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コミュニティマネージャーのためのコミュニティスタート

先日 #TABIPPOコミュマネゼミ がスタートしました。

2ヶ月間、5回の講義や講義間の課題・コミュニケーションを通して、コミュニティマネージャーとして必要な素養を身につけるコミュニティ。

参加者のコミュマネとしての学びや経験の保証はもちろんのこと、運営としても卒業生には「TABIPPO認定コミュニティマネージャー」としてお仕事をお願いすることができるという"仲間集め"の企画でもあります。

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DAY1ではPeatix CMOの藤田さんを講師に招いて「これからの時代のコミュニティの価値」についてお話し頂きました。そのときの内容や感想についてはゼミ生たちがnoteに残してくれているのでこちらのマガジンをぜひ読んでみてください。

\ちょっと告知/

現在募集中の #TABIPPOコーヒーゼミもぜひチェックしてみて下さい

DAY1~数日を経過しての気づき

今回のnoteでは、DAY1のキックオフから数日を経過しての気付きや学びについて書いていきます。

①運営は場作りに徹してあまり介入しない
②ホラクラシーをつくらない、フラットな運営
③コミュマネにもタイプがありそれぞれの存在価値を認める

講義ではゲストの方々の存在感が圧倒的すぎるので、日々のnoteでは僕やTABIPPOが考えていることやコミュニティ運営に関するノウハウを少しでもご提供できればと思います。

①運営は場作りに徹し、あまり介入しない

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これはオリエンテーションで使った資料なのですが、コミュニティにおいて運営から提供するものは全体の50%程度ですという内容。某Rクルート社の格言を使わせて頂きました。

メッセージとしては、提供される機会や学びだけではなくて自分たちで余白をマネジメントしながら、自分たちでいいコミュニティを作っていってくださいねということ。

参加者から運営に対する期待値をコントロールしたり、こちらから約束する範囲をお互いに明文化して共通認識を持っておくことで「どこまで自由に動いていいのか」という不安がなくなると考えています。

「自分たちで何かを動かしたり新しいプロジェクトを生み出してコミュニティを作っていかないといけないんだ」という意識と「この範囲であれば自由に動いたり主体的に提案を出していいんだ」という心理的安全性を担保する上で、運営としてやる範囲、参加者の主体性に任せる範囲をお互いに握っておくことが大切です。

結局、「コミュマネゼミ」というコミュニティを創りあげるのね!今日のオリエンで分かったことがこれでした!習いながらやろうぜってことで最高!

ある参加者の方が感想で書いてくれていたコメントなのですが、全員が参加者であると同時にコミュニティを作っていくコミュニティマネージャーであるということ。初日からこういう共通認識のもとでスタートを切れたのは非常によかったです。

※実は毎回のゼミでは「コミュニティマネージャー枠」として1~2名の人に運営サポートをお願いしているのですが、今回のコミュマネゼミではそういう役割は置いていません。「全員コミュマネ体制」へのチャレンジです。

②ヒエラルキーをつくらない、フラットな運営

「宗教感のないコミュニティにするためにどうしたらいいか?」という質問が講義で盛り上がりました。答えとしては「ヒエラルキーをつくらず、フラットに運営をする」というもの。

運営⇔参加者、参加者⇔参加者の間での上下関係や主従関係を無くし、お互いがフラットに接することができれば中央集権的な宗教っぽいコミュニティは避けられると。宗教には教祖が必要なので。

対等な横のつながりとは、両者が歩み寄ることによって生まれ、そのためには、やはり心理的安全性が不可欠。そして、ここコミュマネゼミには、入った瞬間から、というか、入る前から安心感どーん。今思えば、あれが心理的安全性が保障されているってことか〜なんて。(しかも、募集の時点でそれが確信できた!)

こちらも参加者からのコメントですが、自己開示や他者理解によってお互いが歩み寄ることが大切ですね。

そしてもう一つ、ヒエラルキーについて思うことがありました。

それは「ゲスト⇔参加者の関係はヒエラルキーでいい」ということ。

ゲストは参加者よりも経験やノウハウが豊富で、ある種「座学的な学び」を与えてもらうことが役目。むしろ頭を下げてでも教えを請いたいと思えるようなゲストを揃え、一時的に強いヒエラルキー状態を作ることによって担保できる心理的安全性もありそう。常にフラットで誰からもリードしてもらえない、全て自分で決めないといけないという環境もかなりストレスです。

ゲストは、コミュニティ内でずっと影響力を持ち続けることのない一時的な存在ですので、たとえ圧倒的なヒエラルキーが生まれたとしてもコミュニティの運営において政治力や権力を発揮することはありません。

③コミュマネにもタイプがありそれぞれの存在価値を認める

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コミュニティマネージャーには4つのタイプがあるということで、このようなタイプや特徴をお互いが認め合うこともフラットなコミュニティをつくる上で大切なポイントです。

DAY1が終わってからは、自分がどのタイプなのか?というコミュニケーションが生まれたり、ストレングス・ファインダーをやろうという動きが生まれたりしています。また「参加者個人個人の自分なりの役割をつくる」という取り組みも始まって、全員がなんらかの居場所や役割を持つことができたはず。

それぞれが自分の役割を果たし、お互いに穴を埋め合ったり良さを認め合うような関係性が作れれば、フラットな関係を作れるのではないでしょうか。

ダニエル・キムの、結果を求めるならまずは「関係の質」から作ろうという言葉にもあるように、いい関係をつくるにはそれぞれの個性や特徴を認め、コミュニティ内での存在価値や存在意義を見出す必要があります。

まとめ

DAY1ではコミュニティの価値と、コミュニティを作っていく上での最低限の知識や考え方について学びました。

参加者のみなさんがハイスペすぎて1を聞いたら10を理解する人たちばかりなので、少しのヒントでたくさんの活動がアクティブに動いていて非常に良い状態です。

これから少しずつ、温度差やコミット差が生まれてくるのがこういうコミュニティではあるあるのパターンなのですが、そういったコミュニティの特徴も認めた上で、全員が共存して自分なりのペースで自分なりの価値を見いだせるようなコミュニティをみんなで作っていければいいなと思います。

各自が自分の強みや特徴を活かしながら、足りない部分や抜けている部分をカバーし合って、全員で最終日を迎えられればと思います。

最後に

こちらのマガジンではコミュマネゼミ生たちが日々の学びや思考をアウトプットするnoteがどんどん追加されていきます。コミュマネゼミが気になっていたけど参加できなかった・・・!という人はぜひマガジンをフォローして頂ければと思います。

またゼミの卒業生に対してコミュニティマネージャーとしての仕事を依頼したい!という方がいらっしゃればぜひご連絡頂ければと思います。


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