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No Book No Life

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読んだ本の感想を綴ります。
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記事一覧

別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ

ことの始まりは凪良ゆうの『汝、星のごとく』。これで小説にも凪良ゆうにもどハマりした僕は、…

かくいたくや
7か月前
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星を編む

※ネタバレを多分に含む記事です。 本屋大賞2023を受賞した凪良ゆうの『汝、星のごとく』に続…

かくいたくや
10か月前
17

正欲とニンゲン

僕は普段「自分に起きるすべてのことには意味がある」と思って生きている。本当かどうかはわか…

かくいたくや
10か月前
24

汝、星のごとく

久しぶりに小説というものを読んでみた。 2022年に出版されたこの作品は、2023年に数々の賞を…

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僕らはもっと“演じる”を学ぶ必要がある|物語思考

僕らはもっと「演じる」を学ばなければならない。僕はそう思った。 と『熟達論』書かれていた…

26

『熟達論』が代弁してくれた“言語化のジレンマ”

僕は為末大さんの発信が好きで、本も昔に何冊か読んだことがあり、今回新しい本を出版されたの…

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24歳、M&Aを考える

僕は以前、三戸政和さんの著書「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門」を読んで、「会社を買う」という選択肢に興味を持つようになった。 その本はタイトルの通りサラリーマンに会社を買うことを薦める内容で、当時の僕は「会社を買う」なんて考えたこともなく、そんな選択肢が会社員に、それも300万円であるのか、というところに驚いたのを覚えている。 そこから数ヶ月経ち、まだ興味を頭の片隅に残していた僕は、今回、高橋聡さんの著書「起業するより会

ChatGPTが書いた本が微妙だった

今話題のChatGPTが書いた本を読んでみた。 読んでみて思った率直な感想を綴り、加えて、今後…

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“労働者の国” x “消費者の国”|ドイツと日本のハイブリット生活

ドイツに来た頃から僕のフィルターに引っかかっていて、ずっと読みたいと思ってたけど後回しに…

49

人類にプログラムされた生存に必要な感情の存在

・・・ 今回はこの本。前回読んだ『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出…

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なぜ僕らは稼げないのか。なぜ副業を始める前につまづいてしまうのか。

・・・ 日本の経済悪化とともに2010年代から叫ばれ始めた副業(複業)。最近は大企業にとって…

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社会はフェアでも実力主義でもない。“錯覚資産”で殴り合うジャングルだ。

・・・ 本著のメッセージはタイトルにもある通り「人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で…

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全てのヒントは“今”にある

・・・ 羊飼いの少年がピラミッドにある宝物を見つけるために旅をする物語。 旅の道中でふと…

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作品を鑑賞するのか、コンテンツを消費するのか。

・・・ これが非常に面白かった。 時代の変化につれて、人々のコンテンツの見方が変わってきているというのが書かれていて、それを皮切りに「人々の価値観」「社会」「時代」の変化について言及している本だ。 本書ではZ世代の若者に行ったインタビューの内容が要所要所で引用されていて、その価値観の変化が窺えるとともに、作品の作り手や作品を届ける人たちの意見も引用することで、あらゆる観点から思考するきっかけを与えてくれる。 さらに、「なぜ僕らは倍速再生で映画を見るのか」「10秒スキッ