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継続にはやる継続とやらない継続があるという話

やる継続とやらない継続

継続には2種類あると思います。
「やる継続」と「やらない継続」です。

やる継続は、例えば「毎日文章を書く」や「2日に1回ランニングをする」などです。
毎日とは限らないけど、定期的に何か同じことを行うことです。

対して、「やらない継続」もあります。
例えば、「禁煙」がこれにあたります。
禁煙とはタバコを吸わないことです。言い換えると、タバコを吸うという行為を「やらない」ことが禁煙です。

これも毎日とは限らないけど、定期的にある行為を禁止することが「やらない継続」と言えそうです。

やらない継続の難しさ

個人的な感覚なんですが、「やらない継続」は「やる継続」に比べて、少しネガティブな行為な気がします。

「やる継続」と同じように何かを改善したくてやっている継続なはずなのに、どことなく後ろ向きな行為の気がするのです。そしてモチベーションを保つのが難しい。

この感覚はおそらく、達成感から来ている気がします。

「やる継続」は何かを行う行為です。やるたびに達成感が得られます。
この達成感は、「合計で300km走った」とか「100日連続で記事を書いた」など、これまでの積み重ねで考えるとさらに達成感が得られます。

このプラスの積み重ねが達成感につながり、それがモチベーションに繋がります。
「やる継続」は前に進んでいっている気がするのです。
自分自身がパワーアップしている感覚があります。

対して、「やらない継続」は、何かを禁止する行為です。
「やる継続」を「動」よりな継続とすると、「やらない継続」は「静」よりな継続です。
達成感が薄いのです。「やる継続」に比べてパワーアップしている感があまりない。

見方を変えると「やらない継続」も「〇〇日間禁煙を継続できた!」と考えれば、継続日数の積み重ねを達成感のように感じることができるかもしれません。

ですが、そうは言っても、元々が静的な継続です。
なので、「やらない継続」は「やる継続」よりも達成感がどうしても薄くなってしまうように感じてしまいます。

その結果モチベーションの維持が難しく、断念してしまう。

やらない継続は何かをやらないということを続けるだけです。
一見すると、やる継続より難易度が低そうです。

そのはずなのに「達成感」という観点から考えると、モチベーションの維持が「やる継続」より難しい。

「やらない継続」の方が実は「やる継続」よりも続けるのが難しいのではないかなと思った次第でした。


私は今まさに禁煙中です。禁煙をして3週間が経ちました。
改めて禁煙の意思を曲げないためにこの記事を書いたのですが、逆にタバコが吸いたくなってきました。。。

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