見出し画像

【何かを変えたくて旅に出た。】5日目

前回についてはこちらから。





雨の中を進む。

6/28(金)。
7:45。船上での起床です。

揺れも全く気にならず。
酒も入っていたので爆睡でした。

今日はこの航路最大の目玉であり

旅の中で1番観て見たかったもの。
この為に乗ったと言っても過言ではない
とあるイベントが待っていました。

見れるのは14:30過ぎ。
場所は外部デッキ。

外を確認すると

まぁまぁ降ってました。

雨でした。(泣)

こればかりはお天道様次第。仕方なし。
ここで現在地を確認しました。

8:00。
千葉県は銚子市、犬吠埼灯台沖でした。

顔を洗い、朝食を食べにレストランへ。

右下の焼きうどんが
めちゃくちゃ美味しかったです。

朝からバイキングも種類豊富。

がっつりいただきました。

8:30。
朝食を食べ終わった頃には
犬吠埼を過ぎて茨城県沖に。

歯を磨き、しばし外を眺めてました。

神栖市沖。
遠くにうっすらタンカーが。

9:30。
映画が上映されるとのことで
6デッキにあるラウンジ「ミコノス」へ。

再度登場船内図。
真ん中6デッキ船尾にラウンジ。

今回乗った「いしかり」、そして「きそ」には
それぞれシアターラウンジを備えており
朝は映画、夜はアーティストによる
ラウンジショーが行われていました。豪華。
※夜は2日とも観ませんでした。
 三味線とピアノ?演奏みたいな感じでした。

詳しくは太平洋フェリー公式サイトにて!

そして今回放映されてた映画は......

シャンクス。

ONE PIECE FILM RED。
なんだかんだ上映当時観なかったやつ。

感想は...まぁ...
よかったんじゃないでしょうか(笑)

シャンクスが殴られるところが面白かったです。

映画を見終わった頃には11:30。
気付けば茨城県沖を通り過ぎ
福島県沖に入ろうかというところでした。

ここで、忘れていたとある手続きを
行いにインフォメーションへ。

理由はこちら。

仙台港での一時上陸の申請でした。

この苫小牧行きは仙台を経由します。
なので名古屋→仙台、仙台→苫小牧のみ
利用する客もいるわけです。

そしてその下船、乗船の合間に
名古屋→苫小牧の通し乗船客は
数時間ですが一時下船が出来るのです。

記念に1枚貰って帰ってました。

ちなみに同意書には
・ちゃんと時間には帰っておいでよ!
・待たないからね!知らないよ!

みたいなことが書いてあります。

再乗船証がくっつきました。

手続きも終わり時刻はお昼。
レストランで昼食です。

めちゃくちゃ美味しかった。

お昼は名物?のカレーバイキング。
ナンもライスもある。
カレーは4種類。おかずも豊富。
こんなの、みんな食べるしかないじゃない!

めっちゃ美味しかったです。

デザートにフルーツポンチ(白玉マシマシ)と
近くにいた蕎麦も食べました()


ついに。

昼からは椅子に座りながら
音楽聴いたりテレビを観たり。

そして時刻は14:30。
ついにその時が訪れました。

外は小雨が降り
外部デッキもびちょびちょ。

ですが

「ここまで来てそんなの気にするか!」
と部屋に戻らず
そのまま外へ出て行きました。

この選択がこのあと悲劇を呼びます。
ここでは一旦置いときましょう。


遠くにうっすら見えてきました。

その姿はどんどん近くなっていきます。

姉妹船「きそ」がやってきました。

姉妹船とこの距離ですれ違うのは
他の路線ではなかなか無いはず。

そうです。私が見たかったのは
仙台から来た「きそ」とのすれ違いでした。

すれ違いのタイミングで
互いの船から汽笛が上がり、遠くに見える
「きそ」の乗客からも手が振られます。

「いしかり」は仙台へ。
「きそ」は名古屋へ。

見えてから約5分。あっという間でした。
その姿が小さくなっていきます。

行ってらっしゃい。
お気を付けて。

今回、このすれ違いが見たかった理由。

それは前回ご紹介した
この船に乗るきっかけとなった動画にあります。

ちなみにその動画がこちら。
旅動画はいいぞ。↓

このCAPSULE JAPANさんの動画でも
同じすれ違いのシーンがあります。

その中ですれ違う瞬間を
このように表現されています。

誰かの旅と誰かの旅が交差
「きそ」は名古屋へ
「いしかり」は仙台へ
旅は続きます

上記動画 より

初めて観た時に
この表現がぶっ刺さったんですよ。
鳥肌立つくらいに。

あの時から「いつかは乗りたい」と。

あいにくの雨模様だったけど
「誰かの旅と誰かの旅が交差」した
その瞬間に立ち会えたことが
なにより嬉しかったです。

写真撮り終わってから
一目もはばからず、泣いたくらいに。

さぁ、船内に戻ろう。
その時とあることを思い出します。

そうです。ここで悲劇が。

この時私は乗ってすぐ買った
使い捨てスリッパのまま外に出たのです。
一度部屋に戻って靴に履き替えれば
まだ大丈夫だったものを。

濡れてなかったら別によかったんですが
この時外部デッキはびちょびちょ。

ペラッペラのスリッパ。
秒で浸水。終了のお知らせです。

さらにはまぁ滑る滑る。
思いっきり転けかけますがそこは耐え。

船内に戻ってびちょスリッパはゴミ箱へ。
売店で同じものを再度買うのでした。

めでたしめでたし(めでたくないわ)



仙台上陸。たくさんぽ。

感動したすれ違いも終わり
もう少しで仙台港。
準備をしながら待ってました。

そしてアナウンスもあり
入港の準備が進んでいきます。

外部デッキからの長め
港湾地区っぽい。

定刻より10分程度早い16:30。

初の東北。仙台に上陸しました。
仙台までの下船客に混じって
私も一時下船。船をあとに。

ここからは時間制限付き。
2時間程度の仙台観光が始まりました。

でかい。

予定とルートは既に下調べ済み。
仙台駅行きのバスもありましたが乗ると
出航に間に合わないことも分かってました。
抜かりはありません。

イオンのスロープ。
長くない!?

お散歩がてら徒歩で向かいます。

歩いて約20分。到着したのは
たんや善次郎 多賀城店でした。

行ける範囲で仙台感を味わえて
ちょうど良いところ...となれば

「牛タン食っとくか!」となったわけです。

開店とともに入り注文。

ちなみに帰ればフェリーの
夕食バイキングも待ってたんですよ。

そんな中、選んだものはこちら。

極太牛たん単品とゆでたん!
それとビール!最強!

ごっつくてめちゃ美味。
しっとりほろほろ。
付け合わせのお麩は出汁ジュワッと。

めちゃくちゃ美味かったです。
本場で食った甲斐がありました。

食べた後は時間もあるので
フェリーに帰るためにまたおさんぽ。

途中で東日本大震災の爪痕も見て。

当時は中学校卒業間際。
遠く熊本にいた私は
映像でしか観たことなかった景色。

実際にこの高さの津波が
押し寄せたと思うと考えさせられます。

実は仙台一時下船で見たかったもの。

見れて良かったです。


再乗船。目指すは。

18:00。
行きと同じ20分歩いて
仙台港フェリー埠頭に戻ってきました。

でかい(2回目)

遠くから見るとやはり大きいフェリー。

かっこいい…

船体を見つつ待合所へ。
ここでソシャゲのデイリー等を
パパッと終わらせました。

なにかに乗り込むって
テンション上がりますよね。

18:20。
苫小牧行きの乗船客に混じって
再乗船しました。さよなら仙台。
また来たいです。

乗船だよ定盛~

19:00過ぎ。
出航作業が始まりました。

車両搬入用のタラップも上がり
出航の時が近づいてきます。

夜は光が多くて綺麗。

ご家族が総出で見送りに来ていて
隣にいらっしゃったご夫妻と話もしたり。

そして19:40。定刻での出航です。

仙台を出発。
ついに目指すは北の大地。
北海道・苫小牧のみとなりました。

ここでフェリー最後の晩飯です。

ビールが進む進む。

仙台から乗船した団体客が多く
少し並んでレストランに入ったら
順番に通していた関係で座ったのは
4人掛けのでっかい円形テーブル。

まぁまぁ寂しかった(笑)

相席にもならないので
申し訳ないなと思いながら(思ってない)
ゆったりいただきました。

21:30。
食後、風呂に入ってゆっくりする時間。
現在地を確認すると石巻沖でした。

また風呂上がりに。
よく飲むものがあるのは嬉しい。

フェリーにあるランドリーコーナーで
洗濯と乾燥をしていたので終了を待ちつつ。

SEED FREEDOM観てました。

乾燥が終わり、ソファに座って
外を眺めていたら日付を跨いで0:30。

フェリーは釜石沖。就寝しました。

ちょうど良い居心地でした。



最後に。

ご覧いただきありがとうございました。

長い時間船に乗っていましたが
大きな揺れ、酔うなんて感覚は
全く無かったです。びっくりしました。

名古屋で一応、と酔い止めを買いましたが
その夜に試しに飲んだだけで、起きても
船酔いは全く感じずその後は飲みませんでした。

そして念願の姉妹船同士のすれ違い。

本当に感動しました。
ぜひ動画で観ていただきたいシーンです。

仙台でも牛タン。美味かった。

次回、ついに。

ついに北の大地へ上陸します。


たくやたび、北海道編の幕開けです。

未踏の大地を東へ西へ。
各地で素晴らしい景色と出逢います。
お楽しみに!

また、次でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?