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パオパオチャンネルから自分らしい生き方を学んだはなし🐘

今日は英語教育のこと関係ありません。

自分が教育者でありたいと思うのは何故か,どんな教育者でありたいかという根本の信念を,大尊敬するパオパオチャンネルさん(特にぶんけいさん)からの学びとして考えてみた話です。

私が「人生において、お手本にしている人」を聞かれたら迷わず「ぶんけいさん」と答えるでしょう。

(お二人を貶めるような意図を持った文章は一切ありません。しかし,全体を通してパオパオチャンネルのお二人に対する私の個人的な解釈に基づいた文章であるため、ご本人様はもとより,二人を愛する全てのパオちゃんずの皆様に不快な思いをさせてしまう可能性があります。不本意ですが、その場合は大変申し訳ありません。)

パオパオチャンネルとは

パオパオチャンネルは@小豆(以下、あーずー)とぶんけい(以下、ぶんけいさん)の二人と(パオゾウという1匹のゾウ)からなるYouTuberです。ただ2人は「コンビ」ではなく「ユニット」です。「踊ってみた」のイベントで踊り手の二人が組んだ一時的なユニット。

元々は別の道を一人一人歩んでいたのに,いつの間にやら「コンビYouTuber」みたいになり,本来それぞれがやりたかったことができていないということで,2019年5月をもって活動休止に入りました。

その後1年8カ月の月日を経て「再合流」し,春夏秋冬の年4回タイミングで3日間連続で動画を投稿することに。しかし、2022年4月をもって、活動終了となります。

パオパオチャンネルさんの個別の動画の話をしていると一生終わらないので,「とりあえず何も考えず笑いたい」「童顔で可愛い系の女の子が好き」「細身の綺麗系な男性が好き」「踊ってみたが好き」「aikoさんが好き」「浅野いにお先生が好き」「焼きリンゴ作りたい」「マックが好き」「ケロケロケロッピが好きor嫌い」「卵焼きが好き」「花粉症つらい」「YouTubeの本場アメリカの動画が観たい」「ぬいぐるみの洗い方知りたい」「来年こそ家で花見したい」「おばあちゃんのおにぎりが食べたい」といった方は是非観てみてください!

パオパオチャンネルとの出会い

自分がイギリス留学しているときに,年末年始に1週間会いに来てくれた当時の彼女(今の妻)がパオパオチャンネルをオススメしてくれました。

童顔で丸顔な妻はそんな妻の顔が好きな僕に「多分@小豆ちゃん好きだよ」と言ってパオパオチャンネルを教えてくれました。

妻の言葉通り僕はあーずーの可愛さとキャラクターにどハマりし,忙しい大学院生活の中の束の間の休みにはとにかくパオパオチャンネルの過去動画を見まくりました。

最初はとにかくあーずーが可愛くて動画を見ていた自分ですが,何本も動画を見ていくうちに効果音,字幕,カットなど全ての編集をぶんちゃんがやっていることを知り,その演出能力の高さ・ワードセンスにどんどん惹かれていきました。

(僕から見えてる限りの)ぶんちゃんの生き方がしっくりきた

こんなことを言ったらぶんけいさん(とパオぞう)には失礼かもしれませんが,パオパオチャンネルの「センター」はあーずーです。

ぶんけいさんはパオパオチャンネルの動画全てを通して,あーずーの魅力を最大限に引き出しています。また,いつでもあーずーの挑戦を心から応援し,あーずーを心から祝福し,あーずーを支えます。

「応援」「祝福」「支える」といった言葉は,自分じゃない誰かを「主人公」としている感じがあります。少なくとも僕は気を抜くとそういう感覚になります。

教員採用試験で「子ども達の成長を支えたいです」「子どもの成長をともに祝福します」などと口にするのはとっても簡単で,僕はそういった言葉に,というか言葉の軽さに,度々違和感を抱いてきました。

「子どもは成長するとして,あなたは何をするの?」

と。

でも,あーずーを応援し,祝福し,支えているぶんけいさんはパオパオチャンネルの「センター」ではなくても,ぶんけいさんの人生の主人公ではあると,(一ファンとして)断言できます。

パオパオチャンネルとの出会いの時期には自分もぶんけいさんの凄さになかなか気づけませんでしたが,知れば知るほどぶんけいさんは人生を主体的に生きて,スキルを磨き,人を愛し,人に愛され,伝えるべきことは伝え,そして当たり前のこととして他の全ての人をその人の人生の主人公だと言ってくれます。

教師・教育者という仕事はどんな場でも「センター」ではあり得ないと思います。学校では児童・生徒が「センター」です。大学も,研究では自分がセンターであり得ても,授業・学生指導のフェーズでは間違いなく学生が「センター」です。教育系の研究者であれば研究においても「センター」は学習者(あるいは現職の先生などの教育者)でしょう。

僕が今やっている大学教員という仕事は基本的に学生の成長を「応援」し「祝福」し「支える」仕事です。僕は学生時代,その仕事に自分が満足できるか不安にも思っていました。つまり

「その仕事,主人公自分じゃなくない?それってちょっと嫌かも」

と思っていたわけです。

でもパオパオチャンネル内外のぶんけいさんを見て考え方が変わりました。

学生達は大学という場で「センター」であっても,僕の私の人生の「主人公」ではない。

もちろんあーずーの磨いてきた絶大な魅力があるのは大前提ですが、主人公として自分の人生を生きているぶんけいさんだからこそ,あんなにもあーずーを輝かせることができるのだと思います。

そしてもう一つ大切なことは,ぶんけいさんにとってあーずーが輝かせたい相手であるということ。(勝手にぶんけいさん本人談みたいに書いてしまっていますが,多分否定されることはないはず...)

ぶんけいさんは映像制作会社の社長もしていて,映像制作を通してメッセージを伝えるクリエイターさんです。

パオパオチャンネルでは「演者」としての顔が目立ちますが,パオパオチャンネルの動画の編集も含め,ぶんけいさんは「作り手」としてより濃い(?)顔を持って生きていると思います。

そんなぶんけいさんだからこそ,あーずーのような魅力的な「演者」を輝かせたい訳で,きっと誰でも彼でもに同じ熱量で同じことはしないでしょう。

それはちょうど英語教師であり英語教師教育者である僕が,英語を学びたいと思っている学生や,逆に英語に苦しめられている学生、そして何よりこれから学校現場に立つ英語教師に対して愛情を注ぎたくなることと同じことのような気がします。

「こんな人を応援したい」という想いがあるからこそ,そのための力を磨く必要があって,その時その時の最大限の力で支えるべき人を支えるのです。

そうなるためには,自分が「センター」ではなくても人生の「主人公」ではある必要があります。

そして,「センター」達を全力で応援できる,心から祝福できる,自分らしく支えられる,そんな人生を送ることができれば,僕は僕の人生の「主人公」であり続けられるだろうと思います。


また最後に忘れてはいけないのは,ぶんけいさんはあーずーを支えると同時に,あーずーに支えられてもいるということです。

「センター」達を輝かせる人生の「主人公」としては,輝かせたい「センター」が居てくれること,彼ら・彼女らが輝こうとし続けてくれることはとても重要なのです。

自分の人生の主人公として自分らしく生きる。
その結果、センターが輝く。成長する。それがまた自分にも還ってくる。

職業は全然違うけど、そんな生き方が良いなと思わせてくれたぶんけいさんとの出会いに心から感謝しています。


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