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ストレングスファインダーの結果を可視化してオンボーディングに活用する

こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。

COMPASSでは、新しいメンバーを迎え入れるときは入社から最初の3ヶ月間が会社に定着し活躍してくれるかどうかの分かれ道であると考えて、オンボーディングプログラムの運用・改善に日々取り組んでいます。私はオンボーディング期間の重要なテーマの一つに、お互いの得意・苦手分野を理解し、背中を預け合える関係になることがあると考えています。この相互理解を促進する為に、ストレングスファインダーの結果を可視化し、オンボーディングに試験的に活用した話を紹介させてください。
※最後に可視化用のスプレッドシートのテンプレートをつけています。よろしければご活用ください

ストレングスファインダーとは

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上記は私のストレングスファインダーの結果です。このように34の資質に対して上位から下位まで序列がつきます。

例えば、私の最も上位の資質は学習欲です。学習意欲が高く常に向上することを考えます。その次に自己確信。リスクを冒して自分の人生をコントロールする自分の能力に自信を持っています。ただ、上位の資質は全てが強みに出るわけではなく、盲点が裏返しとして存在します。学習欲であれば、学ぶことを重んじる価値観を他の人に押し付ける傾向があります。

逆に私の下位の資質は共感性です。これは自分を相手の状況に置き換えて相手の感情を察するという資質です。その次に包含。これは輪から外れている人に注意を払い輪に入れようと努力する資質。総じて人間関係構築力に関連する資質が下位に集まっており、これらが私の成功の妨げになるそうです。

人間関係構築力の資質が下位に集中しているのはマネジメントに携わる人間としてどうなの?と残念な気持ちになることもありますが、自身の苦手領域を認識しておくことがまず重要です。人は誰しも得手不得手があります。ストレングスファインダーの診断結果を通じて、自身の得手不得手を認識することによって自己成長に繋げることができます。また、他者の得手不得手を理解することによって相互に補完しあいチームとしての相乗効果を生むことができるようになると考えています。

※ ストレングスファインダーはクリフトンストレングスにリブランドされたそうです。詳しくは公式HPをご参照ください。

ストレングスファインダーの結果を可視化

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ストレングスファインダーの結果をチーム全員でスプレッドシートにまとめて可視化したものがこちらです。こうして一覧にしてみると特徴があって面白いです。

COMPASSは教育の会社ということもあり、学習欲に強みを持つメンバーが揃っています。このチームでは全員が上位の資質です。一方で、教育への情熱やビジョンによって人が集まっているからなのか、競争性(他者と比較をして努力をする)が下位の資質となっているメンバーが多いです。ここはCOMPASSのカルチャーがよく出ていると感じます。

人によって得手不得手が違うこともよくわかります。例えば、着想(新しいアイデアを考える)が下位の資質のメンバーもいれば、最上位のメンバーもいます。ちなみに、この2人は分析思考の資質では上位と下位が逆転します。こうした資質をお互いに理解しあえていれば、チームメンバーとしてお互いが苦手を得意で補完しあうような動きがとりやすくなってくるのではないかと考えています。

得意・苦手分野を紹介しながらの親睦会

歓迎会

ストレングスファインダーは同じ資質であっても、人によってレポートの内容が変わります。以下は個別化という資質の例です。同じ個別化なのにここまで内容が違うのは興味深いです。

・Aさん
生まれながらにして、あなたは、 他の人が見落としがちな、人に関する事柄を理解します。 あなたは人の際立った独特な振る舞いに引き付けられます。 あなたは通常、すべての人の独自性を大事にします。 あなたは無意識のうちに人の大小の相違点を識別します。

・Bさん
あなたは本能的に、 人々が目標を達成するためにはどんなことでもやるべきであると考え、そのように駆り立て、導き、ときにはそれを要求します。 あなたが前面に出て権力を行使しようとするとき、ほとんどの人はより良い方向に進むようにあなたに後押ししてほしいと望むでしょう。

こうした内容を「この部分は合っている。私はこういう弱みがある。」「ここは逆に合っていない。私はここが強みです。」のように、お互いに自己開示をしながら会話します。仲間の新たな一面が見つかって率直に面白いですし、なによりも「◯◯さんはこういうリーダーシップのスタイルが合っていそうだ」「△△さんに仕事を依頼するときはこういう点を工夫しよう」のように、業務ですぐに活かせるような発見もあります。

先日は新しいメンバーの歓迎会を5名でやって、趣味などを含めたカジュアルな自己紹介とストレングスファインダーを使って仕事の得意苦手を話して、ちょうど2時間ぐらいでした。各々ご飯を食べたりしながら自由に参加をして、とても満足度の高い会となりました!

まとめ

以上、ストレングスファインダーの結果を可視化してオンボーディングに活用した話でした。この取り組みはまだ社内でもチーム単位で行っているものですが、個人的には手応えを感じており、全社的に拡げていくことも考えたいと思っています。フルリモートの中で社員数が増えている状態なので、チーム横断で相互理解の補助として活用できそうです。新しい働き方に合わせたオンボーディングの仕組みを構築していかないとですね。

また、COMPASSでは引き続き採用活動を積極的に行っています。応募意志が明確でなくとも、カジュアル面談からスタートすることも可能ですので、少しでもご興味があればご連絡を頂けると嬉しいです!


最後に、診断結果の可視化で使用したスプレッドシートのテンプレートを公開します。資質ごとの定義のメモ書きや序列の数値に対する自動書式設定などが入っていますので、よろしければご自身のマイドライブにコピーしてお使いください。お役に立てると幸いです。


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