なぜサッカーするんですか?
今朝、とてもシンプルな質問を投げかけられた。
「なんでサッカーを仕事にしようと思ったんですか?」
僕はいつものように
「好きなことだから」
「好きなことをしてお金をもらえるなんて幸せなことだよね。」
そんな風に答えてしまった。
それは紛れもなく事実であるし、本音なのだけれどそのあと少し引っかかってしまった。
だからNoteに書いてみようと思った。
僕はこのコロナ禍もサッカー選手として過ごしてくる中で自分がどうやってお金を得ているのかというのを考えた。
チームに対するスポンサーをしている企業さんが撤退をしていく中で、
スポーツチームは"コロナで"打撃を受けたと言う。
しかし本当にそれはそうだろうか…。
少し考えるだけで気づくことなのだけど、
直接的に打撃を受けたのはスポンサードしてくださっている企業さんであって、
スポーツチームは当たり前のように応援されていたことに甘えてしまっていて、いざその当たり前のように受け取っていた応援がなくなった時に
その無力さに気付いたんだと思う。
だけど、気付いてもなおスポーツの価値というのを訴え続けているだけだった。
価値があるものであれば…
そのコロナ禍でも応援するべき価値がそこにあるのかどうか。
そこに目を向けた時に、自分がサッカーをしてお金を得ているのではなくて、
サッカーをしている僕を応援してくださる人たちがいるから僕はお金を得ることができているんだと再認識した。
だから、自分はもっとその当たり前に甘えていたことを自覚して、スポーツを通して価値を提供していかなければならない。
価値がないのであればそれを新たに作らなければこの先もっと厳しくなると思った。
サッカーは競技人口も多く、マーケットとしても大きいからまだなんとかなっているだけで
よりマイナーな競技になっていけばそれはより顕著に影響として可視化されていると思う。
つまり、僕は自分がサッカーをすることによって、何かを感じてくれる人たちがいて、その人たちがありがたいことに自分を応援してくれるからこそサッカーをプレーすることができているんだと思った。
だから、彼ら、彼女たちが自分のチャレンジを見て、それぞれの価値を感じ取ってもらえることが僕のサッカーをする理由であり、それを仕事にできている理由だと思う。
応援してくださる方々がいるということはとても幸せなことだと思う。
本当にいつもありがとうございます。