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入社直後から賞与(ボーナス)が支給されるように人事制度を改善した話

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。

皆さんの会社では賞与はどのように支給されますか?賞与に関わる制度は会社によって様々で、年棒制で賞与はなしということもあれば、年収内の賞与の割合が高い会社もあったりします。COMPASSでは、先日の人事制度改定のタイミングで、MBO目標の達成度と連動して年に2回賞与を支給することにしました。

さて、ここで課題として上がってきたのが賞与の支給対象となる資格です。COMPASSでは現在採用を強化しているということもあり、多くの新しい仲間が増えてきています。また、副業や業務委託として稼働していたメンバーが正社員になるということも増えていました。こうしたケースを想定して、なるべく皆がモチベーション高く仕事に取り組めるように、賞与の制度を改定しましたので紹介させてください。

賞与を入社時期に関わらず期間按分(日割り)で支給

結論から書くと、賞与を入社時期に関わらず期間按分(日割り)で支給することにしました。これによって入社直後のメンバーも賞与の支給対象となります。
改定前後の差分を説明すると、改定前の制度は次のようになっていました。

上半期の賞与は4月〜9月を査定対象期間として12月に支給します。支給対象者は該当期間にフルで在籍していたメンバーでした。例えば、5月1日に入社をしたメンバーは対象期間の約80%ほど稼働していますが対象にはなりません。これを以下のように改定しました。

5月1日入社であっても支給額 × 勤務日数 ÷ 営業日数と期間按分をして賞与を支給します。もちろんこれが6月でも7月入社であっても賞与の支給対象者となります。


期間按分(日割り)は休職者にも優しい

ここまで主に中途入社のメンバーに対して書いてきましたが、期間按分は休職をするメンバーにとっても良い仕組みです。例えば、育児休暇。COMPASSは教育の会社ということもあり、育児休暇を希望するメンバーには、性別を問わず、ぜひ取得して欲しいと考えています。賞与が期間按分になることで「いつまで働ければ支給対象になるだろう?」と、変に計算する必要もなく、休みに入りやすくなりました。


改定までの思考プロセス

正直に言えば、初め私は期間按分をして賞与を支給することに対して少し違和感がありました。それはこれまで私が勤務してきた会社が査定対象期間の全てを稼働していることを条件にしていたところばかりだったからです。「賞与というものはそういうものでは…」という先入観を持っていました。しかし、会議の中で以下の議論となって考えを改めました。

・制度設計としては目標に向かって頑張りやすい制度に。入社してすぐ賞与の対象に自分も入っているのであれば、早く戦力になろうと気持ちが向かいやすいのではないか。

・制度はなるべくシンプルに。在籍1ヶ月以上など案も考えられるが、それだと「◯日前に入社しておけば…!」という気持ちになる人も出てきてしまう。そうであれば、わかりやすく期間按分にするのが良いのではないか。

一般的に対象期間の全てを稼働していることが支給条件になりやすいのは、入社から戦力になるまで一定の期間が必要になるからだろうと思います。COMPASSでは、既に経験豊富なメンバーの転職が多いこと、業務委託や副業からの正社員転向が多いことを考えると、入社直後から戦力になっていることも珍しくなく、目標達成にインセンティブの働く一貫性のある制度設計を重要視すべきと考えました。


まとめ

以上、入社直後から賞与(ボーナス)が支給されるように人事制度を改善した話でした。今回の改定は、支給対象の垣根をより拡げる為のものですが、より貢献度の高い人に深く還元する為の制度も合わせて設計していくつもりです。そちらについても完成すればnoteで紹介したいと思います。

最後にお決まりのものを。COMPASSでは引き続き採用活動を積極的に行っています。応募意志が明確でなくとも、カジュアル面談からスタートすることも可能ですので、少しでもご興味があればご連絡を頂けると嬉しいです!

COMPASSの公式noteもありますので宜しければご覧ください。


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