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【新米パパ経営者の日常#4】お金がないと心が貧しくなる

おはようございます!元警察官で経営者1年生のたくやです。

今年も残すところあと2日となりましたね。みなさんにとって2021年はどんな年でしたか?

私の2021年を一言で表せば「変化」に尽きます。本当にライフスタイルや考え方が180度変わった年だったなと思います。

特に今までまったく心配してこなかったお金に対する考え方は本当に変わりましたね。やはり毎月安定して給料が入ってこないという事実が、収益を安定させれてない自分にとっては時間が経つごとにボディーブローのように効いてきました。

そこで今日は、この1年で一番痛感したお金に対する考え方について書いていきたいなと思います。

▪️「お金を稼ぐ」ということ

お金に関して、公務員時代から大きく変わった感覚がまさに「お金を稼ぐ」ということです。

公務員の12年間の私の感覚は、とりあえず試合会場に行けば給料が貰えてバッターボックスに立つ必要はないというものでした。とにかくベンチに入ってることに意味を見出してました。(今思えば本当に愚かで恥ずかしい考え方だと思います💦)

でも独立してからは、それじゃだめ。いかにバッターボックスに立って、いかに結果を残すか。結果を残した者(お客さんに夢を与えた人)だけがお金を握りしめて会場を後にすることができるんですよね。

私の場合、クラウドファンディングを使った輸入物販事業をメインとしているので、必然的に「いかに多くのサポーターに応援購入してもらうか」を考えていかないといけません。

そのためにはプロジェクト開始日までにプレローンチからSNSを使った宣伝等で事前にしっかりと準備を行わなければ、そもそも認知すらされません。

どんなにいい商品で、どんなにストーリー性があったとしても、認知されなければ意味がないんです。

このあたりの考え方、つまり「どうやったら人にお金を払ってもらえるのか」ということと、それを達成するための事前準備や導線なんかを考えたことは今まで一度もありませんでした。

また、こういった導線や方程式を考えることがこんなにも楽しいんだということにも初めて気付きました。

この考え方を決して早くはないですが、遅くもない30代で身につけることができたのは、この1年の1番の収穫なんじゃないかなと思います。

あのまま65歳まで公務員を続けて、65歳からビジネスをやろうと思ってもおそらくついていけてなかったかなと思います。まぁ所詮は「たら、れば」ですが。

▪️ あれ?全然お金がない

2商品目の「PIONEER除湿石」で1000万円を超えるプロジェクトを達成することができたのですが、これがその後の事業運営に大きな影響を及ぼすことに。

その後、東京ギフトショー(10/13〜10/15)に出展したことで小売店バイヤーや卸会社と繋がることになり、たくさん発注をいただくようになりました。

ギフトショー前にある程度の発注を見込んでメーカーから数百個輸入していたのですが、その在庫がすべて売れる事態に。

もちろん何もわかってない私はこの事実に大いに喜びました。ただ実際にはこれが大きな落とし穴に。

手元の在庫がなくなり、その後も予約注文が多く入ったことにより、新たに数千個単位で再発注をかけたのですが、その年の費用が約数百万円。(このあたりの金額を公表すると原価がわかってしまうのでご了承を)

一回の発注で数百万円が手元から無くなり、その間ももちろん事業に必要な固定費はかかるわけで、手元に在庫がないから収益を上げることもできない。

おまけに忘れた頃に委託先の配送会社から前月分の請求が届き、ついに「あれ?お金がない」という状況に。

そこでようやく「黒字倒産」という4文字を初めて意識し始めました。改めて物販における資金繰りの大切さを、身をもって痛感。(現在は銀行から融資を受けたことで一旦は危機を脱しました)

▪️ お金の心配から精神が不安定に

前置きが長くなりすみません。ここからが本題です。

前述のとおり、資金面で大きな不安を抱えていたことで、会社設立後も収益が読めず、ギリギリまで役員報酬を決めることができませんでした。(会社設立後、3ヶ月以内に役員報酬額を決めないといけません)

収入の柱がPIONEER除湿石一本であるにも関わらず、在庫がないことから販売もできず売り上げを立てることができなかった為、生活費のほうに大きな影響を及ぼすことになったのです。

一応ウチは夫婦共働き世帯で、妻は現在、2ヶ月に一度の育児給付金を頂いてますが、そのお金は可能な限りアテにしないようにしています。

なので事実上はウチの会社の収益だけて生活しようというのが私の最低限の覚悟ではあるのですが、それもかなり厳しい状況となったのは否めません。

この状況となってから初めて気付いたのですが、人は経済的余裕がなくなった時にもっとも真価が問われます。私の場合、自己肯定感というか自信みたいなものを一気に失ってしまった感じでした。

些細なことにイライラしてしまい、「とにかく働かないと!」と言う焦りからか家族にも八つ当たりしてしまう始末。

妻が優しさから、私が毎朝担当している朝食作りや毎晩の食器洗いも「私がやるからいいよ」と言ってくれたことに対して、「お金も稼げないし、家のこともやらないし、ろくに育児もしない。だったら俺、この家に必要ないやんか!」と言ってしまったり。

この時思いました。人生はお金がすべてじゃないけど、金がないと心が貧しくなるんだと。

ただこの事実を悲観的には捉えておらず、むしろ今は原動力にしています。

現状に満足し、成長することを止めればすぐに頭打ちになること。サラリーマンではなくなった今、収入の柱が1本であることは極めて不安定だということ。お金が無ければ叶えられない夢がたくさんあるということ。

この事実に気づけたことは、激動の1年にあって1番大きな収穫となりました。

独立後、ずっと「なぜ、お金を稼ぎたいのか?」というセルフコーチングに対して答えることはできなかったけど、今ならなんとなくだけど言える。

「他でもない、家族を幸せにするためにお金を稼ぐ」

だからこそ2022年は結果にこだわった1年にする。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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