私はもう少しまぶたを使おう


まぶたは素晴らしいオプションだ


気になるモノがあれば
まぶたを閉じれば見えなくて済む


こんな便利なものはないとおもう


出来れば耳ぶたもあれば
発注させてもらいたい 


私はみえるものに
「反応」しやすい。


本当に疲れる


何かを目で見れば訴えるモノが強ければ強いほどにそれをそのまま受け取って疲れてしまう


私の妻はいつも何か物言いたげだ
もちろん私もお話し好きなので、
物言いたい気持ちはわかる


これはなんぞや?の疑問と
なんなのこれ?文句いいな不満に違いはある


圧がつよい


感情が乗りすぎる
情動的だ
劇場型ほどではないにしろ


彼女の奥にある小さな心の舞台は
いつも開演している


笑いが止まらない
いや、笑ってあげるしかない


(真意は笑って逃げるしかないのだが)
  

特に何の用事もないのか
あるのかわからない時もある


緊急事態の場合は私に近づいてきては 
今悩み思っている事を言葉に体重を乗せて話す


「お風呂に入るか入らないかどうしたらいいと思う?!!!」


彼女はことし30歳。


大変そうに苦しそうに思い詰めている


10件の訴えでも同時に抱えているような顔だ

正直、好きにすればなのだが
彼女は困り果てているものの、自分の思いの強さに振り回されいるだけなのに被害者ヅラをしている


仕方ない


私は


「どう悩んでるの?」


と聞いて彼女の頭の中のやりたい事リストを聞き出し、優先順位をつけてあげるボランティアをする


するとどうでしょう



「ありがとう!わかた!
 お風呂入ってくる!
 すきゃっっ!」


と、5歳児のような笑顔と足取りで

たったったっ!
と家の中をかけていくのでした


なるほど


こういうひとだから彼女は私より
猫と仲良くなれるのかと納得をするのでした

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