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「自己責任と言う言葉の罠」


こんにちは、TAKUYAです。


今日は、「自己責任という言葉についての罠」とう事について話していきます。


よくビジネス本やスピリチュアル本で
「すべて自分の責任として考えよう」という言葉がありますよね?


ビジネス本では、
「自分がこんな状況を作り出しているのだから、それを人のせいにせず、責任を持って改善しなさい。」とよく言われます。


スピリチュアル系でいうと、
引き寄せの法則などがそうです。


「この状況は全部自分で引き寄せているんだ。」という考えです。


スピリチュアル系もビジネス系も表現は違えど、言っていることは同じです。


こういった言葉をそのまま受け入れてしまうと、大きな問題があります。


責任というのは、必ずしもどちらかだけが100%悪いということはありません。


逆も然りで、相手だけが悪いわけでも、自分だけが悪いわけでもありません。


「ここまでは自分の責任だけれど、ここからはあなたの責任です」と、きちんと切り分けることが大事です。


よく「自己責任」という言葉を使って人のせいにするなと言われることがありますが、
その言葉を言いながら相手に責任を押し付けているパターンが多いです。


上司が

「言い訳をするな」
「お前の責任だから責任を取れ」
「自分の責任にしろ。他責思考はダメだ」

と言うことがありますが、
そういう人は自分の責任を取っていないことが多いです。


もし他責思考がダメなら、
上司も「自分の責任でこういう問題が起きた」と言わなければならないのに、
「お前の責任だ」と人のせいにしているのです。

これはおかしな理論です。

### 自己責任の過剰な信仰と問題点



スピリチュアル系では極端なことを言うことがあります。


引き寄せの法則もそうで、モヤっとしたものを利用して極端なことを言っています。


例えば、飛行機事故や不慮の事故が起きても「それは自分が引き寄せているんだ」と言う人がいますが、それは違います。


飛行機事故は整備不良や小さなエラーの積み重ねで起きるものであって、乗っている人の責任ではありません。


それなのに自己責任という言葉で縛られて、宗教的になっているのです。「全部君の責任だ」と。これはスピリチュアル系の暴走です。


これを受け入れてしまうと、本当に苦しい生き方になってしまいます。


そして、このからくりを知っているズル賢い人たちはそれを利用します。


例えば、自責志向が身についている人に対して、「自己責任だから」と言って責任をなすりつけてきます。


そういう風に洗脳されてしまった人は、「そうだ自分が悪い」と思いながらも、心のどこかでモヤっとする経験をしているはずです。自分もそうでした。


だから、責任は必ず切り分けて考えるべきです。どこまでが自分の責任なのか。


例えば、仕事でミスをしたときに、確かに本人が確認を怠ったことが問題ですが、上司も上司でちゃんと確認をしなかったり、指示を明確に出さなかったりする責任があります。

責任切り分けて考えることが大事です。


これができないと、全部自分が悪いと思い込んでしまい、苦しくなります。


上司はそれを利用して、「それは君の小さなことの積み重ねをしなかったミスだから、人のせいにしないで改善しなさい」と言って責任から逃れます。


こういったからくりに気づくことが大事です。


自己啓発本は言い切ることが多く、スピリチュアル系もそうですが、現実に即していないことがあります。

### 自責志向と嘘の分離


自己責任という言葉や、自責思考を無意識に信じ込んでしまうと、頭が働かず、自分が悪いと思い込んでしまいます。これには気をつけてください。


とにかく自己責任と言う言葉は、支配する側や人を利用する側にとって都合が良いのです。



特にHSP(Highly Sensitive Person)の人は狙われやすいので、嘘を見抜く知識を学んでほしいです。


上司などに注意されたとき、「ここは自分が悪かったです。でも、これを聞いていなかったので、今度から同じことが起きないようにルールを明確にしてください」と言って、お互い気をつける理論で対処しましょう。


本当に自分が悪いときは別ですが、極端な話をしているわけではありません。ここら辺はちゃんと考えてください。


みんなが突っ込まない部分で、これがモヤモヤの正体です。


「自責思考」「責任を持って」という言葉はかっこよく聞こえますが、相手の悪い部分まで責任を持つ必要はありません。


アドラーの課題の分離の概念と似ていますね。アドラーのこの部分は好きですが、「うつ病はない」と言うのは理解できませけどね笑


今日はここら辺にしておきますね
読んで頂きありがとうございました。

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