統一したほうがいいのはわかってる!けど、いろんな作風が描きたい皆さんへ①
評価されるには画風を統一しよう!
いろんな本とかブログとか動画を見るとこんな文章を見かけませんか?
ここには、納得もできるし概ね同意なのですが、でも、、、、
自分は画風がバラバラだ。
描きたいイメージがありすぎる。。。。
作品が評価されるためには、画像を統一したほうがいいんだろうか?
いや、でも・・・
と悩まれる方って結構多いんじゃないでしょうか。そこで、今日はぼくなりの
「さまざまな作風を描き続ける考え方」
についてをお話しできればと思います。
◻️絵柄について考えるようになった話
かくいう僕も、その一人でした。
ぼくは大学生の頃から、様々な作品を描いていました。
色々な表現方法を模索しては発表し、また模索しての繰り返し。「つたえたいこと」をどういう表現で作品にすればいいのかを模索していくうちに、さまざまな画材や素材を多用した結果、毎回さまざまな形の作品ができあがりました。
(それはそれで、気に入っていたのですが)
ですが、周りからはそうは思われていなかったようで、あるときの講評会で
「君の作品は毎回変わるね、なにが表現したいのかが見えないよ。もう少し統一感を持たせて制作するほうがいい。」と言われて
「ああ、周りからはそう見えているのか」と凹んだりもしました。
だから、ひと目見るとその人の作風だ!とわかる作品を描く人をいいなぁと思ったこともたくさんあります。ですが、僕の作風が定まらないクセのようなものは、結局今の今まで矯正されることなく、現在でも様々な作風で作品を表現しています。
▲本当に色々な作品を描いてきました。。。
そんなことを考えながら、大学も卒業して数年、その間も作品を描きながら、これからの作家活動について考える日々が続きました。考えていく中で、だんだんと複数の作風を描くための考えがまとまってきて、結果的に今は「それでいいんだ」と納得した上で制作ができています。
ここからは「さまざまな作風を描き続ける考え方」をご紹介する前にその前提となる画風統一のメリットとデメリットについて考えていきます。
◻️画風統一のメリット・デメリット
メリット
・ひと目見てその作家さんだとわかる
・ファンが応援しやすい、離れにくい
・作品が売れやすい
・安定感・安心感がある
デメリット
・新しい挑戦・冒険がしにくい
・飽きられたらヤバい
・飽きたらヤバい
正直、画風が統一されることの効果は絶大です。今売れている作家さんは画風を統一させることで、その人気が安定した人がほとんどなのではないでしょうか?応援する立場からしても、その作家さんが急に方向転換すると「今までとなんか違う・・・」となってしまうことはよくあります。それほど、統一された画風の安心感・安定感というのは作家にとってメリットがあります。
しかし、デメリットとして「飽きたらヤバい、飽きられてもヤバい」っていうのが挙げられます。飽きられるかどうかは、その時の流行や作家の独自性、マイナーチェンジ(ブラッシュアップ?)が功を奏するかによるところが大きいです。ただ、それよりも重要なのは「飽きたらヤバい」の方です。クリエイターってそもそも飽き性な人が多いです。飽きてしまったら、やはり制作は楽しくないですから、作品にもそれが現れてしまいます。なので、作家自身が飽きない工夫をすることもとっても大切になります。
◻️さまざまな作風をもつ作家のメリット・デメリット
メリット
・様々なことに挑戦できる(飽きにくい)
・絵幅が広がる
・うまくいけば作風ごとにファンがつく
デメリット
・応援してくれる方がついて来られない事がある。
・作品の幅が広いので評価が不安定
・全部中途半端になりがち
さまざまな作風で描く作家の場合、正直デメリットの方が多いです。
作風がコロコロ変わると、一定の画風のファンの方から「期待していた作風と違う!」と言われることが多いです。中には新しい作風を歓迎してくれる方もいますが、比率で言えば少数派だと思っています。
しかし!クリエイターは変化を求めてしまうのです。常に新しさを求めて表現を模索したいのです。
応援してくださる皆さん ▷ 今までの作風を期待する
作り手としての自分 ▷ 新しい作風も模索したい
この葛藤は、作品を知ってくださる方が増えれば増えるほど大きくなります。
作風変更の大きな壁は自分自身だったりするんですね。
◻️理想像はといえば
画風を統一するのにも、メリットとデメリットがあります。
じゃぁ、制作の理想的なかたちは?と考えてみると
「描きたい作品を描いて、たくさんの人に喜んでもらうこと」
となります。
自分で書いておいて、なんとわかがまなのでしょう💧笑
でも、それが多くの作家さんの願いだとぼくは思います。
そして、少しでも理想に近づくためには、、、
と悩みに悩んで、ひとつの考え方に行きつきました。
それは、、、、🤔
次回に続きます。
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