映画の紹介203本目 『ファーゴ』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『ファーゴ』です。
この映画はジョエル・コーエン監督の作品で、
借金返済のため偽装誘拐を起こしたのがきっかけで凶悪殺人事件へと発展してしまうミステリーサスペンスです。
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【ジョエル・コーエン監督について】
監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画プロデューサーです。
ニューヨーク大学映画学科を卒業し、サム・ライミ監督「死霊のはらわた」(81)などの編集に携わります。
84年、弟のイーサンとともに「ブラッド・シンプル」を脚本・監督、インディペンデント・スピリット・アワード監督賞やサンダンス映画祭グランプリを受賞し、幸先のいいスタートを切ります。
その後もイーサンとコンビで作品を撮り続け、カンヌ国際映画祭で「バートン・フィンク」(91)がパルムドールと監督賞、「バーバー」(01)で同じく監督賞を受賞。
07年の「ノーカントリー」でアカデミー作品、監督、脚色賞の3冠に輝きました。
【あらすじ】
舞台は1987年。
ミネソタ州ミネアポリスで自動車販売店営業担当のジェリー・ランディガードは、多額の借金を抱えていました。
苦境を脱するために妻ジーンの狂言誘拐を企み、販売店の社長を務める裕福な義父のウェイドから8万ドルの身代金をせしめる計画を立てます。
ジェリーは自社整備工場のメカニックであるシェプから紹介された、カールとゲアという二人のチンピラとノースダコタ州のファーゴの酒場で打ち合わせをし、身代金を山分けすることとして、さらに販売店から持ち出した車を仕事用兼報酬の一部として引き渡します。
途中、前々からウェイドに持ちかけていた巨額の投資話がまとまりそうになり、金が手に入るので誘拐は不要になったと二人組に伝えようとするジェリーでしたが連絡がつかず、また結局のところ投資話はジェリーの思惑通りには進まず、ウェイドに利益をさらわれる形になったため、そのまま狂言誘拐は決行されることとなるのでした。
ジェリーの家に押し入ってジーンを誘拐し、車の後部座席に身柄を押し込んだ二人組でしたが、ナンバープレートをつけ忘れていたことから、アジトへ向かう途中のブレーナードの路上で警ら中の警官に停車を命じられた際に、停車した車内からゲアが警官を射殺します。
さらに偶然にも彼らの凶行現場を目撃した走行中の若者二人も追いかけて殺害してしまいます。
翌朝、ブレーナード警察署署長 マージ・ガンダーソンが臨月の身を押して殺人事件の捜査に乗り出すのでした。
殺害された警察官がメモしていた車の特徴から、車が目撃されたモーテルを探し出し、そこで二人組と行きずりの関係を持った女達から人物風体を聴取します。
また、そのモーテルから発信された電話がシェプ宛てであること、シェプの勤務先が犯罪に使用された車の所有ディーラーであることから、マージはジェリーの元を訪ねます。
車の盗難被害は無いかと訊くマージに対し、その場を取り繕うジェリーでしたが、その態度が彼女に不信感を抱かせます。
ジーンの誘拐については、犯人は自分を窓口として指名してきている、という狂言でもって、ウェイドに誘拐犯からの伝言を伝えるジェリー。
警察に行くというウェイドを押し留め、金を用意するように説得するのですが、ことが大きくなった腹立ちからカールはジェリーに対して報酬の引き上げとして、8万ドル全額を要求しラストへ向かう物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
人生の悲哀を表現しており、『罪と罰』にもある様な悪行したら必ず罰が当たるこの世の原理も学ぶ事が出来て、全体的にコメディ、ホラー、サスペンス要素があって楽しめました。
とてもオススメの作品です!
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