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私の診断士七つ道具(後編)

こんにちは、中小企業診断士の宮﨑です。10連休から1週間が経過し、仕事と休日のサイクルが一周していよいよ日常生活に戻れたような気がします。
前回は、私の診断士七つ道具(IT系)として、
①個人名刺
②名刺プリンタ
③名刺スキャナ
④Office 365 + オンラインストレージ
をご紹介しました。

今回は、
⑤格安SIM・スマホ・タブレット
⑥プッシュ型メールサービス
⑦新聞(電子版)
をご紹介したいと思います。

⑤格安SIM・スマホ・タブレット

診断士活動では出先でインターネット接続環境が必要になることも多いかと思います。スマホとタブレットの両方で通信契約するよりも、1台のスマホからテザリング(インターネット接続共有)で接続すると良いでしょう。私は診断士活動でiPhoneとiPadを持ち歩いています。iPadには前回ご紹介したOffice365をインストールしてあるので、出先からのOffice文書閲覧もばっちりです。
スマホの契約は大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)でも良いのですが、私はMVNOのSIM、いわゆる格安SIMをお勧めします。
格安といっても無線通信設備自体は大手キャリアのものですので、通信・通話品質は遜色ありません(インターネット側の出口が違うので、混雑時に差は生じますが…)。地震などの緊急速報の受信も可能です(受信の可否は端末側に依存しているようです)。
MVNOはキャリアのような端末とのセット販売では無くSIM単体での契約が基本になりますので、端末を自分で調達することが必要です。ただ、管官房長官の「携帯料金4割値下げ」発言を発端に、今後はキャリアでも端末代・通信料の分離プランが必須となるため、MVNOのように端末は別途調達して月々通信料のみを支払う形態が日本の標準になると思います。
さて前置きが長くなってしまいましたが、肝心の「テザリング」はMVNOでも問題なく利用可能です。少し昔は、キャリアから提供された端末を流用してMVNOで使った場合に、強制的に接続先が元のキャリアのテザリング専用口になってしまいテザリング不可になることがあったようですが、最近の端末なら問題ないと思います。
実際に使えるかどうかは各MVNO事業者のヘルプページなどを参考にしてください。

⑥プッシュ型メール

今はLineやFacebookメッセンジャーなどでメッセージやり取りをすることが多いかもしれませんが、診断士活動では今でも電子メールの占める割合は大きいと思います。
メールで困るのがリアルタイム性。私はガラケー時代はキャリアの提供してくれるメール(キャリアメール。@docomo.ne.jpのような)を使用していて、これはリアルタイム型でした。格安SIMではキャリアメールは提供されませんので、代わりになるメールを探す必要があります。その場合、プッシュ型メールサービスを利用することでキャリアメールと同じようにリアルタイムで受信可能になります。
私はAppleのicloudメールを使っています。iPhoneでicloudメールを使う場合は、デフォルトの「メール」アプリでプッシュ型に対応します。
またicloudでは別名のアドレス(エイリアス)が3つも使えるところもメリットです。同じメールボックスを使いますが、外見えは別のアドレスになります。私は診断士活動用のほかに、会社連絡用と企業のメルマガ登録用に2つのエイリアスを使っています。メルマガ用はスパムが来るようになったら捨ててしまう予定です(笑)。
もう一つメジャーなメールサービスがGmailで、診断士業界ではこちらを使っている方が大多数のイメージです。iPhoneでGmailを使う場合はGmailアプリをインストールすることでプッシュ型メールに対応します。Androidの場合は、Gmailアプリを初め、いろいろアプリがあるようです。

⑦新聞(電子版)

診断士の方々は、情報源として新聞を購読されている方も多いと思います。
その中でも日経新聞を購読されている方が多いかと思いますが、私は同じ日経でも日経産業新聞(+電子版)を購読しています。
日経産業新聞は、

・経済専門誌レベルの企業情報が欲しい
・電子版も欲しい
・月額費用は安ければ安いほどうれしい
・テレビ欄は不要
・社会面・スポーツ面はネットニュースで見るから不要
・折り込み広告も不要
・土日は無くても良い
・夕刊も不要

の条件に当てはまる方にお勧めします。
日経産業新聞は企業情報が豊富です。特にスタートアップや医療系企業で他紙に無い記事が多いように感じます。また、一般紙と違って独自路線です。先月の4月2日は新元号発表の翌日で、新聞各社の第一面は「令和」の文字が躍っていましたが、日経産業新聞の第一面は以下の通り令和の文字はよく探さないと見つかりません。

日経産業新聞 2019年4月2日版より

日経産業新聞の電子版は、上記のように紙面イメージが基本ですがテキスト形式でも表示可能です。私は紙面イメージが気に入っています。一つの記事を読んでいるときに隣の記事が目に入ってきて自然と興味を持ったり、拡大縮小したりさっと指でスワイプして記事を飛ばしながら読むことが可能だからです。通勤中の電車の中など空き時間を使用し、スマホで読んでいます。
価格は月額4,000円(税込)です。なんと電子版も含んでこの価格です。日経新聞が電子版込みで5,900円ですので1,900円も違います。差額で毎月本が一冊買えますね。

以上、私の診断士七つ道具のご紹介でした。
今回もお読みいただきありがとうございました。

IT系企業に所属する企業内診断士です。