絵描きとしてのゴールはどこだろう。

こんにちは、TAKUYA YONEZAWAです!
突然ですが、年があけて少し時間があったので自分の過去の記事を振り返ってみていました。

そうすると、絵を描きながら仕事をする毎日を送っていた頃に書いたテキストデータが発掘されました。

発信を始めるだいぶ昔、10年くらい前のものだから、文体も全然違うけど、「このままでいいのかな?」と思いながらも続けていたあの頃のもどかしさの中でしか書けないと思ったし、今も根底の部分は変わっていないと再認識できた文章だったので掲載します。


「ゴールが展覧会になっていないか?」

学生時代の自分がまさにがそうだった。漠然と絵描きのゴールは「展覧会」であると考えていた。

一般的には、絵描きは展覧会をするものだと思われている。

だけど本当にそうだろうか?
それは誰が決めたんだろうか?

自分の作品のゴールはどこなのかを、しっかりと考えないと。

アートといっても、現代アートもあれば、公募展のような団体もある、自分の居場所はどこで、これからどこに向かいたいのか。そのゴールを明確にしていくことが、結局のところ絵を描いて「幸福感」を得られるかどうかに直結してくると思う。

今、自分の中のゴールは作品を求めて、飾ってくれる場所。

それに見合う対価をいただき、それを元にまた作品を生み出す。というサイクルが大切だと思っている。

アートはボランティアじゃない。

別の仕事でお給料をいただき、それを元手として制作をするのはもちろんいいと思う。自分もそうだ。

だけど全て赤字でいいのだろうか。

好きだからいいんだと言えばそうだけど、本心では売れたいし、作品は手元から離れて欲しいというのが親心だとは思う。でも売れないから、そういう心に蓋をしている。むしろ、別の仕事をしているという免罪符でそれを許している感覚がある。

自分は別のところで稼いだ給料を自分の好きなアートに費やしているんだ。
そこにサイクルはない。一方的消費。

アートを仕事にして生きていくためにはアートとビジネスを繋げないといけない。

アートはお金にならないから趣味でやるんだって割り切っている人はいいけど、大半の人は「いい趣味ですね」と言われるとなんだかモヤモヤするんじゃないかと思う。

それって、やっぱり絵は趣味じゃない。ライフワークだと思っているし、仕事にしたいって考えているからだと思う。


10年ほど前の当時

自分は絵画制作と、仕事がどうにもつながらなくて、でも繋げたくてもがいていた時期でした。(というかそれは3年ほど前まで続いていました。)

何が自分にとって幸福の形なのかを必死に考えていた時期だからこそ生まれた文章
なのかな、と思い、恥ずかしながら掲載してみました。

僕は、なんとか絵を仕事にしたかった。

絵画は趣味?それとも仕事?
どんなバランスが、いいんでしょうね。

きっとそれは、自分にしか決められない、でもとても大切なゴール設定だと思います。

自分にとっての幸福になれる絵画との向き合い方考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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