見出し画像

【何かを変えたくて旅に出た。】4日目

↓前回についてはこちらから。

ついにここからは未知の領域。
たくやたび、本格始動です。



夢がここからはじまるよ。

6/27(木)。
旅は4日目。今日は移動日。

大阪を離れてついに旅程が進み始めます。

アラームできちんと7:00に起床。

8:00。別れを惜しみつつ出発しました。

JRを使って難波に着いたら
徒歩で移動しすぐ近くの近鉄難波駅へ。

地下ホーム。
なんだかテンションが上がります。

ここから目指すは名古屋
特急券はチケットレスで既に事前予約済み。
これも言わば「伏線」です。
このあとすぐ。回収します。

久々にこのタイプの切符を買いました。

乗車券を追加購入して改札を通過。
お土産と飲み物を購入し乗り場へ。

「ビスタカー」
いわゆる2階建て車両です。

目的の列車が来るまではホームに入る
いろんな列車を眺めながら待ってました。


いざ、名古屋へ。

そしてついにその時が訪れます。

やっぱりみんな写真撮ってました。

今回の旅のコンセプト
「今しか出来ないこと」
その①です。

名古屋へは近鉄が誇る
「特急ひのとり」
こちらに乗って移動しました。

まずはこの列車について少しご紹介。

これまでにないくつろぎを、特急に。
移動時間を、くつろぎの時間へ。
「くつろぎのアップデート」をコンセプトとした、
これまでにない移動空間をもつ特急です。

特急ひのとりHP より

近鉄難波↔︎近鉄名古屋を約2時間で結びます。
新幹線のに比べれば移動に時間はかかれど
そんなデメリットなんてすぐ吹き飛びました。

芽衣、特急ひのとりだよ…

ホームに入った瞬間に思わず
「おぉ...すげぇ...」と息を呑むほどの
深い艶感のあるメタリックレッドの車両。

そして今回はプチ贅沢を。
追加で900円を生贄に!
プレミアムシートを特殊召喚!

ラグジュアリーとはまさにこのこと。

先頭、最後尾車両のみのプレミアムシート。
その中でも単独(1人)座席は14席のみ。
なんとか確保しました。

車両自体も他より少し目線が高め。
中に入るとクリーム色を基調とした
高級な空間と大きな窓。眺望抜群。

これは名古屋に着いて撮った
先頭車両。

座席は通常のシートタイプではなく
バックシェルタイプのシート。
東北・北海道新幹線などで営業されている
「グランクラス」の座席と同じタイプです。

これはすげぇです。

座って驚き。
めちゃくちゃリクライニングします。
しかもこのタイプはどれだけ倒しても
後ろに迷惑がかからない仕様!倒し放題。


そして時刻は10:00。

大阪を離れ、名古屋へと出発しました。

大阪上本町、鶴橋に停まった後は
津まではノンストップ(だった気がします)

これはブレブレの津です。

途中で車両後方のデッキスペースへ。
※写真を撮り忘れたので公式サイトにて(泣)

キーホルダーとカラビナ。

ひのとりグッズの自販機が置いてあり購入。
(車内限定?のハンカチも買いましたが
それは北海道のお土産でお世話になった方に。)

最近よくあるやつ
ICカードをピッするタイプ。

無料のロッカー完備。
キャリーケースを引いてたので大助かり。

まもなく名古屋というところ。

そしてついに!近鉄名古屋到着!

芽衣、名古屋だよ…

初めての名古屋。

最高でした。

特急ひのとり。めちゃくちゃ凄かったです。
通常料金にプラス900円で
この座席乗れるのは魅力的。お得です。


また乗れるチャンスがあれば
絶対に乗りたいですね。

これはマジでおすすめです。乗るべし。

ちなみに私はこの動画を拝見して
今回「乗ろう!」と決めました。宜しければ。
travelgeekさんの動画です。



初の名古屋。選んだ昼飯は?

名残惜しくも改札を通りJR名古屋駅の方面へ。

平日でしたが賑わってました。

待ち合わせの目印としても有名な金時計。

時刻は12:30を過ぎたところ。
お昼の時間です。

次の移動は夕方
時間はたっぷりありました。

となれば食べたいものは選び放題。
多少並んでも「無問題ラ!」ということです。

食べたいものはたくさんありました。
味噌煮込みうどん、味噌カツ、天むす
味噌おでん、手羽先、あんかけスパ......

人より「そこそこ」食べると定評のある
私でも、さすがに全部食べるのは厳しいです。

となれば「どれにしよう?」
地元の人、観光客、サラリーマン。
たくさんの人が行き交う駅を歩き回ります。

そして私、覚悟を決めて行列に並びました。

選ばれた昼飯は.........

こちら!


ひつまぶし!!!

【まるや本店 JR名古屋駅店】にて。

実は、今まで食べたこと無かったんですよね。

他の名物も魅力的でしたが
最後は美味そうなビジュアルが決め手。

それなりのお値段しましたが
「お、ねだん以上。」の体験が出来ましたね。


興奮を抑える為におさんぽ。

食後は名古屋駅付近をウロウロ。

銀時計もあるのを
この時初めて知りました。

したにも関わらずナナちゃん人形を
見るのを忘れてました。なんたる失態。
というか足が長過ぎて遠目から
「あれだ!」って確認出来なくて見つけれず。

そしてまさかの名古屋でも
北海道のアンテナショップに遭遇。

ここにも。

ですが、今回の遭遇はなんだか納得が
いってしまったと言うかなんというか。
(別に都市圏にはあるだろそりゃ。)

当然のようにいるくまモン。

さらに名鉄百貨店では地元のゼリーを発見。

ひとしきりウロウロした後は休憩。

コーヒー。

その後、「ついでだオラァ!」
名古屋土産などを購入して目的地に。

分かりにくいですが、名鉄百貨店内にある
バスターミナルに向かいました。

「バスターミナル」と、書いている通り
乗るものはもちろんバス。

しかし、これは「目的地を目指すバス」
という訳では無く、あくまでも目的地を
「目指すためのものに乗りに行く連絡バス」
なのでした。


我ながら意味不明な言い回しですね。
めんどいですね。

乗ったバスがこちら。

※もう答えは出ちゃってますが
 まだ...そういうことにしておいてください。

まじまじと、この名前を見た瞬間
「ついに乗れるんだ...」と思わず口にしました。

動画でしか見たこと無かった名前。
予約はもちろんしてたけど、実感は無く。
ようやくここで実感が湧いたというわけです。

この時はまだ少しバスの到着まで
時間があったので待合室に居ました。

平然とした様子で待っていたつもりですが
心の中は興奮で踊り狂ってましたよ。

バスが到着。
「そこ」に向けて出発します。

滞在時間は少しでしたが
名古屋、とても良かったです。
今度来るときは
名物の食い倒れでもしたいですね。


ついにその時が。

バスは港湾地帯を目指して走り、
約40分後、目的の地に到着しました。

始めに乗船手続き。
到着した時には既に乗船もスタートしていたので
ほとんど並ぶことなく受付。
ネット予約だったので確認などのみ。
乗船券等を受け取り、徒歩での乗船なので
そのまま2階の乗船口へ。

ついにご対面です。
今回乗ったものはこちら。


でっっっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!


そうです。答えはフェリーです。

今回は
太平洋フェリー「いしかり」で
北の大地、北海道・苫小牧を目指しました。

航行距離はなんと1330km。
所要時間は40時間。2泊3日。
※距離、時間共に国内最長です。
 画像はwikiのものを拝借。

幼少期、大阪に住んでいた際に
熊本に帰省する際に別会社の「さんふらわあ」
(の別航路)に乗った記憶はあったのですが
フェリー自体、きちんと乗るのは初めて。

芽衣、いしかりだよ…

旅を振り返りながら書いている今でも
改めて本物を目にした瞬間を思い出す度に
鳥肌が立ってしまいます。今も立ってます。

出航まで約1時間。
ひとしきり船体を眺めた後、いよいよ乗船。


入ってすぐ開けた吹き抜けのエントランス。
船内は車両等を載せる下部区画を除けば
全部で3階建てでした。(5、6、7デッキ)

売店、大浴場などの前を抜け、
今回泊まる部屋へ。

ミニタオルと使い捨てスリッパは
売店で買いました。

予約したのは「B寝台」
いわゆるカプセル系の区画です。
この部屋を選んだ理由はのちほど。

外部デッキからの
名古屋フェリー埠頭。

まもなく出航の時間ですが
ここで船の説明でもしておきましょう。
抜粋するので詳しくは【公式サイト】にて。

まずは太平洋フェリーについて。

太平洋フェリー
・名古屋-仙台-苫小牧間の定期航路を運行。
・現在は「いしかり」「きそ」「きたかみ」の3船体制。
 基本的には
 「いしかり」「きそ」が名古屋-仙台-苫小牧間の直通便
 「きたかみ」が仙台-苫小牧間の折り返し便
 を担当している。

wikipedia より

次は今回乗船した「いしかり」について。

太平洋フェリー「いしかり」
・現船で3代目。就航は2011年3月25日。
・東日本大震災時は東京での内覧会中。
 仙台フェリーターミナルが被災した影響で
 就航が延期されたが、暫定運航再開に伴い就航。
・全長は199.9m、全幅27mで国内最大級のカーフェリー。
・定員は777名、乗用車は100台搭載可能。
「エーゲ海の輝き」をコンセプトに
 きらめく青い空と海・白壁の家々をイメージした船内。
・“やさしく、楽しく、新しく“をテーマに
 乗り心地向上のための防振対策やバリアフリー設計となる。

wikipedia、太平洋フェリー公式サイト より

船内の写真は興奮し過ぎて撮り忘れました()
詳しくは公式サイトや後からご紹介します
YouTube動画をぜひご覧ください。



出航。目指すは仙台、北海道。


広い。

荷物を置き、外部デッキへ。

でかいファンネル(煙突)です。

時刻は18:30。
その時が刻一刻と迫っていました。

そして19:00。定刻での出航。
2泊3日、40時間にも及ぶ
1330km、国内最長の船旅がスタートしました。

この時ふと聴いていたのはこちらの曲。
【夢がここからはじまるよ/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】

直近で遅ればせながらどハマりした虹ヶ咲。
その中でもめちゃくちゃ好きな曲です。

踏み出そうよ New Stage  きっと大丈夫だよ
誰より知ってる 願いは叶うよ!
新しい明日へと
さぁ 夢がここから始まるよ

夢がここからはじまるよ 歌詞 より

踏み出す誰か、いや、「あなた」の
背中を押してくれる名曲です。

この旅行中、何回も聴いてました。
そして聴く度に旅程を進む私の背中を
後押ししてもらいました。

虹ヶ咲。いいぞ。


待ちに待った晩飯とその後。



ついに出航。

と、ここでとあることを思い出します。

「夕食、20時までだった!!」

外部デッキを後にしてレストランへ。

今回は全食バイキング付きのプラン。
食券を持って行って入る形です。
ちなみに現地で食券を購入、も出来ますが
全食食べるならプランをセットにしたほうが
圧倒的にお得だったので事前予約で付けました。

乗船手続き時に貰いました。

バイキングは種類も豊富。
アルコールは現地で購入するスタイル。

今見るとめっちゃ茶色。
だが、それが良い!

まだ北海道に入ってませんがそこには
サッポロクラシックが待ち構えていました。

「此方も飲まねば...無作法というもの...」
当然、いただきました。美味しかった。

お腹いっぱいでレストランを出て現在地を確認。

中部国際空港(セントレア)まであと少し。

混む前に先にお風呂へ。
大浴場は広く、めちゃくちゃ快適でした。

最強。

風呂上がりは売店で見つけた
クラシックと牛タンジャーキーを
船内各所にあるくつろぎスペースで。

ゆったりとした時間が流れます。

静かなエントランス。

時刻は気が付けば23:00過ぎ。

太平洋に出て日付が変われば
まもなく御前埼灯台沖というところ。

めっちゃ座り心地が良くて
ここにいる時間は多かったです。

共有スペースにいた人も少なくなり
オットマン付きの椅子へ。快適快適。


今回の船旅について。


「そういえば電波は?」
とお思いの方もいるかと思います。

結論から言えば
「場所を選べばなんとか入る時間は多かった。
 ただ、X (旧Twitter)を見るのが限界かな。」
というのが私の端末での感想でした。
※あくまで個人の感想です。
 端末、回線等で差はあるかと思います。

まず、「場所を選べば」について。

これについてはこの時は進行方向左舷側。
簡単に言うと「陸側」のことを指します。

泊まった場所は右舷側でしたがほぼ圏外。

陸側の窓がある場所であれば
なんとか繋がるかな〜、ぐらいでした。

次に「時間」についてです。

基本的には陸地をある程度
沿って航行する形みたいだったので
「場所」さえ良ければなんとか...

というのも流石に厳しい場所がありました。

それは「津軽海峡沖辺り」です。

6/29 7:30頃の地点です。

青森、下北半島の尻屋埼灯台沖を通過すると
苫小牧までは、ぽっかり陸地から離れます。
そのあたりについては
(この航路では朝方から苫小牧が近づくまで)

「流石に無理かw」という印象でした。

ちなみに以前は船内で使える
Wi-Fiのサービス(有料)もあったのですが
5月ごろに廃止されたみたいです。
(それでもなかなか繋がりにくかったらしい)

でも、当然の如く動画を
ストリーミング再生するのは無理。
なので私は観ようかなと思ってたのを
あらかじめ事前にDLしてから乗り込みました。

暇な時間が多いだろうと思い
結構な量を入れましたが
私は結果として、ほぼ観ませんでした。

入れて行くのは暇つぶしにおすすめ。
私の場合は外を見ながら
ボーッと音楽を聴いていたのでその影響かと。
(音楽も事前にDLしてました。)

最後は「価格など」について。

航路、乗る期間と選ぶ船室で前後しますが
今回「B寝台」で「全食バイキングプラン」にして
名古屋→苫小牧で約18000円でした。

この船には「S寝台」という区画もあり
少し悩みましたが結果としては今回はB寝台に。
理由としては設備の差です。

S寝台はB寝台に比べて
・TV (ただしBS)が備え付け
・寝室に少し高さがある
・上下の区画割りではない

というようなところでした。

個人的には寝る以外はほぼベッドではなく
船内の椅子に居るだろうと思いましたし
TVはあってもそんな観ない。
と考えてました。実際にそうでしたね。

ここは個人差あると思いますが
私は「B寝台」で十分だなと感じました。
ご参考までに。

あと、バイキングを数食利用するなら
全食付くプランがお得だなと思いました。

今回名古屋→苫小牧で全5食。
船内で全て購入すると7500円。結構します。

今回は期間としては「A期間」の運賃(多分)。
バイキング無しでB寝台は通常14700円。
バイキング付きで今回は17700円。
(web予約での割引もあったかもしれません)


...ほら!お得でしょ!(計算を投げ捨てた顔)

というわけでした。
詳しくは【公式サイト】にて(2回目)



今回、この旅程にした理由。

なぜ、フェリー旅にしようと思ったのか。
それは以前観たYouTube動画がきっかけでした。

それがこちら。
CAPSULE JAPANさんの動画です。
こんな旅行記()よりも船内の様子が
詳しく撮影されておりますので
お時間あればぜひご覧ください。

観ててあまりにも魅力的で
「いつかは乗りたいなぁ」そう思ってました。

そんな時に訪れたチャンス。
【旅程編】でお話しした旅のコンセプト。


「今しか出来ないこと」
「長旅でしか出来ないようなこと」

となれば……

「これはもう、乗るしかないだろ!」と。
「今しか出来ないこと」その②です。

「このフェリーに乗るために今回この旅程を組んだ」
そう言っても過言ではないです。

そしてこうなれば大阪→名古屋の移動で
「特急ひのとりも乗れるじゃん!」
トントン拍子でした。

こうして旅程候補③が完成したのでした。



夜も更けて。

話がめっちゃ脱線しましたね。

そんなこんなでゆっくりしていた私も
気が付けば日付変わって28日に。

布団に入り、長い1日を終えるのでした。


最後に。

ご覧いただきありがとうございました。

めちゃくちゃ長くなりましたが
ついに名古屋へ移動。
そして北海道に向けて出発しました。

特急ひのとりも最高で。
フェリーも快適すぎて溶けるようでした。

ただ、フェリーの中はもっと
写真撮ればよかったと本気で後悔しております。

次回はこの船旅での最大の目玉や
おさんぽタイムもあります。

また、次でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?