見出し画像

本の紹介107冊目『知的生活習慣』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介するのは、
外山滋比古さんの著書『知的生活習慣』です。

この本は、『思考の整理学』の著者が、
日々の生活における知的生活習慣について
綴った一冊です。

現代は日々情報が溢れており、
会社での仕事やプライベートの時間など、
時間を自分のために使えなかったりする人が
多いと言います。

この本を読むことで、
人生ではとても大切な知識・心体の
習慣を学ぶことができます。

【著者の外山滋比古さんについて】

著者は評論家でエッセイストです。

東京文理科大学を卒業後、
『英語青年』編集長を経て、
東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授などを歴任しました。

また専門の英文学をはじめ、
日本語、教育、意味論などに関する評論を多数執筆しています。

著書に、『思考の整理学』『「読み」の整理学』『ライフワークの思想』(以上、ちくま文庫)、
『知的創造のヒント』『忘却の整理学』(筑摩書房)など多数あります。

【日記をつける】

著者は若い頃から日記をつけ始めて、
それから今日に至るまで毎日日記を
書いているといいます。

また、「日記をつけるのは1日の決算をするようなものである」とも言っており、
まずは朝に計画を立てて、それを夜に
反省しながら明日へと繋げていくことが
大切だと学びました。

基本的には、毎日日記を書くことは、
朝に予定表を作成するからこそ意味があるので、
それらを夜に決算として綴るのだといいます。

そして、夜に振返りとしての日記を
効果的にするためには日常的にメモを
する習慣が大切です。

著者は、日々30-1時間程度の散歩をするようにしていて、よく思考しながら歩いていると
アイディアがふと思いつくのだといいます。

なので、まずは朝から1日の予定表を立てて、
それを決算する意味で日記を書くこと、
そして日常的に思考をメモしておいて、
それと同時に日記で振り返ることが大切だと学びました。

【「なぜ」「どうして」を考える】

著者は、日常的にただ知識を得るのでなく、
学んでいく中での疑問点などを
「なぜ?」「どうして?」と何度も
思考することが大切だといいます。

それは、知識を得てそれを活かすための
本質追求をするためです。

日常的に、知識を得たり新たな経験をしたら、
そこでの疑問・腑に落ちないことを
何度も深掘りして言葉として
本質を追求していくことが大切だと学びました。

【仕事は食前】

著者は、食事を摂る時間次第で仕事の
パフォーマンスは変わるいいます。

また人間の性質として、
朝、昼、晩の順番で集中力が
高くなるので、特に朝方の食事が大切であり、
著者は朝食を抜いています。

なので、朝は金、昼は銀、夜は鉄、
さらに遅くなれば石の時間になり、
石の時間は頭を使うことに全く向いていません。

そのため、朝食を抜いて、
午前中のパフォーマンスを高めて、
1日2食で粗食をすることが大切なのだと学びました。

【最後に】

本書は、『思考の整理学』の著者が、
日々の生活における知的生活習慣について
綴った一冊です。

現代では、学校教育の指導法が「知識を蓄えること」にフォーカスされており、
ただ学問を学んでそれを知識定着させている人が多いです。

そこで、本書を読むことでどうすれば
学んだ知識を日常で活かせて、かつ心身ともに
良好な状態で日々を過ごせるかの習慣を
学ぶことができます

イギリスのことわざで、
「習慣とは第二の天性である」との言葉があります。

それくらい、習慣とは大切なことであり、
先達の知恵を学び、それらを習慣化していくことで人生をよりアップデートさせることができます。

これからの時代では、より知識を得てそこから
本質を追求して日常で活かしていく大切です。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?