見出し画像

プロという名のプロ。


こんにちは。みなさんお元気でしょうか。
今日は1/18の平日。
しかしわたしはブログを書いてます。
そう、平日の長崎アウェイに(有休を取って)行ってきました!

福山アウェイ以来のブログですが、それを見返してみると、このとき広島に2連敗を喫して1勝10敗。
つらい、つらすぎる、と言いながらも若いハンナリーズの選手たちに希望を見ていました。

それから2ヶ月以上が経ちましたが昨日の長崎戦に勝利して9勝20敗。つまりそのときから8勝10敗。
シーズンも半分まで来て、登ってますね!

このときは、自分の全部を懸けて応援するに値するチームだと書いてます。それを有言実行すべく、初めての平日開催の遠方アウェイに参戦したという次第。

佐世保市体育文化館(たいぶん)


いやまず長崎行ってみたかっただけなんでけどね!人生初だったし、さらにレアな佐世保開催!長崎ヴェルカとは初めての対戦!平日!めちゃくちゃアウェイの中でゴーキョートハンナリーズ!するのは燃えてきますよね。

試合内容も熱かった。
2024年に入ってまだ勝てていないハンナリーズは昇格組ながら同地区で上位(6位)の長崎に勝ってあとに控えるさらなる上位チームとの対戦に弾みをつけたい。
対するヴェルカも昨年末からの連敗をようやく止め、天皇杯では惜しくも川崎に敗れたものの、レギュラーシーズンでは調子を上向けていきたい。
オールスターブレイク明け、バチバチの戦いになりました。
チームのスタイルとしては、ファーストブレイクに強い長崎と、ビッグマンが走れる京都は、どちらも早い展開を歓迎している点で似ています。

光射すラッシーとシゴデキ広報



序盤はその通り、攻守が目まぐるしく変わり、互いに持ち味を出しつつも流れを相手に渡しません。
より効率よくスコアする長崎に対して粘る京都の構図で前半終了。

しかし、後半開始早々に京都がアウトサイドに、ランニングプレーに、得点を重ねて逆転に成功。その要因に最後にゴールを許さないビッグマンたちの守備だけでなく、馬場という日本人キーマンのオフェンスファーストオプションをしっかり消していた小西聖也という存在を外せません。

とはいえ京都はフリースローが全っっ然入らずに長崎ヴェルカの選手以上にブースターに勢いをつけさせてしまいます。
いやフリースロー外すの伝染するのって確かにありますよねえ???
それでもハンナリーズはなんとか5点ビハインドで最終クォーターへ。

ビジョンはコートサイド


最下位チームのハンナリーズ。前半はまずまずのバスケットをしていても後半はきっちり締め直してくる相手に華麗にまくられるという展開がよくあったのですが、この日はついに後半逆転を見せるか。

ただ魔境・西地区で5割をキープする長崎の強さは本物です。
特に馬場はさすがのひと言。スピード、パワー、スキルどれをとっても日本人選手のレベルを超えている。KJ相手にファストブレイクから身体を押し込んできっちり決め切るシーンなどは特にそれを感じました。
この日はベテランでスタメンガードの狩俣とシューター森川が欠場だったことはハンナリーズにプラスに働きました。
それでもPGの小針はリングにアタックして効果的な仕事をしました。わたしは詳しく知らなかったんですが、実業団のJR東日本秋田(ペッカーズ)からプロ入りした選手なんですね。
またかつては西宮、奈良にも在籍し、関西のバスケファンに知られている松本健児リオンも長崎の顔となってディフェンスで貢献。

ヴェルカの顔です



終盤は長崎の方が粘る展開。いままで接戦になってもこっちのミスで勝ち星を逃したことがよくあったのですが、この日はついに接戦を制することができるか。

いや見どころありましたね!
特に小西聖也の躍動。この日も(もはや当然のように)リバウンドを次々と掴んでましたが、ここ1番のオフェンスリバウンドはもはや代名詞。テイクチャージ職人改め「小西聖也のリバウンドで酒が呑める」。
そしてこの日はディフェンス、リバウンドに留まらずベースラインから飛び込んでスコアを積み上げる。
岡田?ライト?KJ?いやそこは小西聖也。
クラッチタイムは最も確率の高いエースのセットプレーで勝負するもの。そこに絡んで得点したことはまさに成長。このポゼッションが大きかったですね。

ファールゲームとオールコートプレスを仕掛ける長崎に対してもクロージングもしっかり…
…うん、いや、まずまずかな…。
うちのエースはすぐ頭に血が上るところを相手もわかってるからこそ激しく当たってくるわけでテクニカルはいただけませんがそのあとのフリースローをきっちり決めたのでよしとしましょう(誰やねん)。
最後まで諦めない、勝ちたい気持ちが両チームにあったからこそのクロスゲームになりました。

先述の通り、またひとつ登った小西聖也は全29試合のうちスタメンは13試合目。ディフェンスチームとして起用されることが多いですが、岡田と並べることで良いフロアバランスが作れていると感じます。岡田が激しくマークされることが多いですが、そのときは岡田、小西のツーガード、またはライトがトップから展開など複数のパターンがあり、選択肢が増えて相手としては守りにくい。
今節は岡田と小西が互いにピックをかけて、ビッグマンとのP&Rの前にフラットにボールを受け渡しするシーンがありました。今後も2人のコンビネーションプレーに注目です。

接戦を制した素晴らしい勝利!


勝てば官軍や


長崎ヴェルカは創立3年目ながら最短昇格しており、だからこその数々のビッグゲームを制してきた経験は強み。選手は変われどブースターがその強みを持ち込んでおり、今回は佐世保開催でしたがその熱を感じました。

ところで長崎ヴェルカのホームゲーム参戦は初めてなのですが、ファンクラブ先行でなければチケット入手が困難と聞いて、内なる魂の声を遮って、血の涙を流しながら入会しました。(ライバルチームのファンクラブに入るなんて…)
まあファンクラブ特典は貰っとこー、とハンナリーズのオーセン着たままでファンクラブブースに乗り込みましたが「その色素敵ですね!」とお姉さんに褒められて(長崎よか…)となったとか、ならなかったとか。

ともかくホスピタリティも素晴らしく佐世保体育文化館は箱は小さくて照明が水銀灯(暗転後なかなか明るくならなかった)などクラシックな雰囲気もありましたが壇上に座席を作るなどして3000人。ヴェルカの強さは長崎に浸透してますね。

またエール交換はうちが勝ったのでこちらからはせず、向こうからあればという感じで話してて、試合後の進行状況からしても雰囲気的に今日はなさそうかなーと思ったところ、ゴール裏全体から広がるゴーキョートハンナリーズ!!
MCの方も進行を止めて待ってくれるところも。いや接戦を落としてすぐ切り替えて相手を讃えるというのはけっこう難しいですからね。素晴らしかったと思います!

最後まで熱かった佐世保会場



では試合はこのへんにして以下旅の記録。

来るまでは長崎は佐世保という名前は聞いたことあるけど長崎のどこ?上のへん?下らへん?みたいな感じだったんですが、やっぱり実際移動してみて初めてその土地を感じ取れます。今回は飛行機で行ってバスで佐世保に移動するルート。港町を感じつつ試合前はハンバーガーを食してエネルギー補給。

海見たらテンションあがりません?



佐世保バーガーってめちゃ美味しいんですよ


夜は祝勝会という名の祝勝会!(祝勝会と言いながら祝勝会じゃなかったりするのですがいや真の祝勝会ですよの意)
まるっと九州いただきました!ひたすら九州を褒めちぎる回。


翌日は長崎に電車で移動。
お天気いまいちでしたが海沿いに走るのはいいですよねぇ。
そのまま平和祈念公園、原爆資料館、眼鏡橋、出島と移動。長崎駅周辺にコンパクトに観光スポットがあるんですが半日程度でまわるのはやはり無理。長崎グルメも食べ尽くしてない!また来ます!

シーサイドライナーは車内もおしゃれ
この大きさ伝わりますか…
長崎は坂が多い
街並みはレトロなところもあり好きな感じ
出島を外から。時間なくてゆっくり楽しめず…


帰りも飛行機でびゅんと帰京。飛行機乗るといつも思いますがそこで働く人たちは本当にプロだなと。今年のお正月は痛ましい事故があり、その中でそこで働く人たちが最善を尽くした対応が賞賛されましたが、プロであること、プロらしいことについてあらためて考えさせられます。

わたしたちがその一挙手一投足に注目しているバスケット選手もまたプロ。もちろん同じひとりの人間であることは事実ですが彼我の差は何なのか。

わたしの考えるところでは、それは他者からの意識だけなのではないかと思います。どう見られているか、あるいはどう見られたいか。自分はプロだから、プロとして見られているからこそ、責務が生じたり己を律したりすることが生まれる。
わたしたちは他者に知らず知らずのうちにそれを求めているということですね。
翻って自分が何者かでありたいと思うなら、矢印は自分に向けられ、行動の源泉になる。などと考えながら今回の旅は終わり。
やはり旅には気付きがあります。

次の旅は再び九州になりそうかな?
それではまたー

共に昇る、龍の如く。

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?