょうか。

ええ、ええ、そうですそうです。端的に言うと僕が交通違反(右折禁止)をおかしてしまったというだけなのですが。

ここで「サービスとは」的なこと書いていた

1年前の記事を読んでみると、まあ、さも分かってます的な書き振りに恥ずかしくもなったりしますが(笑)それはおいといて、

本来は「ルールを守ってもらう」ことが重要なのですが、ルール把握できていない事実を知っているにもかかわらず、それを改善せず、「違反者を捕まえる」という行為が目的化しているように感じられます。

「取り締まる」という時間が2時間あったとすれば、その時間に「右折禁止ですよ」という掲示をして路上に立っていた方がもしかしたら効果的なのかもしれません。

現在の状況、ある意味これはマッチポンプであるとも言えます。

しかし、なぜこんな状況になってしまっているのでしょうか。
適正な思考が組織内にあれば、そこまで深く考えずとも「道路標識の出し方がまずいのではないか?」と考えつくようなものですが、なぜかそれができていない。この状況、どこの組織でも同じようなこと、言えませんか?

https://note.com/takuyayamagata/n/nd899e6ac3703

こんなことを書いてたんですよね。
要するに、取り締まりして捕まえることを目的として、なぜそのルールがそこにあるかを考えていない。根本を考え直そうよという意味合いを込めて、書いていたのですが・・・まあ、僕の書いた記事がきっかけでーと言うことは無いでしょうが、なんと

おわかりいただけるだろうか

なんと・・・・・

標識が増えてるwwwwww
ストリートビューの2021年11月の状況をみると・・・

標識は二つ。なんと追加されているのです。
Google mapのストリートビューでは2011年10月の状況から見ることができる(残念ながら遡ったビューが埋め込みができない。ご興味のある方は見てみてください。)のですが、この10年間数々の右折者たちがこれで気付くかもしれません。

看板つけただけでしょ?いやいやそうじゃ無い

語弊を恐れずに、率直に感じたことを書けば、標識増やしただけでみんな気付くかなあ?でしたが、これ、すごく良いアプローチだなとすぐ考えなおしました。

たぶん、ですが、この場所の取り締まりをこれまでやってきていたということは、警察には「データ」があるはずです。どんなデータかといえば取り締まり数ですよね。
それも、根拠なく取り締まりをしないでしょうから、少なくとも春夏秋冬くらいの区分けで、かつ、時間帯、そんなデータは持っているのでは無いかと推測します。

どのくらいの期間を持っているかはわかりませんが、この看板を設置した後から違反者がどのくらい減っていくのか。そのデータをとっていくとなんだか面白そうな感じしませんか?交通違反箇所の情報がオープンデータとして公開されれば、なにかしろの分析もできますし、これなんだかもっと面白そうな予感。

こういうデータを公開するといえば、なんとなく役所内では

  • 取り締まり箇所を伝えてどうする

  • そこだけ気をつけて、他の場所で違反が増えるのではないか

というような意見も出てきそうですが、趣旨を考えると別に間違いではなさそうですし、取り越し苦労な感じはしますね。
どうでしょう各地のみなさま。交通違反が多く行われる箇所をオープンデータ化してみては。

いずれにしてもすばらしいですね

いずれにしても、これまで何もなかったものが、少し動きがでて、次は検証ですね。こういう発展的、前向きな改善とかテスト?チャレンジ?に関してはもっともっと住民としても評価していっていいと思うし、また、行政も設置した結果を公表することで、さらなる改善が見込まれると感じています。

「設置した結果効果がなかったら何言われるかわからないから隠しておこう」

もしかするとこれまでの行政はこうだったかもしれません。でも、これからは

「設置した結果効果なさそうだけど、どうしたらみんなわかりやすいかな?」

くらいの勢いで住民への意見募集などを促してもいいのかもしれませんね。


オープンデータ。オープンガバメント。
大事なのってこういうところっぽいぞ。


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