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夢日記 〜復員編〜

最近左の脇腹から胸にかけてシクシク痛む。
気になっていたら、昨夜発疹が出来ている事に気づいた。これは何だ?まさか帯状疱疹じゃあるまいな。皮膚科を予約して女医さんに裸を見られる予定。時間帯によってはおじいちゃん先生の場合もあるとか。どっちでもええけど

たまに自分でも不思議な夢をよく見る。有名女性S田かおるとのハメハメ生活の夢を以前日記に書いたが、今回はまたガラッと世界観が違う。

俺は日本兵になっていた。
周りに似た様な格好の兵隊が大勢いた。
どこを見回しても制服のカーキ色だらけだ。
当然俺も同じ格好をしている。
これは想像だが(夢の想像というのも妙だが)
戦争が終わり、どこか海外の戦地から日本に帰って来た復員兵になっている様だ。 
つまり昭和20年という事になる。
俺の親父が生まれた年だ。当然俺にそんな記憶などあるはずもない。  

敗残兵の悲壮感はない。当然だが俺自身にそんな経験など無いからだろう。
まるで合宿帰りの学生の様だ。他の者たちもそんな雰囲気だった。

俺には一緒に戦地から帰って来た仲間がいた。
彼は現実の世界では俺のやっていたバンドのギターのハジメと言う奴で、前のギターが脱退した時に俺が募集をかけて探して来た腕っこきだ。3年くらい一緒に活動していたが、コロナ禍になり、活動を停止している間に音信不通になった。
腕は立つがイマイチ何を考えてるかわからない所があったから、あまり驚きもしなかったが。

夢の世界でハジメは戦友になっていた。
奴と一緒に故郷の埼玉に帰ろうとしていた。
2人で新幹線のチケットを予約した。
当たり前だが昭和20年の焼け野原に新幹線など開通している訳がない。東海道新幹線が開通したのは昭和39年である。所詮夢なのでこの辺の時代考証がメチャクチャなのは仕方ない。
ここが何処の駅なのかはわからないが、新幹線に乗れる駅という事で考えると東京駅だろうか。だとすれば隣県の埼玉に新幹線で向かうのも変だが。
電車までの時間が大分あったので、駅前の劇場で軽演劇を鑑賞した。軽演劇とは今で言うとコントライブと言った所だろう。

そこには若き日の伊藤四郎が出演しており、俺たちは軽妙な寸劇でゲラゲラ笑っていた。
伊藤四郎は昭和13年生まれとの事だが(Wikipediaより)当然7歳で芸人デビューしてるはずもない。
ここも夢の変な所だ。
我が夢ながら何処が復員兵だと突っ込みたくもなる。まるで慰安旅行ではないか。
その劇場も我々復員兵で溢れていた。
そこでハジメと逸れてしまい、予約した座席の番号を覚えていなかった俺はごった返す車内をハジメを探して回った。
ようやく見つけたハジメの隣の席に座り
「いやぁあの伊藤四郎ってのは面白い奴だなぁ」
と、先ほどの軽演劇を思い出して皆でゲラゲラ笑っている所で目が覚めた。

夢は睡眠中に脳が記憶の整理を行っている過程で見るものだと言うが、自分に経験も記憶もない復員の夢を何故見るのか不思議とか言いようがない。
以前に観た映画やドラマが元になっているのだろうか?
それとも前世の記憶かもしれない。

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