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【2024年最新版】高単価の仕事が取れる動画クリエイターになるための教科書

動画編集のスキルを身に付けた!

だけど・・・

仕事をどうやってとって良いかわからない・・・
安い単価で仕事に終われる日々を続けたくない・・・

などなど、動画編集のスキルを活かしきれていないクリエイターのあなたへ


動画クリエイターはもっと稼げる!

結論から言うと、動画編集はこれからもっともっと稼げます!
なぜなら、企業にめちゃくちゃ求められているから。
でも、、、
ただ動画編集のスキルを身につけるだけでは稼げません。。。

このnoteでは、

・具体的にどうやったら企業案件の高単価な仕事が取れるようになるのか?がわかる(3万とか5万円のちょっとした副業レベルのノウハウではなくもっと本質的な部分です)

・近い将来AIによる動画編集作業の代替に、動画クリエイターはこれからどう進んで行けば良いのかがわかる

・動画クリエイターが生き残るためのマーケティング思考が身につく

大きくこの3つの価値を提供しています。(このnoteの内容は随時更新していきます)

そして、動画クリエイターのためのマーケティングの知識は、随時追加しながらブラッシュアップし、このnoteにすべて集約していきます。

タイトル通り、教科書として使って欲しいからです。
なので、動画クリエイターにとって必要なマーケティングの知識・情報はこのnote一冊で事足りるようになるでしょう。


さて、このnoteはどんな内容のnoteなのか?ということはこちらの目次をご覧いただけたら大まかにわかるんじゃないかなと思います。↓

目次を見てこれは興味があるなと思っていただけたらお読みください。


はじめに・・・

もしかするとこれと似たようなグラフは見たことがあるかもしれませんね。この画像のグラフの通り、動画広告市場はこれから伸びて行きます。

このデータは広告市場ですが、当然広告のみならず動画市場全体の市場規模も大きくなっていきます。
そしてそれに伴い、動画に詳しい『専門家』も必要になっていきます。

動画編集を仕事にしようとしている方は言わば動画の専門家。
『専門的なスキル』を持っていると認識してください。

それにこそ価値があり、そこに企業はお金を支払うのです。

しかし・・・
なぜ動画編集のスキルを身に付けたのに仕事が取れないのでしょうか?

なぜ安い単価で受注し、数をこなさなければいけない状態になっているのでしょうか?

それは『需要がある企業に見つけられていないから』です。

ところであなたは現在『動画クリエイター』として情報を発信しているでしょうか?

自分から情報を発信していかなければ、残念ながらお客さんから見つけられることはありません。

露出度を高くしなければいけないんです。
考えればあたりまえのことですよね・・・

でも実際に、その当たり前のことに気付かない方が経営者の中でも多くおられるんです。

こと『動画クリエイター』は、たくさんいる動画クリエイターの中に埋もれてしまっている状態なんですね。

このnoteでは、そんなくすぶっている動画クリエイターのために、

『企業から見つけられ、高単価のお仕事を取っていく方法』

をお伝えしていきます。

そうすることで、世の中にもっと価値を提供することができます。
と言うことは結果的に、もっと稼げるようになると言うこと。

『動画黄金時代』

申し遅れました、僕は動画マーケティングの専門家の奥拓也と申します。

今特にWebマーケティングの需要が高いので、中小企業や個人事業主に対してマーケティングのコンサルティングをしたり、外部企業に役員として入ったりして改善を図ったりしています。

そんな僕がなぜ今回、動画クリエイターに向けてnoteを書こうと思ったのか?というと、実は僕自身2013年、副業として動画編集を勉強して少しやっていたことがあったんです。

でもまったく仕事は取れないし、末端の単価の低い仕事をちょいちょいするくらい。

だから嫌になってやめちゃったんです(笑)

その当時は、動画を積極的に使う会社は珍しい方でしたし、あっても大手企業が大手広告代理店に発注するのが一般的でした。

でも今は違いますよね。

小さな会社でも動画を積極的に活用し、仕事もめちゃくちゃ溢れています。

単純に市場での需要が大きくなっているという事ですね。

そんな環境になった今、僕は考えました。

マーケティングのスキルと動画編集のスキルを組み合わせたら市場に大きなインパクトがあるのではないかと。

そして、動画クリエイターの方に対して大きな価値を生み出せるのではないかと思いました。

この『動画黄金時代』に求められている仕事だと思ったんです。

そして実際、僕のクライアントには業種を問わず、動画を活用することを提案し成果を出しています。

そんな『成果のでる動画』を市場は求めているんですよね。

ということは、市場にとって『価値のある存在』をアピールできれば仕事はドンドン取れていきます。
単価の低い末端の仕事ではなく、企業と直に取引できるようになります。

そうすると当然、単価は跳ね上がりますよね。

このnoteでは、そんな方法をお伝えしていこうと思っています。

そして、あなたに『はじめに理解して欲しいこと』があります。
こんな事を最初に言うと、おそらくこのnoteを購入する方は少し減るかもしれません。

でも、本当に成果を出してもらいたいので、あえてお伝えします。

『世の中に溢れている「ノウハウ」と言われるものに価値はありません。』

なぜならノウハウは、断片的なものにしか、なり得ないからです。

例えば、旅行雑誌とかガイドブックってあるじゃないですか?

『ここはこういけばスムーズですよ。』
『この旅館はこんなサービスがありますよ。』
『この時期はこんなイベントがあって楽しいですよ。』
『ここの料理は絶品です。』

このような情報を、キレイなビジュアルと共にうまくまとめられて本やネットで提供してくれるものですよね。

でもその情報は『点』でしかない。
つまり断片的な情報です。

その旅行雑誌を読んでいる人にとっての『本当の価値』は実際に自分で現地へ訪れ、体験すること、です。

実際に自分で行動しなければ『本当の価値』はわからないのです。

「何が言いたいのか?」というと、『ノウハウ』という知識を得たとしても、それを価値あるものにするには、実際に行動に移さないと何の意味もないということ。
現実の世界は何も変わりません。

行動に移して初めてそのノウハウに価値が出てくるということです。

しかし、ほとんどの方はノウハウ自体に魅力を感じてしまい、そのノウハウを得ただけで満足してしまい、実際に行動に移せる人は常にマイノリティです。

ということで、このnoteでは実際に行動に移せるように、出来るだけ具体的にそして段階的にそのノウハウ部分をまとめています。

・・・それでは、前置きはこのくらいにして、

最初に、このnoteが『役に立つ方』と『役に立たない方』がおられます。
まず、それをハッキリさせておきましょう。

【このnoteが役に立たない方】

・どこにもない、誰も知らないような魔法のノウハウを求めている方

このnoteに書いてあることは、誰も知らないような革新的なノウハウが書いてあるわけではありません。
一般的なマーケティングの考え方や私がコンサルティングの現場で実際に用いている考え方を『動画クリエイター専用』として応用したものです。
言わば、非常に多岐にわたるマーケティングのノウハウを動画クリエイター用に使えるようにしたものであり、そしてマーケティングの原理原則の部分を理解することができます。
そして、そこに価値を感じていただける方に購入していただきたいと思っています。

・このnoteを読むだけで、成果が出ると思っている方

何事もそうですが、自分で行動しなければ成果は出ることはありません。
情報を得ただけで満足せず、『行動』をしなければ絶対に成功はしないと言うことを理解してください。

・行動できないほど仕事に追われていて、時間の余裕がない方

新しいことを始めるわけですから、現時点で時間が作れない方は実際に行動できる可能性が少ないのでオススメしません。
このnoteでお伝えすることを実行するとなると、ある程度時間を取る必要があるからです。
あくまで目安として最低1日2時間程は、必要なんじゃないかなと思います。

逆に、このnoteが役に立つ方はこんな人です!
↓ ↓ ↓

【役に立つ方】

・動画編集や撮影のスキルを身に付けたけどうやって稼いでいけば良いのか迷っている方

最初にもお伝えしましたが、このnoteは動画編集で仕事をとっていく方法を知ることができます。
動画市場が伸びているにつれて動画クリエイターも増加しています。
それ自体は良いことなのですが、肝心の仕事が取れないクリエイターがたくさんおられるのが現状です。
そんな方達にこのnoteを読んでいただきたいと思います。

・単価の低い仕事ばかりで、頑張っている割にはあまり稼げていない方

なぜ単価が低いのか?と言うと、露出している市場を間違えているか末端の仕事をしているか・・・このどちらかです。
いつまでも単価の低い仕事をしていると、心も体も疲弊してしまい健全な状態とは言えません。
そんな方は、このnoteを読んで早くそこから脱却していただきたいと思っています。

・ゴリゴリの営業が苦手orしたくない方

企業に対して、ゴリゴリに営業して仕事を獲得するという一昔前の営業のような方法をお伝えするのでなく、言わば『見つけてもらうための方法』をお伝えするものです。
そんなゴリゴリ営業は誰もやりたくないですよね。

・動画クリエイターというスキルで本気で稼ぎたい方
このnoteに書いてあることを実践する+特典のプチコンサルで稼ぐ材料は揃います。他に〇〇集客法とか〇〇マーケティングみたいな教材は必要ありません。
あとはあなたが「実践するかしないか」の問題です。
ただし当たり前ですが、パパッとできてすぐに稼げるという簡単なものではないので、中途半端な気持ちでこのnoteを購入しても意味はないかなと思います。

・・・ざっとこんな感じですかね。

そして、胡散臭いマーケティング手法や、〇〇集客法、高額セミナーや経営塾などに嫌気がさしている方は、これからお伝えする『考え方』に頭を切り替えてほしいと思っています。

それでは・・・

『仕事が取れる動画クリエイターになるための教科書』

の本編をどうぞ!

ボリュームが多いので、一度に読んで理解しようとせず、タイトルにもありますが『教科書』として何度も読み込んでいただけたらな思います。

PDF化していただいても構いませんし、印刷して紙ベースで読んでいただいても構いません。ご自由に。


1編 稼ぐ動画クリエイターの思考編

1.稼げる動画クリエイターになるためには!?

■ 『稼げる』とは?

『稼げる』ってちょっと抽象的ですよね。
何をもって『稼げる』と言えるのか?
それはどんな状態なのか?
こればかりは人それぞれ違います。

多くの人にとってお金は『手段』でしかありませんよね?
お金そのものに価値を感じている人はそうそういないと思います。

お金を何か別の価値に変えることができるから、お金には価値があるんですよね。
あくまで人生の選択肢を増やすツールでしかありません。

なので、まず「稼ごう!」と思ったら具体的にどんな状態になりたいのか?どんな状態が幸せなのか?
と言うことをハッキリさせておくことをオススメします。

なぜかと言うと、『お金を稼ぐ意味を見い出すことができる』からです。

あなたは今まで「なんのためにこんなに頑張っているのだろうか?」とか「お金がすべてじゃない!」と言う風に考えたことはないでしょうか?

それがブレーキになってしまっていて、その結果
「このまま現状維持で良いか・・・」
という考えに落ち着いてしまうんです。

これが現状を打破できない大きな原因の一つです。

じゃあどうすれば良いのか?というと、
『本当はどんな生活がしたいのか?』ということを考えてみることをオススメします。

例えば・・・
・どんな家に住みたい
・どんな服を着たい
・どんな食生活をしたい
・年に4回は旅行に行きたい
・老後はいくらの資産が必要なのか?
・子供の教育費にいくら必要なのか?
・どんな生活をしたいのか?

などなど。

これらをキチンと考えて、整理することにより、

『今いくら稼がなければいけないのか?』

ということが明確になります。

それが年収1,000万円なのか?年収600万円なのか?はたまた3,000万円なのか?
それは人それぞれ当然違いますよね。

”これくらい稼げば十分”という金額を決めておくことが非常に重要です。
『足るを知る』という言葉がありますが、人間、欲が出て「もっと、もっと」という状態になってしまいます。
何事もそうですが、上を見ればキリがありませんからね、、、

ちなみに僕は月に100万円以上はもらわないようにしています。
もちろん法人なので、ある程度の売上の拡大は目指していきますが、僕個人に入る役員報酬としては、月100万円以上は必要ありません。

ということで、『なぜ稼がなければならないのか?それはいくらなのか?』ということを明確にして『稼ぐ意味』を見出してください。

それがなければ途中で挫折してしまう可能性が高くなります。

もっというと、それをしなければ売上目標も決まりませんよね?
売上目標を決めなければ、日々のタスクとして
『何をどのくらいしなければいけない』ということが見えてきません。

「なんとなく頑張っていたら、なんか月に100万円稼げた!」
みたいなことはハッキリ言ってありません。

『まず収入目標を決めて、日々の行動に落とし込む』

これの積み重ねで収入は決まってきます。

ちょっと本筋とは違った話でしたが、最初にお伝えするべき非常に重要なことなので。

ということで、まずはどんな状態が幸せなのか?ということを明らかにして、いくら稼がなければいけないのか?ということを明確にしていきましょう。

■ 市場を間違えてはいけない

動画クリエイターに限ったことではありませんが、自分はどこで戦うのか?という『露出する市場』を間違えてはいけません。

例えばよくあるのが、クラウドソーシングで仕事をとってしまう事。
ハッキリ言いますが、特に目的がなければやめておいた方が良いと思っています。

大きな理由は『単価が恐ろしく低いから』です。

そしてクラウドワークスで仕事を発注するクライアントの属性は、
『なるべく費用を抑えたい』と思っている属性です。
もちろんすべてではありませんが、そのような傾向にあることは確かです。

確かにクラウドソーシングの仕事はたくさんあり、案件自体も見ることができます。
そう言った手軽さから、そこで低い単価で受注してしまう方が多いんです。

なので、今のところクラウドソーシングで仕事を受けるのは基本的には賢い選択ではないということです。

そしてもう一つ。
結婚式や卒業ムービーなども比較的単価が低いのでオススメしません。
そして、結婚式や卒園ムービーなどは基本的に一発ものなので常に新規顧客を獲得しなければ、ビジネスは成り立ちません。

常に新規のお客さんを獲得しなければならないビジネスは崩壊していきます。

じゃあどこで戦うのか?
と言うと、『企業案件』です。

つまり、集客だったり売上、採用といった企業の『利益に貢献する動画制作』の市場で戦うんです。

法人となると、採れる予算も高くなるので、1案件あたりの単価も高いです。

なので、稼げる動画クリエイターになるためには法人案件を獲っていきましょう。

「企業案件なんて、そんな簡単に獲れるものなの!?」

と思うかもしれませんが、結論から言うと可能です。

もちろん大企業となると、無理でしょう。

しかし我々がターゲットとするのは中小企業。
中小企業なんて星の数ほどありますし、99%が大企業以外の中小企業です。

そして、これからはフリーランスの時代。
中小企業がフリーランスと一緒に仕事をするのはごく当たり前になっていきます。

米国ではすでにそのような環境になっていますよね。

なのでまずは企業案件を受注するということが稼げる動画クリエイターになるための鉄則です。

じゃあ企業案件を獲っていくには何をすればよいのでしょうか?


2.稼げる動画クリエイターになるために絶対に必要な考え方

■ 稼ぐために必要なのは、クオリティではなくマーケティング

仕事がどんどん獲れ、稼ぐ動画クリエイターになるためには『マーケティング』の考え方が必要不可欠です。

かと言って「マーケティングを1から勉強しよう!」ということではありません。

「マーケティング!?うーん、聞いたことはあるけど・・・なんか市場調査みたいな感じ?」

多くの方がこのように思われているのではないかと思います。

しかし、『マーケティング』はビジネスを成功させようと思ったら絶対に避けては通れません。
中小企業の場合、経営=マーケティングです。

『マーケティング』の概念は多岐に渡ります。
マスターしようと思ったら経験値も必要になります。
それを動画クリエイターの皆さんに身に付けろと言うつもりはありません。

マーケティングってそんな難しく考える必要はなくて、要はどうやったら売れるのか?買ってもらえるのか?を考えることなんですね。

ここが本質の部分です。
僕はマーケティングをこのように定義しています。

『誰に』・『何を』・『どのように』を最適化し続けること

これを考えていくことがマーケティングなんです。

こと、動画クリエイターはどちらかと言うと職人気質よりの方が多く、
クオリティにこだわりを持っています。

もちろんそれは悪いことではないし、クライアントも高いクオリティを望んでいるでしょう。

しかし、クオリティにこだわり過ぎてもダメだと思っています。
ある一定以上のクオリティはクライアントにとってはどうでも良いことである事がほとんどだし、『成果』も変わりません。

そこにこだわるのではなく、『集客』に力を入れていかないといけないわけです。

それが『マーケティング力』です。

動画のクオリティを10段階のうち7から8に上げるのって結構スキルや時間がかかりますよね。
その割には、動画自体の『効果』はあまり変わりません。

それよりマーケティング力を3から7に上げる方が簡単で、はるかに集客力は高くなります。

ここでマーケティング力を身に付けるためにオススメの本をご紹介しておきます。
ぜひ購入してマーケティングの基礎を理解しておいてください。

■ マーケティングの基礎を身につけるオススメ本3選

『ドリルを売るには穴を売れ』(佐藤義典 青春出版社)

『100円のコーラを1,000円で売る方法』(永井考尚 KADOKAWA/中経出版)

『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』(森岡毅他 KADOKAWA)

まず基本を知るためには以上の3冊を読んでいただければ「マーケティングとは?」というところを知るには十分です。
この3冊の本の知識があれば、マーケティングの知識は確実に身に付きますし、自信を持って企業に動画クリエイターとしてのマーケティングのアドバイスができるレベルまで達することができます。


3.稼げるジャンルは『ビジネスで成果のある動画』

すでにお伝えしましたが、稼ぐためには企業案件の『ビジネスで成果がある動画』を受注することが必要です。

現在では、自動でAIが編集してくれる動画作成ツールもだんだんと出てきています。

なので、動画クリエイターの仕事もAIに代替される仕事なんじゃないか?
と思われる方も多いのではないでしょうか。

確かに単純な『編集作業』のみならAIが自動ですることは技術的に可能です。

しかし、そこには『人』の意思がありませんので、細かい部分やここをこう見せたい、このように表現したい、というクリエイターやクライアントの想いは反映されないんです。

そしてさらに、動画クリエイターの仕事は編集だけじゃありません。

それは、クライアントへのヒアリングや提案といった、『コンサルティング』をすることです。

逆に言えば、『コンサルティング』ができなければ、この先動画クリエイターとしては厳しいと思いますし、市場価値はグッと下がってしまい、その結果、受注単価も自ずと下がります。


■ 『コンサルティング』の必要性と将来性

なのでこの『コンサルティング』の部分が、これからの動画産業には今まで以上に価値を持ってくるということを頭に入れておきましょう。

したがって、AIがその部分を完全に代替することができない限りは、動画クリエイターはAIに代替されないと言えます。 

そして、その『コンサルティング』の部分までAIが代替するというのは基本的には『人』でなければできません。

それでは、どのように『コンサルティング』をすれば、良いのでしょうか?

僕は、これからはすべての人がコンサルタントであるべきだと思います。

なぜなら、この先AIによって自動化される可能性が低い、あるいは難しいからです。

例えば、動画編集をAIが代替したとしても、

・どんなターゲットに響かせる動画を作りたいのか?
・そしてどのように見せたいのか?
・見ている人にどのように感じて欲しいのか?
・細かい表現、ニュアンスの部分

など、
これらは『人』がクライアントと打ち合わせし、提案・アドバイスをしながら進めていくしかありません。

だから『コンサルティング』は、AIには完全に代替されない領域と言えるんです。

そしてその『コンサルティング』という部分が付加価値になり、お客さんも価値を感じます。

したがって、動画クリエイターもコンサルティングをしていかなければこの先、生き残っていくことができないと思っています。

つまりあなたは動画制作とコンサルティングを掛け合わせ、
『動画活用コンサルタント』(名前は何でも良いですが・・・)
にならなければいけないという事。

安心してください。

このnoteではその『コンサルティング』をどうやってやっていくか?
というところもお伝えしていきます。

■ 動画活用コンサルティング=動画制作×マーケティング思考

動画活用コンサルティングにあたって、必要不可欠なのが実は先ほどもお伝えした『マーケティング』です。

別に難しく考える必要はありません。

1.誰に
2.何を
3.どのように

ということを考えることなんですから。

まぁそんなこと言ったって抽象的でわかりにくいですよね。
それでは今あなたに読んでいただいている僕のnoteのマーケティングで具体例を示したいと思います。

■ 僕のnoteマーケティング事例から考えるヒント

1.誰に?

まず『誰に』対して価値を提供できるのか?
ということを徹底的に考えます。

僕の場合は、
『動画制作事業をしている』という事で、動画クリエイターの悩みや現状、痛みがよく理解できていました。
そして僕の専門分野は、マーケティング。
実際にクライアントに対して集客だったり、売上アップのコンサルティングをしています。

そして動画クリエイターの方は、そのマーケティングの部分が弱いということもわかっていました。
つまり、集客に困っていたのです。

なのでその『マーケティングの考え方』を、動画クリエイターに広めることができれば「もっと動画クリエイターは活躍できる!」と確信していたのです。

なので、誰に対して価値を提供できるのか?というところでいくと、
【動画のスキルを身に付けた方の中で、集客に困っている方】
ということになります。

企業案件の場合はこの『誰に?』というところは、『経営者もしくはそれと同等の決定権者』ですよね。
ここは皆さん同じだと思います。

でも大事なのは次です。

どんな悩みを持った『経営者もしくはそれと同等の決定権者』に対して価値を提供するのか?

これが重要です。
それは次の『何を?』で解説していきます。


2.何を?

ここでまず考えなければいけないのは、
『誰に?で設定した人は、どんな事に対してお金を払ってまでその商品・サービスを購入するのか?』
という事を徹底的に考えることです。

具体的には、
・今どんな問題に直面しているのか?
・どんなことに不安を感じているのか?
・どんな悩みがあるのか?
・どんな願望があるのか?
・どんなキーワードに対して「ん?」と思うのか?

このようなことを徹底的に考える。
ここが非常に重要です。

ここであなたに絶対に知っておいていただきたいことがあります。

それは、

人が商品・サービスを購入する理由は、
・痛み避ける
・快楽を得る
です。

すべてこのいずれかに収束します。
例外はありません。

動画クリエイターの方でなく、一般の経営者でもここを理解できていない方が多くおられます。

僕のこのnoteの『誰に?』である【動画のスキルを身に付けた方の中で、集客に困っている方】はこんなことを感じていると考えました。
↓ ↓ ↓
・「動画市場が盛り上がっているので動画編集や撮影のスキルを身に付けたけど、肝心の仕事が思うように受注できない・・・」

・「低い単価で受注して頑張っている割には、収入は増えず、まとまった休みも取れない・・・」

・「一生下請けのような仕事はできないな・・・」

ここまで読んでいただいているということは、あなたも少なくともこの中のいずれかに当てはまっているのではないかと思います。

それが『何を?』の部分。
そんな悩みを持っている動画クリエイターのために、価値を提供しよう!と考えこのnoteを書いています。

ここでお気づきかも知れませんが、この『何を?』という部分を考える時に重要なのはまず『どんな悩みを抱えているのか?』というお客さんにフォーカスしているという事。

つまり『自分が何ができるのか?』という事は最初に考えていません。

順番的には、

①お客さん(誰に?で設定したターゲット)は、
・どんな問題に直面しているのか?
・どんなことに不安を感じているのか?
・どんな悩みがあるのか?
・どんなキーワードに対して「ん?」と思うのか?

②それを解決するためには、何を提供するのか?

この順番で考えます。

この順番を逆にしてしまうと、自分が今提供できる事の範囲内でしか考えられなくなってしまうので、結果的にお客さんが求めるものを提供できなくなってしまいます。

それでは、こと法人案件の『経営者もしくはそれと同等の決定権者』について考えてみましょう。

中小企業の経営者は日々どんな事に悩んでいるのでしょうか?
大きなカテゴリーでいくと、
・売上
・集客
・資金繰り
・人材
・商品・サービス
・自分の業界の未来

もちろんまだ考えればあると思いますが、大きなカテゴリーでいくとこんなところでしょうか。

要は、会社の利益になるようなことを常に考えています。

「どうやったらもっと売上が上がるのか?利益が大きくなるのか?」
「どうやったらもっと集客できるのか?」
「どうやったらもっと魅力的な商品・サービスになるのか?」
「どうやったら良い人材が来てくれるのか?」
「自分の業界はこれからどうなっていくのだろうか?」

もしあなたの周りに経営者がいるのであれば、直接聞いてみるのもオススメです。

もしいなければ、接点を持てば良いだけのこと。

異業種交流会や経営者団体で悩みや願望を直接聞くことができます。
実際の生の声が聞けるんですから、これほど良いリサーチ法はありません。

異業種交流会や経営者団体の集まりなどで仕事を取ろうとする人がいますが、それはあまりオススメしません。

あくまで『悩みを聞くこと』に注力しましょう。
それだけならいくら聞いても、売り込みではないので嫌がられることはありません。

そして、お金を払ってまで解決したい悩みや願望を徹底的に深く考え、そこを中心にメッセージを発信していきます。

それができれば、売れないわけがありません。


3.どのように?

次に考えることは、どのように?です。
要はどこに対して露出していくのか?ということ。

1.の『誰に?』で設定したお客さんが、まったくいないところにいくら露出していっても、売れることはありませんよね。

基本的には、
・伸びている市場・ボリューム
・そこにお客さんはどれくらいるのか

という事をリサーチして、仮説を立て、総合的に判断していきます。

僕のnoteの事例で考えてみましょう。

noteは実際に市場が伸びていてアクティブユーザーも2,000万人を超えています。

そしてSNSとの相性も良く、拡散効果も大いに期待できます。
さらに、noteの執筆者が記事を更新すると購入者側も自動的に新しいコンテンツに更新されます。

なので購入者は一度購入しておけば、アップデートされた新しい情報を得ることができるということです。

そういった意味でもnoteは非常に優秀なプラットフォームと言えます。

そして次に、そこにお客さんはどれくらいいるのか?ということです。

このnoteにとってのお客さんは『動画編集のスキルがある方』ですが、その内何人がnoteのユーザーなのか?(あるいは、なり得るのか?)ということはハッキリ言ってわかりません。

なので『仮説』を立てていきます。

まずYouTubeで動画編集のノウハウをコンテンツにしているチャンネルをいくつかリサーチしました。

その結果、潜在しているユーザーはまだまだいると思いますが、およそ3万人が動画編集のスキルにアクティブに関心を持っていると仮説を立てました。

Twitterもリサーチした結果、同じようにおよそ3万人がアクティブなユーザーという仮説を立てました。

適切に露出していくとその内の5%の約1,500人にこのnoteの存在を知っていただくことができます。

そして、このnoteの内容でこの値段設定だと10人に2〜3人つまり転換率が20〜30%はあると予測しています。

なので年間にして、300〜500人の動画クリエイターの方に購入していただける計算になります。

もちろん状況を踏まえ、定期的に上方修正・下方修正をしていきます。

このように仮説を立て、検証し、改善していきます。
このような考え方がビジネスでは必要になってきますので、頭に入れておきましょう。

いかがでしょうか?
これが【僕のnoteマーケティング】です。

「いやいや、私はnoteを売るわけじゃなくて仕事をドンドン取っていきたいんだけど・・・」

と思われるかもしれませんが、根幹の部分はこれとまったく同じです。

何度も言いますが、この『誰に?・何を?・どのように?』はマーケティングの根幹です。

あなたが集客する場合も、
クライアントをコンサルティングする際にも、
必要な考え方であり、クライアントに成果を出してもらうためにも必須です。

なのでここはしっかりと頭に入れておきましょう。(ここは5章以下のステップで詳しくお伝えしていきますのでご安心を。)

ここの誰に・何を・どのようにという部分については5章以下でステップにして詳しくお伝えしていきます。

なのでここでは、誰に・何を・どのようにという部分が集客するためには必要なんだなということと、僕のnoteの事例を何となく理解できれば大丈夫です。

どうでしょうか?
動画クリエイターはこれからはコンサルティングをができなければならない、ということ。

そして、稼いでいくための考え方、マインドの部分はご理解いただけたでしょうか?

それではコンサルティングのやり方、成果の出る動画の作り方を次のセクションでやっていきたいと思います。

2編 動画コンサルティング編

この2編の動画コンサルティング編では、あなたがクライアント企業に対して『打ち合わせの仕方』や『成果の出る動画の作り方』『コンサルティングの仕方』などをお伝えしています。

これを参考に『コンサルティング』で動画制作に付加価値をつけていきましょう。

■ 成果の出る動画の作り方

それでは、この章では『成果が出る動画の作り方』をお伝えしていきます。

始めに言っておくと、ここでは三分割法などの撮影や編集の技術的な手法や機材の使い方、選び方については言及しません。

市販の本やインターネット上でいくらでも調べることができますし、その辺りは理解されているかと思います。

なのでここでは、クライアントに対してコンサルティングをする場合に必要な知識・スキルをお伝えしたいと思います。

■ クライアントとの打ち合わせの仕方

クライアントとの打ち合わせは非常に大事です。
クライアントとのコミュニケーションがしっかり取れていないと、成果の出る動画を作ることはできません。

そして、こちら側もクライアントの事を知らなければなりません。

クライアントの事を知っておかないと、これもまた成果の出る動画は作ることはできません。

それでは『クライアントとのコミュニケーション』『クライアントの事を知る』とはどういう事でしょうか?

具体的には、

・クライアントはどんな会社なのか?
・どんな事に困っているのか?
・どんな動画にしたいのか?
・ターゲットは誰なのか?
・動画を見る人にどんな印象を与えたいのか?
・どれくらいの長さの動画なのか?
・YouTubeなどに定期的にアップロードしていくのか?一発物なのか?
・商品・サービスはどんな特性を持っているのか?
・他にどんなプロモーションや広告をしているのか?
・出来上がった動画をどのように発信していくのか?
・他にそのプロモーションに参画している業者はあるのか?
・どうなれば『成功』なのか?

これらをクライアントとあなたとの間でしっかりと共有し、お互いの共通認識として動画制作を進めていきます。

この共有事項の下、どんな動画にしていくか?が決まってきます。
言わば設計図のようなものですね。

これをきちんとしておくと、途中の打ち合わせや直しも減らすことができます。

・打ち合わせ中のメモ

打ち合わせの内容は、必ず記録しておいた方が良いです。

一番の目的は、自分と相手との『打ち合わせ内容の共有』です。

打ち合わせ中は、様々なことを話します。

なので、その時はしっかり覚えていても後で忘れてしまうという事がお互いに起こってしまいます。

自分と相手とで同じ内容を共有し、一つの目的に向かってプロジェクトを進めなければうまくいきません。

一番良いのは、『ボイスレコーダーで録音する』という事です。

その際には、当たり前のことですが、必ず相手の許可を取ってからにしましょう。

相手が何も言わずに会話を録音しだしたら、イラっとしますよね?(笑)
初っ端から不信感が高まってしまい、その後の打ち合わせがスムーズにいきません。

そして、その内容をまとめて相手と共有します。

そうする事で、
・目的を共有でき、スムーズに進める事ができる。
・言った言わないのトラブルを防止する事ができる。

このようなメリットがあります。

よくやってしまうのが、PCを開いて会話しながらペチペチとキーボードを打つ事。

これはやめておいて方が無難です。
相手からすると、印象は良くないです。

ましてや初めての打ち合わせなんですから、しっかり相手と向き合い、傾聴するようにしましょう。

もしやるならホワイトボードやノートなどを使って、ササッとメモするくらい。(これは僕もやります。)
あくまでメインは打ち合わせ相手の話を聞く、という事です。

そう言った意味でもボイスレコーダーはオススメなんです。


・打ち合わせの手段

打ち合わせの手段は、
・直接会う
・Zoom(ズーム)やSkype(スカイプ)などのオンライン会議を使う
・Chatwork(チャットワーク)やSlack(スラック)などのコミュニケーションツールを使う

基本的にこの3種類です。

理想は一番初めの打ち合わせは直接会う方が良いですが、今の時代ZoomやSkypeでコミュニケーションを取ることに抵抗がなくなっているので、それらの会議ツールを活用しても構いません。

僕も最初は抵抗がありましたが、一度使ってみるとなんの弊害もなく打ち合わせができることがわかりました。

今では、コンサルや打ち合わせはほとんどZoomで完結しています。

移動時間がゼロなのと距離の制約が一気になくなりますので、オススメです。

これから5G時代になると、VRを活用したオンライン会議がさらに一般的にになり普及してくるでしょう。

そして、細かい業務連絡等はChatworkやSlackなどのコミュニケーションツールを活用して管理します。

■ 成果が出る動画のためのテンプレート

とは言え、
・打ち合わせでどんなことを聞けば良いのか?
・どんな構成で作成すれば成果が出るのか?

ということは最初にうちはわからないですよね。
なので、『指針』となるテンプレートを差し上げることにしました。

このnote購入者の特典、
『成果が出る動画を作るためのテンプレート』です。
これは一部のメルマガ会員にしか配っていません。

そして、私が実際に現場で使用しているものです。
こちらを差し上げますので、活用してください。

このテンプレートは、
【効果的な動画を作るための55のチェックリスト】
【効果的な動画にするための5つのマジッククエスチョン】

から構成されています。
↓ ↓ ↓
http://04auto.biz/brd/resonance-c-c/001-GK04d4.download

もしスマホなどでPDFを表示できない場合はこちらからご覧ください。
↓ ↓ ↓
https://one-entre.com/lp/checklist

それではこのテンプレートをそれぞれ解説していきます。
まず印刷し、それを見ながら読み進めていただく事をオススメします。

■ 効果的な動画を作るための55のチェックリスト

動画は構成・企画が重要で、それはあなたもご存知だと思います。

このチェックリストは、その『構成』の部分をチェックするためのものです。

そこで僕が考えたのが、AISA(アイサ)の法則です。
これはなにも、僕がゼロから作り上げたものではありません。

あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、昔からのマーケティング手法で使われているAIDA(アイーダ)の法則を元に考えたものです。

テレビショッピングを見てもらうとよくわかりますが、すべてこの法則を基本に構成されています。

この法則が何年も前からずっと使われ続けているんです。

なぜかと言うと『効果が一番高いから』に他なりません。

この法則にしたがって構成すると、ものが一番売れやすいと言うことです。

その法則を動画用に少し変えたものが、AISAの法則です。
そのチェックリストにも書いてありますが、

Attention(アテンション):注意を引く
Interest(インタレスト):興味・関心
Solution(ソリューション):解決策
Action(アクション):行動

この頭文字を取ってAISAの法則です。

Sの部分の『Solution(ソリューション):解決策』の部分が違うだけです。
なぜかと言うと、今の時代、世の中は『解決策』を求めているからです。それに対応し、使いやすくしました。

それでは一つずつ見ていきましょう。


【Attention(アテンション):注意を引く】

まずAttentionで動画を見る人の注意を引きます。
今も時代は、情報社会。
人は常に情報のシャワーを浴びている状態です。

なので、情報のシャワーを浴びている側は反射的に情報の取捨選択をしています。
そうじゃないと、頭が爆発してしまいますからね(笑)

人の脳と言うのは、自分に関係がありそうな情報に反応するようにできています。

よく言われる例えがあります。
カクテルパーティー効果と言いますが、
人混みの中、周りがガヤガヤしている状態で自分の名前を言われるとその声はよく聞こえると言うもの。

つまりターゲットとなるお客さんに関係のある、関心のあることで注意を引くと言うことです。
お客さんの目に止まらなければ、そのあとの構成をいくら優れたものにしたって意味がありません。

その時大前提として、ターゲットを確定させておく必要があります。
誰に?・何を?・どのように?の『誰に?』の部分ですね。
これに関しては5章でもう一度詳しくお伝えします。


【Interest(インタレスト):興味・関心】

ここでは、Interestで注意を引いた後、その内容に興味・関心を持ってもらいます。
つまり、動画を最後まで見たいと思われるようにすると言うことです。

「この内容は面白そうだな」
「これは見ないと損だな」
「これ見ると自分にとってメリットがあるな」

と思ってもらえるようにしましょう。


【Solution(ソリューション):解決策】

そして次は、解決策を伝えると言うことです。
これは、クライアントの目的となるゴールに繋がることでなくてはいけません。

例えば、商品・サービスを売りたいのであればそれに繋がるような解決策を。
人材を採用したいのであれば、それに繋がるような解決策を明示します。

先に申し上げたように人がモノを購入するのは、
・痛みを避ける
・快楽を得る
この2つしかありません。

ここでお客さんが抱えている悩みの解決方法を明示してあげると、お客さんは行動を起こしてくれるようになります。

これが次のActionに繋がります。


【Action(アクション):行動】

最後に、動画を見た人に対してどんな行動をとってもらいたいのか?ということをハッキリ伝えます。

そうでないと、お客さんはその動画を見ても何も行動を起こしてくれません。

「そんなことしなくても、お客さんが良いと思ったら勝手に次のアクションを起こしてくれるんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、全然違います。

迷っている人に、後押しをするといった意味でも効果的ですので、必ず入れてください。


【Point】

続いてPointというところをご覧ください。
そこにも書いてありますが、

●モノではなく共感を売る
●今の時代「嘘っぽさ」は厳禁
●もっとも重要なのは、お客さんを理解すること
●作り込み過ぎない

これが全体を通してのポイントとなります。
それでは、解説します。

●モノではなく共感を売る

この情報社会、モノが溢れている時代には『共感』がキーワードとなります。

お客さんはその商品・サービス自体に価値を感じ購入するのではありません。
その商品・サービスを購入することによって得られる利益に対して、お金を支払います。

『共感』することで、次の2つのメリットがあります。
・自分の悩みを理解してくれている
・お客さんをより理解するようになる

この2つです。
お客さんは、自分のことを理解してくれる人に親近感を感じます。
その結果、信頼性が増し、商品・サービスを購入してくれるということです。

この『信頼性』がポイントで、人は信頼している人からじゃないとお金を払ってまで商品・サービスを購入しません。

それが、今も昔もビジネスの黄金律です。

そしてこの先のインターネット環境により、消費者の情報リテラシーが高くなり、一層その傾向が強くなっていきます。

●今の時代「嘘っぽさ」は厳禁

この先、消費者の情報リテラシーが高くなると言いましたが、要は『情報の取捨選択が適切にできる人が増えていく』ということです。

その結果、嘘っぽさは信頼性の低下に繋がりますので、厳禁です。
嘘っぽさって何かと言うと、例えば何か権威性について言及した時にその証拠が無い、あるいは曖昧という事です。

具体的には、
「この商品はとても人気で、今まで〇〇万人の人が購入し、大変好評です!」
と言っても、

「そんなのなんとでも言えるし、証拠を出さないところを見ると嘘なんじゃないかな…」
と思うのではないでしょうか。

僕は思います(笑)

ここに言及する場合は具体的なエビデンスがなければ、逆効果になってしまうという事ですね。

まぁ言うまでもないかも知れませんが、嘘は論外です。

●もっとも重要なのは、お客さんを理解すること

つい先ほども言いましたが、お客さんを理解しなければ商品・サービスそして人を動かすことはできません。

これについては、次の【効果的な動画にするための5つのマジッククエスチョン】で詳しくお伝えしていきます。

お客さんを理解し、そのお客さんがお金を支払ってまで欲しい、解決したいものとはなんなのか?

そしてそれを解決できる商品・サービスを提供する事ができればモノは売れていきます。
売れないはずがないんです。

それを可能にするのが『マーケティング』です。
そう言った意味でもマーケティングの考え方は非常に重要で、ビジネスには必要不可欠なんです。

●作り込み過ぎない

動画は、作り込み過ぎない方が良いです。
なぜなら、(すべての場合でそう言えるわけではありませんが)『リアル』ではなくなってしまうからです。

『リアリティ』がない動画は、嘘っぽさの原因の一つになってしまいます。

それにそもそも作り込むということは時間がかかってしまいます。
時間をかけ、作り込んだからと言って効果のある動画になるというわけではありません。

それでは、その次のページにある【効果的な動画にするための5つのマジッククエスチョン】について解説していきます。

■ 効果的な動画にするための5つのマジッククエスチョン

その下の箇所に、5つのクエスチョンがあるかと思います。
これがクライアントとの打ち合わせの際に、明確にしておかなければいけない重要な部分です。

しかし、これらの質問に明確に答える事ができる経営者は多くありません。

なので、打ち合わせの前に「この質問事項を明確にしておいてください。効果のある動画を作る上で非常に重要な要素となります。」ときちんと説明し、事前に考えてもらうことをオススメします。

その上で、打ち合わせの際にその部分をブラッシュアップし、明確にしていくという感じです。

この質問では『商品・サービス』とありますが、実はどんなモノでも対応可能です。

例えば、人材採用動画を作る場合でもこのテンプレートで大丈夫です。
この『商品サービス』の部分を『自社』に変えれば良いだけ。

つまり何を主体にしたいのか?目的によってこの部分を適切に変えれば、どんな目的の動画にも適応する事ができます。

ここではこのテンプレートの通り、商品・サービスの場合を例にとって進めていきます。
※ダウンロードしていただいた書類上は『あなた』になっていますが、ここではクライアントへの質問ですので『御社』としています。

全体を通しての質問の目的は、クライアントを知るということです。
クラインとの事を知らなければ、絶対にクライアントの意図した動画そして成果の出る動画は作ることはできません。

ここではわかりやすくするため、それぞれ具体例を入れておきました。
業種はお客さんのニーズがわかりやすいため『整体院・治療院』の事例をご紹介します。

他の業種の事例も知りたい!ということであれば、追加を検討しますので、DMで教えて下さい。(お問い合わせ先のメールアドレスは最後に掲載してあります。)

理由は、扱うものが目に見える商品なのか、見えないサービスなのか、それぞれ両方のパターンを参考にして欲しかったから。

根本的には同じですが、取扱う『コンテンツ』によって両方の事例があればわかりやすいかと思いましたので。

もし他に具体例を知りたい業種があれば、追加を検討しますので、DMをおまちしております。

それでは。

Q1. 御社の商品・サービスは、どんなものですか?最大の特徴を2つ、端的にわかりやすく教えてください。

この質問の意図は、その動画の主体となるものの『強調するポイント』を探すためです。
ここが差別化のポイントになり得るし、ここに魅力を感じてもらわなければいけないという事です。

治療院の事例:
①バレエ・ダンス専門の治療院です。②治す・整える・鍛えるをサポートし、踊る楽しさを提供します。


Q2. その商品・サービスを説明した時にお客さんが「ぜひ欲しい!」と言ってくれるような商品・サービスの説明を30秒以内でしてください。

言わば、その商品・サービスのコンセプトです。
そのコンセプトを伝えるだけで、欲しくなるようなものにしなければいけません。
このコンセプトは、大前提として、誰に?というターゲットが明確になっていなければいけません。

治療院の事例:
バレエ・ダンスによる負傷や長年の痛み・悩みを『治す・整える・鍛える』を解剖学の観点から、正しく効果的にアプローチします。
踊る楽しさや大事な発表会など、人生が輝くその瞬間のために、サポートします。

Q3. Q2の説明をしただけで「ぜひ欲しい!」とお願いされるようなお客さんはどんなお客さんですか?

要は、ターゲットはどんなお客さんなのか?ということです。
コンセプトを決める時点では、誰に?というターゲットは明確になっているかと思いますが、コンセプトができた後でも再確認してください。

治療院の事例:
バレエやダンスによる痛みに悩んでいて、以前のように踊りを楽しめない方やより高度な演技をするための体づくりをしたい方

Q4. 似たような商品・サービスがある中で、なぜお客さんは御社の商品・サービスを選ぶのですか?

これは競合との違いを明確にするといういわゆる『差別化』です。
実はここでの競合とは、他の治療院や整体などの『同業者』だけのことではありません。

どういうことかと言うと、その治療院のベネフィット(商品・サービスによって得られる未来)は得るためには他にどんな方法があるのか?という事。
つまり、この治療院の事例だと『痛みを和らげる』のが目的ですよね。
その手段は別に病院でも良いわけです。もしかすると温泉なども考えられるかもしれません。

そんな中、なぜその治療院を選ぶのか?
という他との違いを明確にする必要があります。
似たようなところだったら別にどこでも良いわけです。
その違いがお客さんがその治療院を選ぶ理由です。

治療院の事例:
痛みを根本から直し、さらに上の演技ができるような体づくりを目指す解剖学にも精通している専門家で、患者さんと最後まで向き合い一緒に悩みを解決できるから。

Q5. 御社のお客さんは、どんな時に怒りを感じているのか?どんなことに不安や悩みを感じているのか?どんなことで欲求のスイッチが入るのか?
「怒り・不安・悩み・欲求」を感じる場面を想像して「五感」を使って描写すると?

この質問の意図は、お客さんはどんな事で感情が動くのか?という事を知るという事です。

お客さんは感情が動く事によって行動します。
その商品・サービスが欲しい!となる欲求のスイッチはどんな感情からくるのか?
という事をお客さんの立場になってよく考えましょう。

その感情をお客さんに伝える事で、『共感』を得ることができます。

治療院の事例:
・楽しく踊りたいのに、痛みで気分が落ち込む
・バレエをこのまま続けることができないの?と思うと不安でいっぱい
・レベルの高い演技がなかなかうまくできない


これらの事例を参考にして、この5つの質問に明確に答えられるようにしてもらい、クライアントと共有しておきましょう。


  ■ YouTubeの企画コンサルティング

今YouTubeチャンネルを運営し、集客に活用しようとしている企業が増えています。

この下のグラフは、YouTuberの市場規模予測です。

スクリーンショット 2020-01-07 14.42.16

このデータは単純に、国内YouTuberの市場規模の増加を表したグラフです。
中身は、YouTube広告、タイアップ広告(企業案件)、イベント・グッズ等です。

一方ビジネスでYouTubeを活用する場合は、YouTube→自社商品という流れで売上をあげていきますので、直接的にはこの数字は関係ありません。

しかしこのようにYouTuberの市場規模が拡大していくと言うことは、YouTubeのユーザー数がこれから先、さらに増加するという事が予想できます。

なのでYouTube全体の市場規模も必然的に大きくなっていきます。

あなたもすでにテレビよりYouTubeを視聴する時間の方が長くなっているのではないでしょうか。

YouTubeを始めたいけれどなかなか・・・という企業が多いので、YouTubeチャンネル運営のサポートをして仕事を取っていくというのも良いと思います。

ただ単に動画をYouTubeにアップロードしただけでは集客できません。
そこにもマーケティングの考え方が必要なんです。

ということで、YouTubeを活用した集客の考え方をお伝えしようと思います。

ここでは、あなたが企業にYouTubeを活用したコンサルティングをする際に役に立つように、基本的な考え方・ノウハウをすべてお伝えします。

 ・なぜYouTubeは集客効果が高いのか?

まず、企業に対してなぜ集客に効果があるのか?
ということをお客さんに伝える必要があります。

なぜなら、
「なんとなくYouTubeが良いんだな」ということは知っていても具体的に「なぜか?」という事を理論的に伝えなければ、『やる!』という決断はしにくいからです。

それではお伝えしていきます。

1.『動画を見る』という環境が整ってきたから
2.集客資産になるから
3.伝わりやすいから

この3つの理由から『集客効果が高い』と言えます。

簡単に解説していきます。

1.『動画を見る』という環境が整ってきたから
ご存知の通り、2020年より通信規格が5Gに移行します。
そのことによって、動画がより見られやすい環境になります。

つまり、動画を見る人口・回数・時間が増加していくということです。
それに伴い、動画市場も伸び、YouTubeのユーザー数も伸びていきます。

2.集客資産になるから
『集客資産』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ここでの集客資産とは、『YouTubeにアップする動画』のことです。

この動画を一度アップロードすると、そこから集客や売上といったものを、半自動的に生み出してくれます。

これが集客資産です。

これに対して、例えば『広告』などは集客資産ではありません。
基本的に期間が限定されていて、『蓄積』されないからです。

YouTubeの場合は、YouTubeチャンネルに動画を蓄積することができますよね。
YouTubeチャンネルにどんどん動画をアップすることで、集客資産となります。

3.伝わりやすいから
これからは、情報は文字→動画や音声に変わっていきます。
完全に変わるということではなくてテキスト情報は、絶対的な時間効率は非常に良いので残り続けます。

とは言え、多くの方にとって文字を読む時間より動画を視聴する時間の方が長くなることは間違いありません。

それはなぜかというと、『わかりやすいから』ということがあります。
わかりやすいということは、違う言い方をすれば『伝わっている』ということ。

商品・サービスの価値が伝わりやすい、ということは『信頼』に繋がります。

集客は、

露出×信頼性

です。

したがって、
伝わりやすい=集客できる
ということができます。

以上3つの理由からYouTubeは集客効果が高いと言えるんです。

 ・ビジネス動画の種類

ビジネスではどのような種類の動画があるのでしょうか?
僕はこの7種類で分けて考えています。

①店舗紹介動画
②商品・サービス動画
③情報発信動画
④セミナー動画
⑤対談動画
⑥セールス動画
⑦人材採用動画

この7つです。
どのような動画を作成したいのか?という事を明確にして、クライアントと意見を共有しましょう。

YouTubeで集客する場合は、基本的に定期的に動画をアップロードしていかなければ効果がありません。

この7つの種類の動画を組み合わせて、企画を考えていきましょう。

 ・YouTube集客に絶対に必要な5つのこと

今回YouTubeについてピックアップしましたがYouTubeに限らず、お客さんとの最初の接点として、そして親近感を持ってもらい、信頼してもらう手段として、動画は非常に適しています。

なので、LINEやその他SNSなどコミュニケーションツールにも活用することができるかと思いますので、その辺りを企業にアピールしても良いですよね。

要は、成果の出る動画企画のコンサルティングができればいくらでも仕事を取る方法はあるということ。

是非動画クリエイターの方は『コンサルティング』ができるようにしておきましょう。

その際に、YouTube集客に絶対に必要な5つの要素をお教えしておきます。

 【YouTube集客に絶対に必要な5つのこと】

①マーケティング思考
②YouTubeチャンネルを集客ハブにする
③集客できる動画の構成を知る
④画質・音質に注意する
⑤キーワード設定

この5つです。
この5つの要素がなければ、YouTubeからの集客は難しいので、それをコンサルティングとしてパッケージにして提供します。

もちろんこの5つの要素は絶対的なものではなく『僕がこう考えているもの』なので、これとは違う切り口でも構いませんし、まったく違った要素でも構わないわけです。

要は、『お客さんの成果に貢献する』という目的であれば、手段は普遍的なものなんです。

それでは、それぞれどういうことか?ということをお伝えしていきます。
これらを知ることで、あなた独自の切り口を見つけることもできるかと思います。

①マーケティング思考
マーケティングの重要性については、ここまでで散々お伝えしてきたので詳細は省きます。
「お客さんである企業経営者ならマーケティングの重要性なんて知ってるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。

もちろん知っている経営者もいますが、そんな経営者と話をするためにもあなたがまず知らなければいけません。
そして、その知識が『信頼性』にも繋がります。

そして、その知識は基本的な知識で十分なんです。
先にも紹介しましたが、こちらの3冊の本を読んでいただくことをオススメします。

『ドリルを売るには穴を売れ』(佐藤義典 青春出版社)

『100円のコーラを1,000円で売る方法』(永井考尚 KADOKAWA/中経出版)

『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』(森岡毅他 KADOKAWA)

まず基本を知るためには以上の3冊を読んでいただければ十分です。

この3冊の本の知識があれば、自信を持って企業に動画クリエイターとしてのマーケティングのアドバイスができるレベルまで達することができます。


②集客できる動画の構成を知る
これは集客できるテンプレートを知るということです。

Attention(アテンション):注意を引く
Interest(インタレスト):興味・関心
Solution(ソリューション):解決策
Action(アクション):行動

詳しくは『■ 効果的な動画を作るための55のチェックリスト』のAISAの法則をご覧ください。

このテンプレートは、そのまま使っていただきお客さんの動画を作るときやクライアントに説明する際にご活用ください。


③キーワードを意識する
キーワードを意識する理由は、
・タイトルやサムネイルで注目してもらう
・検索にヒットさせる

この2つの目的のためです。

あなたもYouTubeの動画を見る時にはサムネイルとタイトルで判断しているのではないでしょうか?

ここをターゲットに刺さるものにしなければ、見られることはありません。
ここでも『お客さんを知る・理解する』ということが重要になってきます。
なぜならお客さんを理解できていなければ、どんな言葉・キーワードに関心があるのか?ということがわからないからです。

また、 Google検索やYouTube内での検索にヒットさせるのも重要です。
ターゲットとなるお客さんは、どんなキーワードで検索するのか?ということを考えてください。

その動画が見られるか見られないかはここで決まってきますので、キーワードは非常に重要な要素です。


④画質・音質に注意する
雑音やホワイトノイズが目立つ動画は、声が小さくて聞き取りにくい動画は、最後まで視聴されにくいです。
この辺りは動画クリエイターの方でしたら得意な領域ですよね。

聴きやすく、見やすい動画にしてあげましょう。


⑤YouTubeチャンネルを集客ハブにする
YouTubeを集客に活用するのなら、YouTubeチャンネルを集客の中心に置くという考え方が必要です。
下図をご覧ください。

スクリーンショット 2020-01-02 17.22.24

これは、YouTubeチャンネルを中心とした基本の集客動線図です。
企業との打ち合わせ時に、その企業にあった形にして活用してください。

まず、お客さんとクライアント企業との最初の接点を、
 ・GoogleやYouTube内での検索
・Twitter
・Instagram
・LINE公式アカウント
・Facebook
・Webサイト
・インターネット広告

この内、どの媒体で動画を見てもらうのか?
というところからそれぞれ設計していきます。

そしてその目的は、YouTubeチャンネルに来てもらうこと。

そして、その次のお客さんの動線として、
・チャンネル登録してもらう
・メルマガ登録してもらう
・LINE公式アカウント登録してもらう
・ランディングページにアクセスしてもらう
・販売サイトにアクセスしてもらう
・ホームページ・ブログにアクセスしてもらう

という行動をしてもらいます。

YouTubeチャンネルを介すると、お客さんとの信頼関係や商品・サービスの良さが伝わりやすいので、商品・サービスが売れやすい状態を作ることができるんですね。

これがYouTubeをはじめとした『動画』のメリットです。

そしてYouTubeは基本的に長期継続的にコンテンツを配信していかなければ成果は出にくいので、そのサポートとして毎月継続的に売上をあげることができる性質のものです。

ここでの内容をしっかり企業側に伝えていきましょう。


■ LINE公式アカウント×動画の集客法

2019年4月より従来LINE@というサービス名で呼ばれていたものが『LINE公式アカウント』に統合されました。

LINE公式アカウントは今集客に非常に効果があり、特に店舗ビジネスであれば必ずやるべきだと思っています。

ビジネスにおいてお客さんとのコミュニケーションは重要なのですが、今のところその手段としてもっとも優れているのがLINE公式アカウントです。(2020年1月執筆時点)

お客さんにクーポンの発行や情報提供が簡単にできます。

なんせ開封率がほぼ100パーセント。
あなたもLINEにきたメッセージは必ず見るのではないでしょうか?

そしてそんな非常に優秀なツールに動画を掛け合わせると、効果は絶大です。

このように動画は、様々なツールとの相性も良いですし、効果も動画を使う方がはるかに高いです。

ここでの動画は基本的にYouTubeにアップロードしてそこにアクセスしてもらうことを意味します。

そうすることで、YouTubeのアルゴリズム上でも評価がよくなる傾向にありますし、別の動画を見てもらえるというメリットがあります。

 ・LINE公式アカウントに動画を使う3つの場面

LINE公式アカウントに動画を使う場面というのは大きく3つあります。
それは、

1.LINE公式アカウントにお友達登録してもらうとき

2.登録直後に自動配信するメッセージを送るとき

3.一斉配信メッセージを送信するとき

この3つの場面です。

この3つの場面に動画を使うことで、より伝わりやすくなり、親近感や信頼性に繋がり、効果的になります。

それぞれ見ていきましょう。

 1.LINE公式アカウントにお友達登録してもらうとき

LINE公式アカウントにお友達登録してもらうためには、あたりまえですがお客さんに登録作業をしてもらう必要があります。

したがってお客さんにとって登録する価値がなければわざわざその作業をしてまで、お友達登録はしません。

ということは、お客さんに登録するメリットをしっかりと伝える必要がありますよね。

登録してもらう方法は、
・実店舗でのポップや声かけ
・ホームページやSNS、ランディングページ(一枚もののLINE登録専用のページ)などのオンライン上での案内

大きく、この二つの方法があります。

どのように作るのかと言うと、ここでも活躍するのがAISAの法則です。

Attention(アテンション):注意を引く
Interest(インタレスト):興味・関心
Solution(ソリューション):解決策
Action(アクション):行動

これが消費者心理のプロセスの原理原則の部分です。

この法則に基づいて作っていくと、お友達登録してもらう確率が上がりますので必ず覚えておきましょう。

そして、お友達登録の『特典』を用意しましょう。
それがお客さんにとっての直接的なメリットになるからです。

要は、「こんな特典がありますのでお友達登録をしてください」ということですね。

特典としては、
・割引クーポンや無料サービスなどの無形のプレゼント
・粗品やちょっとした有形のプレゼント
・お友達限定の情報やお得な情報

大きくこの3つが考えられます。

とは言え、最も効果が高いのは『直接案内する』と言うことです。
なので実店舗があるお店などは、こちらをオススメします。

その場合は、
「お友達登録でお得な情報を発信しています。特典としてクーポンを発行していますので是非ご登録ください!」

など、お客さんにとってのメリットをいうだけで価値が伝わりますので登録してくれます。

今めちゃくちゃ重要なことをお伝えしましたが、お分かりでしたでしょうか?

どこかと言うと、
『直接案内すると、価値が伝わりやすい』
というところです。

ここで動画のメリットを最大限に発揮させましょう。

要は、
文字よりも動画の方が情報力が多く伝わりやすいので、オンライン上でのお友達登録の促進を動画にしましょう。

ということです。

ここをクライアント企業にアドバイスしていくと、動画活用コンサルタントとしての専門性をアピールできますので、信頼性にも繋がります。

【ここに実例動画】


 2.登録直後に自動配信するメッセージを送るとき

お客さんがお友達登録をすると自動でメッセージを配信することができます。

これを『あいさつメッセージ』と言いますが

動画は文字より伝わりやすいというメリットがありますので、ここでも動画が活躍してくれます。

主な目的は『お客さんとの関係性の構築』です。

どんな動画の内容にするのかというと、
・お友達登録してくれたことのお礼
・このLINEでどんなことを発信していくのか?それによってお客さんにとってどんなメリットがあるのか?
・お友達登録の特典の内容と受け取り方法、使い方など

この3つの要素を入れます。

これを文字でやるのと動画でやるのとでは、その後の印象が全然違ってきます。

それが結果的に集客に繋がっていきます。


 3.一斉配信メッセージを送信するとき

これは、お友達登録者全員に向けて定期的に配信するメッセージです。

これにも動画を貼り付けることで、お客さんとの関係性の構築がしやすくなり集客に繋げることができます。

そこで様々な企画やお客さんにとって役に立つ有益な情報を定期的に配信していきます。

例えば、ダイエットトレーナーだったら効果的なストレッチのやり方を配信したり、食事関係のコンテンツを配信すると良いです。

不動産屋の場合だと、良いアパートの部屋の選び方やこれから一人暮らしをする学生さんに向けて、時短で掃除をする方法や料理をする方法などが喜ばれますよね。

ここでのポイントも『お客さんのことを知る』ということになります。
相手の立場に立って、コンテンツを考えていきましょう。


この辺りは『どんなビジネスをしているのか』によって様々な戦術が考えられます。

そして、LINE公式アカウントの設計の報酬としては撮影・編集も含めだいたい30万円〜の売上をあげることができます。

そしてそこにYouTubeも絡めていくと毎月継続的に売上をあげることができますよね。

これは、動画活用コンサルタントだからできることです。

つまり動画クリエイターとは求められることが違ってきますので、市場価値を上げ、単価を上げることができるんです。

もっと深く知りたい方は、アドバイスしますので、詳しくは最後にある【note購入者のフォロー】をご覧ください。


■ 差別化7つの方法

ここで『差別化』の方法をお伝えしておきます。

この内容は別のnoteで書いている、『最強のポジショニング戦略-7つの切り口-』と同じ内容です。

もしそちらのnoteを購入済の方は、申し訳ございません。
どうしてもこのnoteにも入れ込んでおきたい内容だったので。

ともあれ、ビジネスにおいて『差別化』ができていれば、集客は比較的簡単になります。

逆に差別化がきちんとできていないければ、他の競合に埋もれてしまいお客さんに選ばれにくくなってしまいます。

マーケティングの3要素である、『誰に・何を・どのように』を明確にする時にもこの差別化の方法を知っておくと考えやすいと思います。

これはクライアントに対しても、アドバイスできますので是非活用してください。

1.ターゲットで差別化する

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お客さんの範囲を絞るということです。
お客さんを絞ると、そのターゲットのお客さんに刺さり訴求力が大きくなります。

このラインより上のエリアが無料で表示されます。
これは、
①性別や年齢・地域・職業などの外的属性で絞る方法
②悩みや抱えている問題などの内的属性で絞る方法
があります。

①性別や年齢、職業などの外的属性で絞る方法について

◉性別を変えてみる・性別で特化してみる
【例】
・男性専門の脱毛
・メンズエステ
・女性運転手のタクシー
・女性起業家向けの集客サービス

◉対象の年齢を変えてみる
【例】
・30歳からの基礎化粧品
・高齢者専門のゴルフ教室
・40歳からの投資入門

◉地域を絞ってみる
【例】
・福岡県〇〇市の飲食店専門のコンサルタント
・岡山の売上アップコンサルタント

◉職業を絞ってみる
【例】
・歯医者専門コンサルタント
・営業職専門のコーチ
・保険代理店専門のウェブサイト作成

など、このような外的属性で絞り、差別化させる方法があります。
あなたのビジネスで、これらで絞ることができないかを考えてみて下さい。

②悩みや抱えている問題などの内的属性で絞る方法について
【例】
・歯並びに悩んでいる
・座り仕事が多く腰痛が慢性化している
・腹筋を割って女性にモテたい!
・脚にコンプレックスがあるので、スカートを履きたくない
・親子関係があまり上手くいっていない
・離婚したいけど子供の事やお金のことが心配
・ブログをしているけど、そこから問い合わせがない
・経営者特有の悩みを誰かに相談したい

これらは、悩みや抱えている問題にフォーカスしています。
顕在化している悩みや問題は解決したいという欲求が強いですし、比較的優先してその問題解決のためにお金を支払います。

なので、抱えている悩みや問題で差別化すると、お客さんに刺さりやすいです。

あなたのビジネスではお客さんはどんな悩み・問題を抱えているでしょうか?

2.専門性を特化して差別化する

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これは、1.ターゲットで差別化すると繋がっています。
どんな専門性を打ち出せば、お客さんにとって価値があると思ってもらえるのか?お客さんに刺さるのか?
ということを考えてみて下さい。
【例】
・歯並びに悩んでいる→矯正専門の歯医者
・座り仕事が多く腰痛が慢性化している→事務仕事専門の整体院
・腹筋を割って女性にモテたい!→腹筋特化トレーナー
・脚にコンプレックスがあるので、スカートを履きたくない→美脚専門プログラム
・親子関係があまり上手くいっていない→家庭内関係専門の心理カウンセラー
・ブログをしているけど、そこから問い合わせがない→ブログ集客専門コンサルタント
・経営者特有の悩みを誰かに相談したい→経営者専門コーチング

このように、悩みや問題を持った人に刺さるような専門性をアピールしていくことが差別化の要因になります。

そして、例えばこれに『性別』や『年齢』という属性を掛け合わせていくと・・・

・女性起業家のためのブログ集客専門コンサルタント
・50歳からの女性専用体操教室

のようなポジショニングが考えられますね。

3.導く・目指すゴールで差別化する

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これは、お客さんがどうなりたいか?お客さんを最終的に導く方向・地点を差別化するということです。

具体的には、
・働く時間を減らしながら、利益を上げることがゴール
・年収2,000万円取れる起業家になることがゴール
・まずは月に20万円稼ぐことがゴール
・腹筋を割ることがゴール
・痩せてモテることがゴール
・夫婦関係が良くなることがゴール
このように、お客さんにとってのゴールを明確にしてそれを差別化するということです。

例えば私のサービスで『自分のオリジナル商品で高収入ビジネスモデルを作る』というものがありますが、
これは、
『じぶんのオリジナル商品を軸とした高収益ビジネスモデルをつくり、安定した経済基盤をつくってもらうことがゴール』ということです。

これらのゴールはすべて『コンセプト』として捉えることができます。

したがってコ『ンセプトで差別化する』と言い換えることもできます。

例えば、同じ「売上を上げるコンサルタント」でも、『ゴール地点を変えて差別化する』という方法もあります。

例えば、
『売上1億円を目指すことをゴールとしている人』と
『副業の方をターゲットとして月に20万円を目指すことをゴールとしている人』
この2つでは、同じ『売上アップ』をゴールとしているのですがターゲットが違うのでこのメッセージに刺さる層も違ってきますよね。

このように『お客さんがたどり着きたいゴール』で差別化するということです。

4.商品・サービスで差別化する

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独自のメソッドで差別化したり、独自の商品・サービスで差別化する方法です。
要はここでしか購入できないものを提供する事で、お客さんに選んでもらうという事です。
例えば私のような先生業・知識提供業・コンサル型ビジネスは、比較的これで差別化していることが多いですね。

この商品・サービスで差別化できれば強いです。

私も基本軸としてはこの商品・サービスで差別化しています。

私で言えば、今ご覧いただいているnoteもそうだし、
・【お客さんに刺さる!売れるオリジナル商品作成無料講座】
・【売れる商品戦略マップ】

という商品は独自のもので、私しか提供していません。

なので、これだけで差別化の要因になります。
ただ、似たような商品を提供している競合はどの業界もいると思うので、
『訴求の仕方』『切り口』を変えることで魅せ方を変えるなどの工夫が必要です。

具体的にどのように『訴求の仕方』『切り口』を工夫するのか?というと、この8つの切り口を掛け合わせていくということです。
そうすることで、独自のポジショニングを取ることができるんです。

商品・サービスで差別化する方法として、
他の業界での成功事例を自分の業界にも取り入れることはできないか?
ということを考えることも有効な方法です。
【例】
・会員制のスーパー
・飲み放題、食べ放題
・定額料金
・ボトルキープ制
このあたりは、様々な業界で取り入れられています。

もう一つの検討要因として、
『価格で差別化する』
という方法もあります。
注意していただきたいのは、「価格を下げて価格競争に参入しよう!」ということではありません。
大きな会社以外は、価格競争はしては絶対にいけません。

1つ事例を出します。

あるスポーツジムは、戦略的に地域で一番価格を高く設定したそうです。
そうすることで、
・1人1人の結果にコミットできるサービスを提供できる。
・お客さんが高級なスポーツジムに通っているというステータスが得られ、通うインセンティブが得られ、結果効果も高くなる。
ということが可能になります。

そして結果的に『カスタマーサクセス』と『収益性』両方を得ることができるようになり、地域ナンバーワンのスポーツジムになりました。

あなたのビジネスでも、価格に見合った価値を提供できるのであれば価格を思い切って高くすると差別化することができます。

間違っても価格を下げないようにしてください。

5.オファー・メッセージで差別化する

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オファーとは、提案とか条件と捉えていただいて構いません。
【例】
・ドミノピザの30分以内にお届けできなければ、お代はいただきません。
・成果がなければ全額返金保証
・金利手数料無料
・吸引力が変わらない唯一の掃除機
・1000曲をポケットに
・そうだ 京都、行こう。
・あ、小林製薬

これらは、条件やメッセージで差別化しています。
このオファーやメッセージで差別化すると、
〇〇といえば〜というイメージを持ってもらいやすくなります。

ダイソンと言えば『吸引力が変わらない唯一の掃除機』
ジャパネットたかたといえば『金利手数料は負担します』
というように(ジャパネットたかたの場合はキャラでポジショニングを取っていた部分が大きいかもしれませんが(笑))
これと言ったらこれというイメージがお客さんの頭の中にあるということですよね。

お客さんの心に刺さるキーワードを探して、それをメッセージにするとそれが差別化となり一気に新規集客に繋がることも珍しくありません。

今の時代、人々は常に情報のシャワーを浴びている状態です。

そこで、お客さんに刺さるメッセージを発信していかないとその他の情報に確実に埋もれてしまいます。

どうやってその『刺さるキーワード』を見つけるのか?
ということですが、これがなかなか難しいですよね。

こればかりは理論や想像ではなかなか難しいです。
なので、ここでお客さんの心に刺さるメッセージを探すヒントを4つお伝えします。

①たくさんのお客さん(見込み客)と直接話をして「この言葉よく出てくるよな」「この言葉を言うとき深刻そうな顔をしてるな」と言うキーワードをメモする。

②Yahoo!知恵袋や教えてGoogleで何に悩んでいるのか?どんな言葉を使っているのか?ということを研究する。

③ブログをしていたら、どんなタイトルがアクセス数が多いのか?を洗い出してみる。

④ターゲットであるお客さんが集まる場所に行き、どんな会話をしているのか盗み聞き(笑)する。

地道な作業かも知れませんが、これが本当に一番効果的です。

是非試してみてください。

6.ストーリーで差別化する

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これは、商品・サービスの開発秘話やコダワリ、なぜこのビジネスをしているのか?ということをストーリーにすることで差別化するということです。

人は、本能的にストーリーに惹かれます。
ほら、子供も絵本が好きじゃないですか。

映画も演劇も落語も小説もストーリーです。これにお金を払って見にいくのは本能的にストーリーに惹かれるからです。

1つ事例を見てみましょう。

アメリカにシュリッツビールという商品があります。
当時、売上は不調でこのまま行けば倒産というところでした。

そこに、有名なマーケターをコンサルタントとして雇い入れます。

当時からビールは『純水』つまりキレイな水で作られていました。

他の競合もその事を宣伝としてアピールしていたそうですが、そのキレイな水の作り方を含め『どうやってこのビールは作られているのか?』ということは伝えていなかったのです。

これをストーリーにして、人々に発信することで、当時業界トップに大躍進したそうです。

どのビール会社も同じようなビールの作り方をしていたのにも関わらず、このストーリーを発信することで、『シュリッツビールはこんなに水や素材にこだわって作られたビールなんだな』というように差別化できたわけですね。

このようにお客さんはストーリーに価値を感じるということがわかりますね。

あなたのビジネスでもストーリーにできることは絶対にありますので、考えてみましょう。

7.自分のキャラで差別化する

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経歴や見た目や性格、キャラで差別化する方法です。

これは、差別化としては最もわかりやすく競合もマネしにくい要素です。

癒やしキャラや毒舌キャラ、お笑いキャラなどなどキャラクター設定方法はたくさんあります。

怖い顔だけど、めちゃくちゃ優しいみたいなギャップがあると魅力的ですよね。

【例】
・ジャパネットたかたの高田元社長
・アパホテルの元谷社長
・ZOZOの元前澤社長

これらは「あっあの社長だな」と多くの人が顔が浮かんでくると思います。

有名な大きな会社の例を出しましたが、我々のような小さな会社でもキャラで差別化するのは効果的です。

むしろ小さな会社は社長がどんどん前面に出て、そのキャラクターで会社を大きくしたり集客をしたりすることが多いです。

キャラでの差別化は、大きく分けると2つ考え方があって、
①見た目でキャラの違いを出す
②ポジションでキャラの違いを出す
この2つのパターンがあります。

①の『見た目でキャラの違いを出す』はそのままの意味で、メガネやファッション、雰囲気や性格などの外観的なことで差別化します。

②の『ポジションでキャラの違いを出す』についてですが、これは例えば、『現役医師のお笑い芸人』『マッキンゼー出身のコンサルタント』『元プロボクサーのトレーナー』のような感じで、職業や得意なこと、属性などを組み合わせて自分というものを表現し、差別化する方法です。

例にもあるように、『医者』と『お笑い芸人』のように相反するものを掛け合わせてインパクトを与えるものと、『マッキンゼー出身のコンサルタント』『元プロボクサーのトレーナー』のように信頼性を増幅させるもの、この2つの方法があります。

むしろ、1人でビジネスをしているのであれば、この『キャラ』は重要な要素になります。

なぜなら小さな会社であればあるほど、提供している商品・サービスと社長自身のシンクロ率が高いからです。

セールスマンのセオリーである『自分を売る』ってことですね。

何も奇をてらったものや特別なものでなくても良いんです。

あなた独自のキャラを出して行きましょう。

7つの切り口をまとめると、

〜差別化7つの切り口まとめ〜
1.ターゲットで差別化する
2.専門性を特化して差別化する
3.導くゴールで差別化する
4.商品・サービスで差別化する
5.オファー・メッセージで差別化する
6.ストーリーで差別化する
7.自分のキャラで差別化する

はじめに言いましたが、必ずやっていただきたいのは『実際に紙にペンで書いていく』ということです。

実際に紙に書いていくことで、アイデアが出やすくなるということが脳科学的に立証されています。

そして書き出した中から複数を掛け合わせ、独自のポジションを構築していくということです。

冒頭にも言いましたが、独自のポジショニングを取ったからといってビジネスが成功するわけではありません。

これが、お客さんにとって価値があるのかどうか?求められているポジションなのかどうかということも重要な要素です。

次の『3編 自分の集客の仕組みを作る』ではステップにして1つずつ解説していきます。

このステップを1つずつこなして行ってください。

そうすることで、『集客できる仕組み』の土台が出来上がります。


3編 自分の集客の仕組みを作る

■ 5ステップで自分の集客の仕組みを作る

それでは、あなた自身が集客するために必要な事を5つのステップにしていきます。

これをこなしていく事で、集客に必要な
『土台』が出来上がります。

先にご説明したYouTubeやLINEを利用する場合も、この『土台』の考え方は必須です。

もちろんブラッシュアップは必要ですが、一度作ってしまえばあとはその『仕組み』が半自動的に集客してくれます。

なのでここはひとつ頑張って『集客の仕組み』を作っていきましょう。

このnote全体に言える事でもありますが、ここは特に何度も読んでいただき理解してください。

そして最初の方にも出てきた、マーケティングの根幹である、

誰に?・何を?・どのように?

という事をここではより詳しく、そして初心者でも実践しやすいようにお伝えしていきます。

またそれか・・・と思われるかもしれませんが(笑)、ここができていなければ集客はできません。

なぜなら、簡単に言うとお客さんに見つけられないから、そして欲しいと思わないからです。

それほど、この『誰に・何を・どのように』が重要なんです。

実際にこの3つが明確になってない状態で、市場に出てみて下さい。
身にしみてわかるかと思います(笑)。

それではいきましょう!

【ステップ1】誰に?を明確にする 

いわゆる『ターゲット』です。

特に我々、中小企業や個人事業主はターゲットを明確にしなければいけません。

要は、『お客さんを絞る』ということ。
「お客さんを絞ると、お客さんが減ってしまうんじゃないか!?」と思われるかもしれませんが逆です。

お客さんは増えます。

ターゲットと聞くと、『20代独身女性』や『40代のサラリーマン』など年代とその人の環境でざっくりとターゲティングしてしまう方がおられますがそれではダメです。

今の時代は年代によっても価値観が多様化しています。
同じ40代サラリーマンでも、抱えている悩みは様々ですよね。
なので『40代サラリーマン』と一括りにしてターゲティングするのは間違っています。

じゃあどんな基準でターゲティングするのかというと、『悩みや願望』です。

なぜなら『人が商品・サービスにお金を払う理由は、悩みの解決や願望を叶えること以外ないから』です。
例外はありません。

40代サラリーマンでも悩みや願望を細分化していくと・・・
・住宅ローンについて
・子供の教育について
・出世について
・夫婦関係
・女性関係
・薄毛
・年金
・収入
などなどですよね。

それは何も40代サラリーマン特有の悩みや願望ではないわけです。
なので『40代サラリーマン』というようなセグメントの仕方はダメなんですね。

ここで重要なのは、あなたは、

『誰のどんな悩み・願望に対してどんな方法で解決する専門家なのか?』

ということです。
これを定義してください。

例えば、動画クリエイターのターゲットでいくと、

経営者の新規集客の悩み・願望に対して、『動画マーケティング』という方法で解決する専門家。

と定義することができます。
このnoteを読んでいただいている方は『動画クリエイター』であるかと思いますので、基本ここは同じだと思います。

そしてさらに『どんな経営者をターゲットにするのか?』というところを絞っていきます。

例えば、
・ネットに弱い経営者をターゲットにする
・飲食店経営者をターゲットにする
・士業をターゲットにする
・YouTubeに興味がある経営者をターゲットにする
・採用に困っている経営者をターゲットにする
・新規集客に困っている経営者をターゲットにする
・リピート率の改善に困っている経営者をターゲットにする
・客単価を上げたい経営者をターゲットにする
・ホームページを改善したい経営者をターゲットにする

などなど、経営者の悩みや問題なんていくらでもあります。
そして上の例にも書きましたが『業種』で絞るのもありです。

なぜこのようなターゲットを明確にしなければいけないのか?というと、

・戦略やマーケティングプロセスに一貫性を持たせるから
・その悩みを持っている人に対してメッセージが刺さりやすいから

大きくこの2つの目的を達成させるためです。
逆に言えば、『誰に?』を明確にしなければここから先の戦略やマーケティングに一貫性がなくなり、誰にも欲しいと思われない商品・サービスになってしまいます。

『ターゲットを絞れ』ということは、どこかで聞いたことがあるかもしれませんが、そのような理由からです。

ここをどんな悩みを持った経営者をターゲットにするか?で、ここから先の戦略やマーケティングプロセスがまったく違ってきます。


【ステップ2】何を提供するのか? 

その次は、誰に?で明確にしたターゲットに対して、何を提供すれば喜ばれるのか?というところです。

つまり『コンセプト』です。
言ってしまえば、
商品・サービス=コンセプト
ということができます。

わかりやすく『コンセプト』とは何かということをお伝えすると、

お客さんとの約束です。

さらに言うと、そのコンセプトをお客さんに伝えただけで『それ欲しい!』となるコンセプトが良いコンセプトです。

コンセプトについてはこちらの2記事でお伝えしていますのでご一読ください。
↓ ↓ ↓
コンセプトを考える時の9つの条件とは?

【コンセプトの作り方】コンセプトがなければ集客はできない。


ここで大切なのは、プロダクトアウトではなくマーケットインという考え方です。

つまり『自分の中にあるリソースの中で何を提供できるのか?』
ではなく、
『どんな商品・サービスが売れるのか?』

というところから考えていく、ということです。

経営者の今ある悩みや願望に対して、それを解決する商品・サービスであれば売れます。
なぜなら需要があるからです。

逆に、自分のリソースの範囲内で提供することしか考えていなければ、それが需要があるものなのかどうか出してみなければわかりません。

要は確率の問題です。
前者のマーケットインで商品・サービスを設計する方がはるかに売れる確率が高いと言えます。

ただし、どんな時でも常にマーケットインの考え方が良いというわけではありません。
例えば、iPhoneなんかはプロダクトアウトの考え方で世に出てきた商品です。

こと動画クリエイターが企業に提供する商品・サービスの場合は、マーケットインの考え方でいきましょう、ということです。


それでは具体的に動画クリエイターのコンセプトについて考えてみましょう。

例えば、『新規集客に困っている経営者』をターゲットにした事例で考えてみます。

まず『誰に?』でお伝えしたように、ここからターゲットを『悩みや願望』で絞る必要があります。

そのためには、『お客さんを知る・理解する』必要があります。
これがめちゃくちゃ重要です。

それではここでは、
『チラシやSNS等で頑張って宣伝してもなかなか思うように集客できないと悩んでいる整体院経営者』をターゲットに設定したとしましょう。

そんな状況にある経営者は、
・どんな状況を望んでいるのか?
・どんな言葉が刺さるのか?
・具体的にどんなことに悩んでいるのか?
ということを徹底的にリサーチします。

その方法は、
・異業種交流会等で直接聞く(一番オススメ)
・インターネットのYahoo!知恵袋や教えて!gooなどの質問サイトで調査する
・SNS等でリサーチする

このような方法で、調査していくと
「あぁ整体院経営者はこんな言葉を使うんだな。こんなキーワードがよく出てくるな。こんなことに悩んでいるんだな。こんな願望があるんだな。」

ということがわかってきます。

そしてまず自分の中で仮説を立て、コンセプトを考えていきます。

ここでちょっとした知識をお伝えします。

人が行動を起こす感情というのは7つあります。
この7つの感情に共感し、その商品・サービスによって解決する、あるいは欲求が満たされるということを伝えると、良いコンセプトになり売れる商品・サービスになります。

それがこちら、

①恥ずかしい
②怒り
③リベンジ(見返してやるなどの気持ち)
④恐怖と心配
⑤感情的な痛み(苦しい・情けない・悔しいなど)
⑥欲と怠け心
⑦神秘性

この7つです。

でもあまりこれらを前面に出しすぎると、煽っている印象になり胡散臭くなりますので注意してください。


この下の図は、商品設計の時に使用するシートです。
この図は、動画クリエイター用に作っているわけではありませんし、
経営やマーケティングに慣れていない方が見ると今は意味がわからないかもしれません。
そして、この図の意味がわからなくても全く問題はありません。

スクリーンショット 2019-12-24 11.41.14

でもここだけは理解しておいてください、というところが『Bの現在と理想の未来を可視化』というところ。

スクリーンショット 2019-12-27 9.56.14

つまり、あなたのお客さんである経営者は今ある悩み・問題の解決をするためにあなたの提供するサービスを購入するわけです。

なので、今の現状を理解し定義しておかなければ、お客さんは自分のこととして認識しません。

そういった意味でも『どんな悩み・問題を抱えている経営者をターゲットにするのか?』ということを明確にしておかなければいけないのです。


そしてコンセプトが出来上がったら、確認して欲しいことがあります。
それが、

1.なぜ、私はこの商品を買うべきなのですか?
2.なぜ、あなたから買わなければならないのですか?
3.なぜ、今買わなければならないのですか?

経営者から、この3つの質問があったと仮定して、これらに明確に答えられる必要があります。

例えば、

1.なぜ、私はこの商品を買うべきなのですか?
「いくらチラシやSNSを頑張っても集客に結びつかない・・・」
「この業界は競合が多いから結局はこんなものなのか・・・」
と感じている整体院が、動画を活用した集客法によって安定して集客できるようになり、リピート率も上がるから。

2.なぜ、あなたから買わなければならないのですか?
私はマーケティングの専門家で、今まで200以上の企業の集客や売上アップに貢献してきた。
そしてこれから主流となる動画を活用した集客にいち早く取り組み、ノウハウを蓄積している。
このマーケティングと動画を理解できている者は非常に少ないのが現状である。
なので、『効果の出る動画』を提供することができ、御社の売上に貢献することができるから。

3.なぜ、今買わなければならないのですか?
動画を活用した集客方法は、まさにこれからでこの先競合がどんどんやり始めることが予想される。
動画集客の仕組みは、ある程度時間がかかるものなので早く取り組むほど良い。
競合がやり始めてからだともうすでに遅く「あの時やっておけば良かった・・・」
とならないように、今すぐ取り組むべき。

こんな感じです。

そしてこの3つの質問の答えだけで見込み客が「それ欲しい!」と前のめりになるようなコンセプトをつくることができれば、あなたが売り込みしなくても勝手に商品・サービスは必ず売れていくようになります。

ポイントは、いかに最初に「これは自分(自社)の事だ!」と思ってもらうかです。

そのためには、『共感』が必須です。
この事例では、
「いくらチラシやSNSを頑張っても集客に結びつかない・・・」
「この業界は競合が多いから結局はこんなものなのか・・・」
という、お客さんが感じているであろうということを、最初に伝えています。

そして実際にこのように感じている整体院の経営者は必ず注目し、
「そうそう!そうなんだよ!」
「そう感じているんだよ!」
と、その後の話も興味を示します。

これが『共感』です。

「あっこの人はわかってくれている」と思ってもらうことで、「この人ならこの問題を解決してくれる」と思うようになるのです。

だからお客さんを理解するということがめちゃくちゃ重要なんです。

そうするとあなたの商品・サービスが売れる確率は飛躍的にアップしていきます。


【ステップ3】どんな方法で露出するのか? 

『誰に・何を・どのように』の3つ目、『どのように』です。

集客というのは、

露出×信頼性

です。

いくら良い商品・サービスがあってもそれが知られなければ集客はできません。

さらにターゲットとなるお客さんがいないところに、いくら露出しても集客はできません。

したがって、適切な場所にある程度のボリュームの露出が必要になります。

当たり前のことのように思えますが、実際この『露出』が適切にできていない方が多いです。

つまり『どうやってお客さんに知ってもらうのか?』ということですね。

こと動画クリエイターがお客さんである『企業』に知ってもらう方法は以下が考えられます。

【オンライン】
・Googleの検索
・Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・TikTokなどのSNS
・広告

【オフライン】
・DM(ダイレクトメール)、 FAXDM
・チラシ
・地方紙
・業界紙
・ミニコミ誌
・経営者団体や異業種交流会
・広告

僕はインターネットの集客が得意なので、ここではオンラインでの露出の仕方についてお伝えしていきます。

オフラインの場合は、基本的にノウハウというノウハウもないので割愛します。

ちなみに僕自身はオフラインでの営業活動はまったくやっていません。
なぜなら、僕が得意ではなかったということもありますが、集客効率がインターネットと比べて悪いということも大きな理由です。

ただ、「オフラインでの集客は効率悪いからやるな」ということを言っているわけではありません。
対面での営業が得意な人もいるでしょうし、僕の知り合いにも最初は異業種交流会や経営者団体で仕事を取って事業を大きくしている方もいます。

しかしそんな方達も最終的にはインターネットからの集客がメインになっていきます。
そのほうが簡単で効率が良いからです。

なので、インターネットで集客する仕組みを作りつつ、オフラインで露出するということもやっていけば良いんじゃないかなと思います。

注意していただきたいのは、集客の仕組みを作ることが最優先事項であるということ。

今時、経営者自身があっちやこっちに顔を出して、営業していくものではありません。
まずは、『集客の仕組みを作る』これに注力してください。


さてそれでは以上を踏まえStep3として、動画クリエイターはどこに露出していくか?
ということをお伝えしていきます。

先ほどオンラインで露出するには大きく3つの方法があると言いました。
それが、

・Googleの検索
・Twitter・Facebook・Instagram・YouTube・TikTokなどのSNS
・広告

この3つです。
それぞれ簡単に解説します。

【Googleの検索】

この内Googleの検索で見込み客を獲得する方法は、SEO(検索エンジン最適化)をしなければいけません。

ユーザーの検索意図にピッタリのコンテンツを提供できると非常に効果的で、しかも無料で集客できるのでオススメしていますし、僕も常に取り組んでいます。

しかし、専門的な知識がなければ少々難易度が高く1人で0からやろうと思っても時間や手間がかかってしまいます。

なので今からやる場合は、短期的には優先すべき事項ではなく長期的に取り組んでいけば良いと思っています。


【SNS】

今やネット集客にSNSは欠かせない位置付けとなっています。
特にYouTube・Twitter・FacebookはBtoBにおいても相性が良いです。
なので、今すぐアカウントを作成しておきましょう。

投稿内容についてですが、「誰に?」のところで決めたターゲットとしている人にとって役に立つ内容の投稿をしていきます。
パーソナルな内容の投稿は要りません。あっても1割くらい。

よく、どこに行っただとか何を食べただとか投稿している方がおられますが、マイナスにしかならないのでやめましょう。

そして、今やるべきなのがYouTubeです。

YouTubeはこれからはさらに、エンターテイメントとして楽しむだけのものではなく、『調べて学ぶもの』としての役割が大きくなってきます。

YouTubeと聞くと収入源は、『広告収入』ですがよっぽど有名じゃない限りビジネス系の情報発信で広告収入は望めませんし、むしろそこを目指すべきではありません。

YouTubeから本業のビジネスに繋げてください。

詳しくは、僕のブログサイトから『YouTube集客に絶対に必要な5つのこと』という無料動画講座がありますのでそちらをご覧いただけたらと思います。


【広告】

上の2つは基本的にはお金をかけない集客方法でしたが、こちらはお金をかけてお客さんを集めるというものです。

世の中に受けるのは無料で集客する方法やノウハウが出回っていますが、ハッキリ言って広告を使って集客した方が早いです。

まずFacebook広告からテストしていき、Googleやyahoo!のリスティング広告に広げていくのがオススメです。

この辺りは、自分でやろうとせず専門家に任せた方が絶対に良いと思います。

予算はFacebook広告で最低でも月に5万円はとっておきましょう。
もちろん1万円でもできますが、多くの人にリーチできないのであまり意味がないです。

そして、その結果を受けて改善すべきところと改善していき、成約率を上げ広告費をかければ、利益が出るという状態にしていけば事業は大きくなっていきます。


以上この3つの手段でお客さんに知ってもらうということになります。

なんども言いますが、このStep1〜Step3の『誰に・何を・どのように』は、樹木で例えると『幹』となる部分です。言ってしまえばその他は枝葉に過ぎません。

このnote購入者特典としてプチコンサルを受けることができるのですが(詳しくは最後の『note購入者のフォローについて』をご覧ください)、中心はこのステップ1〜3のアドバイスが中心になります。

ここが明確にならないと、次のステップにいけないからです。

『誰に・何を・どのように』が明確になったら、次は商品・サービスの構成についてお伝えしていきます。

例えば、僕が提供しているサービスに「YouTubeチャンネルを活用した集客システムの構築」というパッケージ商品があります。

それをいきなり例えば「50万円で買ってください!」と言っても100人に1人も購入してくれないでしょう。

じゃあどうするのか?

それを次のStep4でお伝えしていきます。


【ステップ4】フロントエンド商品とバックエンド商品を用意する 

フロントエンド商品とバックエンド商品という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

フロントエンド商品=見込み客を獲得する商品・買いやすい商品 
          価格帯:無料〜30,000円くらい
バックエンド商品=本来売りたい、利益が出る商品 
         価格帯:15万円〜

まずこの2つの商品を作ってください。

ちなみに僕の場合だと、

フロントエンド商品:『ビジネスでYouTubeを活用して売上を上げるために絶対に必要な5つのこと』という無料の動画講座

バックエンド商品
:無料相談を経て、必要だと思ったお客さんのみに撮影・編集を含めたYouTube集客システム構築のパッケージ商品を案内

という商品があります。

フロントエンド商品それ自体に価値を持たせつつ、これからの集客はYouTubeを活用していった方が良い、という価値観になってもらうのが目的です。

つまりフロントエンド商品は『価値観の共有が目的』ということができます。

ここを省いて、いきなり「この商品はYouTube集客システムの構築が出来ます!いかがでしょうか?」と言っても、絶対に売れることはありませんよね。

なんでそれが必要なのか?どんな集客法なのか?どんな効果があるのか?自分の会社にとってどんなメリットがあるのか?
などなど、判断材料が何もないわけですから。


注意していただきたいのは、バックエンド商品は無理に売り込んではいけないということ。

そこまでに価値を感じていれば、自然とお客さんは契約してくれるので売り込みなんかする必要はありません。

ただ、相手が企業の場合ここぞというときは売り込みをするべきだと思います。

相手が企業の場合は、決定権者自身の財布からお金を出すわけではありませんし、売り込むほど自信があるんだなと、逆に信頼に繋がる場合もあります。

ただ基本的には、それまでに「欲しい!」という状態になるまで価値を伝え、売り込むまでもなく売れるというのか理想です。

そうすると、フロントエンド商品を手に取ってくれた企業の内、何社がバックエンド商品を契約してくれるかということが統計的に数字で計測できるようになります。

この『計測できるようになる』というのが非常に重要です。

フロントエンド商品を手に取った10社の内、2社がバックエンド商品を購入してくれるのであれば、成約率20%ですよね。

単価が50万円だとしたら、2社成約すると100万円の売上になります。

つまり、フロントエンド商品を10の企業が手に取ってくれたら、100万円の売上になるということです。

200万円の売上が欲しければ、フロントエンド商品を20個手に取ってもらえれば良いという計算になります。

もちろん上限なく正比例はしませんが、このように理論的に考えることが重要で経営をする上で絶対に必要な考え方なんです。


その2つの商品ができたら後は、フロントエンド商品へのアクセスをいかに多くするか、さらにフロントエンド商品の質をいかに良くするか、これで売上が決まってくるということです。

フロントエンドとバックエンドの考え方はこちらの記事でもお伝えしていますのでご一読ください。
↓ ↓ ↓
売上アップの秘訣!『フロントエンド商品』と『バックエンド商品』を用意しよう!


【ステップ5】自分のメディアを作る! 

『メディア』とは自分の存在を伝える媒体や手段のことです。

今やインターネット上に『メディア』が無いというのは、『存在していない』のと同じです。

ビジネスをするのであれば、『メディア』は必要ですので作るようにしてください。

具体的に、ここで必要な『メディア』とは、

・ブログサイト
・ホームページ
・YouTube
・SNS

この4つです。
この4つで自分の情報を伝えます。

この内、動画クリエイターに優先的に作るべきなのは、ブログサイトホームページです。
もしくは、ホームページの中にブログ機能を持たせたものでも大丈夫です。

ここで「なぜブログが必要なのか?」
という疑問を持たれている方もおられるかと思います。

ブログといっても、ただ日記を書いていけば良いわけではありません。
『誰に?』で決めたターゲットが、役に立つ情報を発信していきます。

参考に僕のブログサイトを載せておきます。
↓ ↓ ↓
インサイトスイッチ
メニューや問い合わせ、プロフィールなどのページもあり、ホームページ的な機能も備えてあります。

こういったブログサイトを作ることで、次のようなメリットがあります。

・この分野に詳しく、問題を解決してくれる専門家だと思ってもらえる
・Googleなどの検索で引っかかる
・自分の考えをアウトプットすることで頭の中を整理できる

逆に、自分の考えや専門的な情報を発信していなければ、見つけられることもないですし、「この人に聞いてみよう」「この人からの情報は役に立つな」とも思ってもらえません。

ということは、信頼性が担保されないことになります。

何度も言いますが、集客は

露出×信頼性

とお伝えしていますが、この『信頼性』がなければ集客はできないということになります。

SNSのみで情報発信してはダメなのか?
ということですが、SNSはどちらかというとブログサイトやホームページといった『自分のメディア』への入り口として活用していただけたらと思います。

要は、ブログサイトとホームページといった『自分のメディア』は集客の中心となるものということです。

そもそも企業相手のビジネスであれば、基本的にブログサイトやホームページがなければ『信頼』もされにくくなります。

したがって、自分のメディアであるブログサイトやホームページを作ってください。

それでは、どうやってそのWebサイトを作っていくのでしょうか?


□ ブログサイト・ホームページはどうやって作る?

ブログサイト・ホームページは、WordPress(ワードプレス)というツールを使って作っていくことを強くオススメします。

ちなみに僕のWebサイトも、すべてWordPressで作っています。

『WordPressとは?』で検索すると詳しくわかりやすい情報が載っていますのでわからない方はググってください。

できればマーケティングを理解している業者に作ってもらうことをオススメしますが、自分でも十分作ることは可能です。少し知識は必要ですが。

自分で作る場合は、『WordPress 自分で作る』等でググればいくらでも作り方を解説しているサイトがありますのでそちらをご覧ください。


さて、ここまでのステップで下記の図を組み立てることができるかと思います。

【動画クリエイターのための集客設計図】

スクリーンショット 2019-12-31 12.50.34

簡単な図ですが、この流れが基本の形になりますので必ず頭に入れておきましょう。

この図をご覧いただくとわかるかと思いますが、『情報発信』が非常に重要なポイントです。

自分のメディアでどのような情報を提供するのか?
商品・サービスを購入してもらうこと際にどのような情報を提供するのか?

などなど、情報発信がすべてといっても過言ではありません。
そういった意味でもブログやホームページと言った、自分だけのメディアが必要なんです。

次のステップ6では、『お客さんの動線』について伝えしていきます。
これを設計することで、集客の仕組みが完成することになります。


【ステップ6】動線設計をする 

『お客さんの動線を設計する』とはどういうことでしょうか?
要は、お客さんである企業が、あなたの情報に最初に接触した時から、商品・サービスを購入してくれるまでの動きのことです。

改めてこの図をご覧ください。

【動画クリエイターのための集客設計図】

スクリーンショット 2019-12-31 12.50.34

めちゃくちゃシンプルに図で表していますが、左から右にお客さんは『移動』していきます。

まず、検索や広告、SNSで露出していきます。
そこで興味を持ってもらえると、その右の、ブログやホームページあるいはYouTubeチャンネルを見てくれます。
そしてお客さんとの関係性を構築→フロントエンド商品を手に取る→バックエンド商品購入という流れになります。

なんども言いますが、この図を頭に入れ、自分でも書けるようにしておきましょう。

もちろん自分が思い描いているように、簡単にはいきません。

例えば、どのようなことをすれば、検索で表示させるのか?どのような情報を提供すれば、設計した動線上を動いてくれるのか?
そして、商品が売れなかったら「なぜ売れなかったのか?」

ということを考えて改善していくことが重要になります。
ほとんどの人はこれをしないからダメなんです。
最初からうまくいくと思っている時点で間違っています。

世の中で成果を出している人は、必ず何度も改善を繰り返し、大きな成果をあげています。

ここで動線設計をする際に、改善するべきチェックポイントを挙げておきます。

ここでは『適切か?』という表現を使っていますが、どのようにすれば良いか?ということを細々書いてしまうと逆にわかりにくくなりますので、個別の質問にて対応させていただきます。

□ 広告のキーワード設定は適切か?
□ 広告の表現やコピーは適切か?
□ 広告費は少なくないか?(少な過ぎたら表示されにくい)
□ 検索キーワードは意識しているか?
□ WordPressの設定は適切か?
□ ブログ記事の書き方は適切か?
□ SNSの投稿は見られているか?
□ SNSの投稿内容は適切か?
□ ブログとSNSの更新は定期的にしているか?
□ ブログサイトや・ホームページはわかりやすいか?
□ ブログサイト・ホームページからフロントエンド商品を手に取ってもらう『仕組み』ができているか?(CTAやLPなど)
□ ターゲットとなるお客さんにとって役に立つ情報を発信しているか?
□ フロントエンド商品・バックエンド商品は魅力的か?
□ フロントエンド商品はバックエンド商品に繋がるものか?

要するに、お客さんが『次』の行動をしてくれるように各項目を最適化していくということです。

動線設計する際のチェックポイントとして覚えておいてください。

次のステップでは、どこを改善すれば良いのか?ということを知るために、Webマーケティングのプロが実際に使っている方程式をお伝えしていきます。


【ステップ7】勝利の方程式で改善していく 

ステップ6までができたらあとは、『改善』していくだけです。
この改善をしていかなければ、成果はでてきません。

なぜなら一発でうまくいくとこなんてないからです。
ほとんどの方はここを理解できていないからうまくいかないんですよね。
ユニクロの柳生さんでさえ『一勝九敗』と言っているわけですから。

うまくいかなければ『なぜうまくいかなかったのか?』を考えることが重要です。
よく『失敗は成功の元』なんて言われますが、その通りだなと思います。

失敗にこそ価値があると思ってどんどん失敗してください。

とは言え、優先順位は低いので、まだステップ6までができていない方は、「あー、こんな考え方で改善していくんだなぁ」と思いながら、今の段階では流し読みしていただいて構いません。

どのように改善していくのかというと、まずはこの方程式をご覧ください。

売上=imp×CTR×CVR×LTV
 imp(インプレッション):表示回数
 CTR(クリック・スルー・レート):表示されたものが、クリックされた割合
 CVR(コンバジョン・レート):クリックされた回数のうち実際にアクションを起こした割合
 LTV(ライフタイムバリュー):顧客の生涯価値

これだけ言われても何のことかわかりませんよね。

しかし、この方程式を理解しておくことがインターネットから売上を上げていくためには必須の考え方になります。

とは言え、先ほども言いましたが優先順位は低いので、優先順位が高いステップ1〜ステップ6から取り組んでいきましょう。

できるだけわかりやすく解説しますので、最終的にはしっかり理解しておいてください。

例えば、
『広告を出稿して売上をあげるプロモーションをした』という事例で考えてみましょう。

LTVは顧客の生涯価値ですが、ここでは『顧客単価』と読み替えても差し支えありません。
むしろ顧客単価と読み替えた方がわかりやすいかなと思います。

売上の方程式に当てはめたそれぞれの数字が、

imp3,000回(表示回数)×CTR20%(クリックされた割合)×CVR1%(クリックされた回数のうちアクションを起こした割合)×LTV200,000円(ここでは顧客単価)
=売上1,200,000円

このような数字だったとしましょう。
このうち、『どこを改善していけば一番インパクトがあるのか?』ということを仮説を立て、検証していきます。

この場合、一般的な事例でいくとCVRが1%と低いので改善の余地があると仮説を立てたとします。
ここを1%→2%にすると、単純に売上は、2倍になりますよね。

次に何をどのように改善すれば、CVRが1%→2%になるのかということを考えていきます。

CVRとは広告が表示され、それをクリックした人が、実際に顧客に転換した割合ですよね。

そのCVRが悪いということは、『その商品・サービスがもたらす問題解決に関心はあるけど、自分の商品・サービスは購入していない』ということです。

ということは、CVRが低い原因は、

・商品・サービスの価値が伝わっていない
・価格が合わない
・保留中
・お客さんが思っていた商品と違う

このような仮説を立てることができますよね。

そうすると、どんな対策をすれば良いかが見えてきますよね。
例えば、

・商品・サービスの価値が伝わっていない
 
→・ホームページをわかりやすくする
  ・伝え方を変えてみる
  ・LP(ランディングページ)を作ってみる

・予算が合わない
 
→・費用対効果を伝える
  ・商品の付加価値をあげる

・保留中

 →定期的に情報を発信する仕組みを作る(メルマガやLINE公式アカウント)

・お客さんが思っていた商品と違う
 
→広告の表示内容が適切か検討する

こんな感じです。

この、測定→仮説→検証→改善は実は多くの人が苦手、もしくはできていない部分ですが、この考え方がなければ継続的にビジネスをすることはできません。
なので、ここの部分を専門業者に依頼したり、僕のようなコンサルに頼む方も多いです。

ここまでの7つのステップをやってもらうと、1,000万円以上は収入として得る事ができます。

もちろん、外注等を活用していけば売上1億以上も十分可能です。

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つまり、僕が変更・加筆・修正など更新すると自動的にその内容に変更されます。

常に新しい情報に自動でアップデートされるということです。

もっと動画クリエイターの方に価値あるものを提供していきたいのでよろしくお願いします。

特にマーケティングのスキルはこれから先の時代には必須のスキルです。
動画クリエイターとしても、何か他のビジネスを展開していく時にも役に立つでしょう。

これからの時代は、『会社』という箱の中に社員が入って仕事をするのではなく、個々のクリエイターが一つのプロジェクトに参加し、終わったら解散して、というようにプロジェクトを主体とした働き方が一般的になっていくと考えています。

近い将来、動画編集はAIがかなりの部分を代替しているでしょう。
その時、我々は動画編集の部分以外で、どんな価値を提供できるのか?
常に模索していき、共有できたらなと思っています。

最後になりましたが、このnoteを購入していただき誠にありがとうございます。

今後も動画クリエイターの方にとって価値のあるものにしていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

           株式会社Another Field 代表取締役 奥 拓也


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