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「鬱(うつ)」を中医学で捉え、治す

僕のお客様はメンタルにお悩みを抱えておられる方が多い、というのはご存じの方もおられるかと思います。

病院に行き「うつ病」と言われたという人もおられれば病院に行くのが怖くて診断を受けていない、という人もおられます。いずれも特徴的な症状としては

抑うつ気分
不安・焦り
遠くへ行きたい・消えてしまいたい
興味または喜びの喪失
意欲の低下
自分を責めてしまう
会話や本などの内容が頭に入ってこない                   睡眠障害
食欲の減退
疲労感・倦怠感
動悸・息苦しさ
からだの重さや痛み

などというもののいずれかが見られます。

病院に行けば抗うつ剤が処方され、低下した意欲の向上や上記した意識の不調症状を緩和させたりコントロールしたりする治療が主となります。

うつの何割かは一時的なものや軽度なものであり、短期間の治療で改善するケースもあります。ただ、根本たる原因についての追求や対処がない場合で薬だけで治らないケースもあり、こういう場合は長期間の薬剤の服用による依存性や副作用、多剤併用の危険などが出てきます。事実僕のところにご相談に来られる方の多くがこれに苦しめられている方です。

辛い時にコントロールする必要性を僕は否定しませんが、安易な抗うつ剤の服用にはまったをかけたくなるのも事実です。

今回は「鬱(うつ)」というものを中医学的にはどのように捉え、治療をしていくのか、ということについて記事にさせていただきました。

長く向精神薬や抗うつ剤を飲むことによる弊害について目をつむることなく、西洋医学とは別アプローチでの改善がこれだけできるんだ、ということを希望として皆さんにお届けできれば嬉しく思います。

それでは早速お話をしていきたいと思います。

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