見出し画像

本気の魂は老いることはない

田原総一朗さんの卒寿(90歳)のお祝い、そして新刊全身ジャーナリストの発刊記念パーティーに出席してきました。

お声かけいただいたときは、びっくりしました。

正直、「僕が行ってもいいのだろうか?」

と思ったわけですが、でも、気にかけていただけたことが、とっても嬉しくて。パブリックな場に出る時の「Tシャツにスーツ」で会場である早稲田のリーガロイヤルホテルに向かいました。


受付をすませパスをいただき、中に入ると・・・・・

もう完全に朝まで生テレビ・リアル拡大版状態。

「あの方」も、「この方」も、多数いらしてました。

右も、左も、前も、後ろも、見たことあるVIPばかりの中、とっても素敵な光景を目撃してしまいました。

僕のわずか数10センチ前で、

かつて「政敵」として有名だったおふたりが、お互いの健康を気遣いながら、にこやかに談笑されていたんです。

立場や主義主張が違っても、ここでは「人間」として笑顔と言葉を交わしている。その空気感がとっても清々しくて。

もちろん政治について僕は全くの門外漢ですから、「そうはいっても」という部分もあるとは思いますが、なんだかその空気感がとても感動的に思えた光景でした。

 そんな田原総一朗さんの新刊のタイトルは『全身ジャーナリスト』。

「大臣の椅子」まで約束された田原さんが選んだのは、他でもない言論の自由でした。

人と人として、本音で話し合おう。
暴力という手段ではなく、言論という手段で理解し合おう。
その議論の質の高さが日本を守る。

このような空気感を最前線で牽引されてきた、日本のキーパーソンです。

お立場上、誹謗中傷は日常茶飯事、脅迫、あるいは命を狙われるような物騒な話だって決して珍しくはないでしょう。否が応でも「精神の強靭さ」が求められる世界にあって、僕は田原さんと「強さ」について議論をさせていただきました。(実現したのは、田中 渉悟さんの導きのおかげです)

この対談は、僕の一生の誇りであり、我が子にも、未来の孫たちにも、そしてもちろん強さを求める皆さんに届けたい内容です。


このご縁を契機に、『潮』誌にて「スポーツ安全」について、田原さんと対談をさせていただく機会にも恵まれました。その時に特に印象に残ったことがあります。それは田原さんの射抜く質問の威力です。

甲子園の炎天下で、またその練習の過程で、高校球児たちが熱中症に襲われる。応援団も危険にさらされる。

このような状況をどうすればいいのか?僕は、熱中症予防の啓蒙、知識の共有、ルールづくり、そういったものに焦点を当ててこれまでスポーツ安全の活動をしてきました。

しかし田原さんはずっとこのように投げかけてくれたのです。

「なぜ、夏の昼間に甲子園で高校野球をやるの?」と。

それは何かしらの背景があって決められたこと。その背景を理解しようとしない限り、僕がやってることは対症療法にしか過ぎない・・・。このショックにも似た気づきは、とても大きなものでした。

「なぜ?」という問いを「どこ」にもつか?

あの田原総一朗さんと真正面からぶつかってはじめて、このテーマを得ることができたのです。

そして今回の卒寿記念で考えさせられたことがあります。それは、「年齢」について。

90歳(であるはず)の田原総一朗さんが、いざ、壇上に立ち、マイクの前で、ご自身の信念を語られた瞬間、あるいは元総理大臣と絡んだ瞬間、90歳がどこかに消えてしまうんです。

僕らの眼の前にいるのはテレビでずっとみてきた60代、いや、50代にしか見えない「あの田原総一朗氏」でした。

全身に漲る本物の迫力たるや・・・!

ずっとずっと本気で考え抜いているテーマにアクセスした瞬間、人の魂は老いることはない。あの頃のままでいられる。

その典型例を目のあたりにした気がしました。

田原総一朗さん、Wadaさん、主催や関係の皆さま、有り難き機会に心から感謝すると共に、田原総一朗さんからいただいた学びを生かして、世の中に貢献して参りたく存じます。

そして改めまして大先輩の卒寿をお祝い申し上げます。二重作拓也

PS.歴史を知れば、これからがわかる。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?