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修士論文発表会を終えて...

・東工大志望者・理系学生向けの記事です。
・3分程度で読了可能です。

お久しぶりです、たっくんです。

学部から換算すると3年かけた研究の集大成である「修士論文」を昨日終えました。ここ2ヶ月くらいは実験・修論・食べる・寝るだけの生活だったので、今日はのんびりとした気持ちで過ごしています笑

本記事では、修士論文について簡単に振り返ります。
東工大を志望している方から他大学の理系院生まで、参考にしていただければ幸いです。

★修士論文のボリューム

私の修士論文の字数は5万5千字でした。図を含めて80ページくらいの分量です。
作成期間は20日程度で、先生に2回添削をしていただきました。

長さは人それぞれです。60ページくらいの人もいれば、100ページを余裕で超える人もいます。ただ、ページ数が少なすぎて修士を卒業できないということはないと思いますので、怖がらなくて大丈夫です。前向きに研究しましょう。

ただし、ちゃんと毎日ラボに来ていなくて卒業できない同期もいたので、毎日少しずつ研究する必要はあります。修士は指導教員からの信用の有無が、卒業できるかの分かれ目です。

★修士論文の構成

第1章:緒言・研究背景・自分の修士論文の目的
この章は早めに取り掛かるべき
です。理由は、執筆直前に研究の方向性が変わることはないからです。
また、就活での研究ディスカッションの時に研究背景についてかなり聞かれます。ターゲットの需要、将来性、競合する研究と比べて自分の研究はどこがすごいのかを考えておくと就活でも優位に立てると思います。

第2章、第3章:自分の研究で得られたデータと考察
修論のメインです。とにかく、何か新しいポジティブなことを見つけてください。それが早ければ早いほど、気持ちが楽になります。
自分の反省点は、早めに先生とディスカッションしなかったことですかね。。。自分の考えていたモデルが、先生の考えていたものとちょっと違くて、添削をお願いした文章が血の海になって返ってきました、、、
対策としては、自分なりの考えが出来たら先生とディスカッションしましょう。早めにプロの意見が聞けますし、一人で悩むより格段に問題解決も早いです。難しければ、身近にいる先輩などに相談するのも一つの手だと思います。

第4章:総括
ここは提出直前に書けばOKなのでスルーします笑
ここに到達すれば、もうほとんど書く作業は終わりです。
書き終えたら、審査をしていただく先生にファイリングした論文を提出します。

★修士論文発表会

論文を提出したら、今度は口頭発表に向けた準備が始まります。
所属している学院によりますが、大体15分発表、10分の質疑応答があります。1週間くらいでスライドを作って覚えます。さらに、教授からの質疑応答に対応できるだけの予備スライドを準備する必要があります。
論文提出直後は少し休んだ方がいいと思いますが、開放感に浸ってサボると足元をすくわれるので注意しましょう。

★修士論文を振り返って

辛かったです笑、本当に。
研究が仕事だとしたら、ここ1ヶ月の残業時間は100時間を超えていました。
ただ、新しいものを生み出せたと自信を持って言えますし、何よりも自分は辛い状況でも頑張れるという自信がつきました。
専門知識だけではなく、このような精神的な財産も大学院で築くことができたと思います。無茶な働き方はもうしませんが、社会に出てからもこの経験を何かに活かしていきたいなと思います。

次の記事では、東工大での6年間を振り返りたいと思います。
東工大を志望している方に役立つ記事を書きたいので、リクエストがあれば是非お願いします。

それでは!!

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