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モリラボで子供達から教えられること

今年の目標はしっかりとアウトプットしていくこと!
自身への戒めのも含め、ことあるごとに、「最近アウトプットができてない!!」と言い続けていたものの、全然筆が進まず、アウトプットできない症候群になっていましたが、少しづつ「外に向けて発信したいな」という気持ちが湧いてきています。今年は、昨年よりは多く発信をしていきたいです。

発信ができない呪いにかかっていた

今回の記事の本題はとは趣旨がずれてしまいますが、なんで発信できないんだろう。そして、なんで発信したいんだろうかってことです。
この数年は、自分が置かれている立場が大きく変わったこと、特に公務員をやめたことで、「コンプライアンスの種類」とでも言いましょうか、どこまで発信していいのか自分でわからないという問題がありました。
「これは顧客にとって発信されたく無いのでは?」「これは契約違反になってしまうのでは?」こんな疑問が心に浮かび、アウトプットの障壁となっていました。一時は自身の承認欲求も相まって、とにかく外に向けて発信に半ば熱中していた僕ですが、ガラッと変わりただ作業をこなす日々に。
もう、発信ができない呪いです。のろい。
しかし、ここ最近は心境もかわり、フィットするまで時間がかかりましたが、やっと自分自身と自信を取り戻しつつあるように感じています。

子供たちとのふれあい

回復へのきっかけは、なにか大きな契約をとったわけでもなく、大きなプロジェクトを完成させたわけでもなく、地域の学生や子供達との触れ合いです。たとえば本日の話題である、地域の小学生とのふれあい。
町の教育委員会が地域の子供達向けに行っているその名も「ふれあい体験教室」にモリラボもこの数年お手伝いしているのですが、この、ふれあい体験教室が、僕の中の何かを変え始めた気がしています。
参加している子供達は、僕らが設定した課題を、見たこともない方法で乗り越えていきます。それを見ているだけで、テンション爆上がり。モチベーションも爆上がり。
ちなみに今期やった2回のふれあい体験教室はすべてGIGAスクールのiPadで実施。ただし森町はGIGA4年目でなんと端末の入替を実施しているから、「おさがりGIGA」なんですよ。教育に対しての力の入れ方に頭が下がります。
なお、モリラボには以前寄贈されたChromebookもあるんですが、所有している端末数よりも参加者が多く、教育委員会に相談した結果、おさがりGIGAを使わせてもらってます。おじさんたち、調整大変だけど、参加者が多いのはうれしい悲鳴だ(笑)

動画作成の発見

動画編集の回

動画作成のプロジェクトは、特に目から鱗でした。YouTubeやショート動画の影響なのか、子供たちの創造性が際立っているように感じます。
僕自身、動画編集が好きな方で、特に、なんとなくいい感じの映像を音に合わせるだけのシンプルな構成が好きで、かつ、編集を得意としていると認識していますが、これは、学生時代からミュージックビデオを好んで見ていたおかげだと思っています。そう、結構な年数をかけて見ていたつもりです。
一方、今の子供達はどうでしょう。子供たちは音楽に合わせた動画に慣れ親しんでおり、その経験値は驚異的です。初めての試みである今回は、とにかく動画を作ることに焦点を当てましたが、次回は更なるスキルアップを目指して、効果的な音の使い方や映像の切り方を伝えようと思っています。さらに伸びる子が出てくると感じています。

Scratchでの驚き

スクラッチの回

また、Scratchを用いたプログラミングのセッションも僕たちにとって新鮮な驚きでした。
ラボメンが作成したカリキュラムの資料を見たときは、内容が難しいのではないかと心配しました。また、周りの大人がサポートできるかどうかも不安でした。しかし、どうでしょう。実際には子供たちはどんどんと、そしてスムーズにプログラミングをこなしていくではないですか。
一部、Scrachのサイトやネットワークの不調により、トラブルがあったり、結果としてちゃんと動かない子もいましたが、それもまた良い学びの一環だと思います。

子供たちからの学び

技術を子供たちに伝えるはずが、実際には彼・彼女らから多くを学ばされました。学生や子供たちに対し地域としての期待や願いがあるものの、その願いや伝えたい技術自体、それが今の時代に合っているかは常に疑問です。
子供たちは僕たちの常識を軽々と超えていきます。
僕たちの経験を伝えることは大切ですが、彼・彼女らの可能性を閉ざさず、また彼・彼女らが技術によって傷つかないように配慮することも、僕たちの重要な役割だなーと感じるわけです。
どこまでできるか、なにができるかはわかりませんが、なんかいい感じでやりたいですね!

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