見出し画像

サポートしすぎることで環境適応が弱くなっていく

こんにちは。サッカー・フットサルトレーナーの梅田です。
主に小中学生のサッカー・フットサルの選手の体作りをしています。

今回は、環境が整いすぎること、サポートをしすぎることがマイナスになる!という話をさせてもらいたいと思います。

参考はこちらの記事です↓↓

ドイツの育成年代で、良い環境が整いつつあるということが書かれており、
環境の充実が選手の成長にもたらすメリットは多い反面、
同時にデメリットもあるという内容でした。

記事では、ドイツのブンデスリーグクラブ育成年代では

・コートを1面使っての練習
・フィジオ(フィジオセラピスト)による体のケアや治療
・フィジカルコーチ
・心理療法士による関わり

など、育成年代を取り巻く環境が良くなっていると書かれている中、
サポートを受けすぎているのではないかという懸念の声が出ています。

それは、現場指導者の

・選手は困難な状況でも戦えなければならない

という考えから、そう思うと書かれていました。


こちらの記事はブンデスリーグのクラブの話ですので、
スケールやレベルの違いはありますが、
育成年代の選手がサポートを受けすぎているがゆえに、環境変化に対する対応力が低いと感じることは往々にあります。

・ボコボコで砂場のようなグラウンドで練習する
・フィジオのマッサージも良いですが、きちんとお風呂にはいって自分でストレッチをする
・コーチがいるのも大事良いですが、コーチ無しで、自分たちで練習を考えてやってみる。
・すぐ「疲れた。苦しい。」と言わず歯を食いしばってやってみる

など、「今ある環境」で頑張れる選手は、環境への適応力が高く、
状況が変わっても、頑張り続けることができる
ようになります。

画像1

きれいな環境でずっと育ってきた選手は、
環境が悪いとき、環境のせいにすることがあります。

しかし、上手くいかないときに「環境のせい」ということはありえないのです。
理由は、相手も同じ環境だからです。
あるのは「その時、その環境で、最大パフォーマンスをだせるかどうか?」ということだけです。


これは決して、「ただただ厳しく指導する」「苦しいことをさせる」「選手を放置する」ということではありません。

選手にたちに関わっている周囲の大人のバランス感覚が大事になってきます。



話を戻しますが、
決して環境が整っていくことが悪、ということではありません。

・良い環境の整備
・正しい知識の伝達
・サポートの幅が広がるスタッフ体制

などは、必ずやプラスの影響をもたらします。

しかし同時に、

・選手たちの主体性
・悪環境や理不尽に対する抵抗力
・環境に順応する力

これらを高めるための、
アイデアや工夫を出し続けることは必要だと感じています。

それは指導現場だけでなく、
家庭での関わりからその意識が大事になってくるのではないかと思っています。


技術のある選手や上手い選手が、最終的にサッカー界や社会で貢献するのではなく、
最終的には人間性。
ちょっとのことで文句を言わない、
いつでも一生懸命で主体的、
自分のできることを自分からするという精神が
何よりも大事なメンタリティーかと思っています。



最後までお読みいただきありがとうございました。
面白い!良かった!と思いましたら、「スキ」や「フォロー」をしてくださると嬉しいです。

ジュニア選手の大事な時期に関わる存在として今後も精進していきたいと思います。


▼動ける身体でサッカーが上手くなるセカンドスクール!『トレ塾』のHPはこちら
▼より動ける体作りを!パーソナルトレーニングのお申し込みはこちら
▼様々なトレーニングを紹介、トレーナー梅田の『インスタグラム』はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?