VOL.6 「15分でわかる社会起業の一歩!地域社会人大学院開校レシピ」

1. 予想を超えたつながり

3回目を終えて、想定外のこととしては、圧倒的な反響の多さ(嬉しい誤算)でございます。

私がぼんやりと感じていた課題やニーズは間違いなく時代の流れであることが確信できました。
例えば、その証拠に私もこの活動を始めてから次々と地元地域で活動されている地域団体の方々とのつながりが生まれました(紹介が紹介を呼ぶ)。

元々私はPTAも参加しているので、町会や育英会の方などどちらかというと少し知っている方なのですが、この活動を通じて知り合った方々は、わたくしのようにそもそも生まれ育った地域ではないが“第二の故郷”のように、町会のような地縁組織ではなく、主体的にお互いのつながりを求め、活動をしていらっしゃる方々でした。

大きな枠組みで見れば、本当に似た活動であり、地域での居場所作りや、お互いの助け合いを目的とした活動を行っています。ローカルなシンクロニシティでもあり、偶然ではなく、社会の必然ではないでしょうか。

2. 今後のビジョン

振り返ると、不安も多々ありながらも「まずは隗よりはじめよ」の精神で取り組みはじめました。当たり前ですが、事前によくよく慎重に調べ、考え抜くことはとても重要です。

ただ先ほど記載させていただきましたように、“調べすぎる”となかなか進まない、ある程度で必ず期限を切り、船出をしなければなりません。

不思議なもので、走り出してみると多くの情報が入りはじめ、また支援者が周りに集まってきてくださいます。例えば、地域医療、認知症高齢者の憩いの場を設けるための活動を行なっている方、まだいつ泣き出すがわからない小さいお子さんをもつママのためのちょっとした気分転換ができるつながりを求める活動、またリタイアした親父たちが得意なことを生かして地域貢献できることを行う団体など大きな視点で見るとびっくりするくらい“同じ想い”で活動をしているかたが地元にとても多くいらっしゃいました。

わたくしの今後のビジョンとしては、この本のように、活動を他の地域でも誰でも行えるようにレシピ化、フォーマット化、そして独立の暖簾分けサポートをしていきたいと考えております。

こういう社会ボランティア活動は、属人的なこともあり、なかなか定型フォーマットになりづらいのですが、わたくしたちの実施していることを一緒に見ていただき、ゆっくりと伴走していきながら、やり方などを吸収して、そして他の地域、世界へ広げて行っていただければと願います。

方向性、ステップとしては、非常にシンプルです。

① まずは生徒として参加してもらう

② 先生として登壇してもらう

③ スタッフとして、参加してもらう

④ 他のエリアでの開校を一緒に立ち上げる(校長を募集します!)

例えば、新宿区で言えば、地域ごとに分けられた10の地域センターがございます。

したがってそれぞれの地域大学院(例えば、大久保社会人大学院、四谷社会人大学院など)の創設が可能です。

そしてお互いが相互に様々な講師や生徒を抱え、その人の集まりが最終的には、地域の活性化、相互互助、ボランティア(主体的な区民)として、防災、高齢者支援、少子高齢化、PTA活動や町会など地域活動の人手不足の問題を解決する担い手になればと考えております。

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次回は2/14(月)の配信を予定しておりますので、お楽しみになさってください!

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