ホーチミンロックダウン開始
随分と長い間更新していなかった…
日本へ一時帰国していたのもあり、すっかり書くのを忘れてしまった。
ということで、久しぶりに記録を残すとする。
7月9日からホーチミンは首相指示第16号の社会的隔離措置適用、つまりロックダウンだ。スーパー、コンビニ以外のサービスは全て停止。美容室、ジム、マッサージ、バー、カラオケ、デパート(食品売り場除く)などがそれに入るわけだ。
ロックダウンの目的は、感染爆発を食い止めるため。デルタ株が猛威を振るい、ホーチミンでは宗教団体の感染から始まって、あっという間に感染拡大。今まで新規感染者はゼロを更新していたのに、1日数十人、数百人と増え続け、このブログを書いている7月22日時点ではホーチミンだけで1日の新規感染者は4000人超え。もはや、ロックダウンにも関わらず感染者は増え続けている。
当然、医療崩壊も目前。医療従事者の方達には本当に申し訳ない気持ち。炎天下の中で、あのドラえもんと呼ばれる青い防護服を1日中着るのだ。自分も再入国時に着たが、とにかく暑い。防護服の中が蒸し風呂になるレベル。当然、自分は汗だくだったわけで。
今まではベトナムは安全。コロナってなに?というレベルだったが、一転してコロナ未経験のベトナムはあっという間に感染国になった。ローラー作戦で感染者を炙り出したわけだが、そもそも前からこのぐらいの感染者はいたんじゃないかと思ってしまう。現に今回の感染者の約7割強が無症状だし。コロナゼロを目指しているベトナム政府は、感染者がいなくなるまで定期的にPCR検査を行うだろう。
5月に再入国したのはいいが、ここまで状況が悪くなるとは予想もしていなかった。ホテル隔離3週間、自宅隔離1週間、そしてこのロックダウン。ベトナム人スタッフにすら会えていないし、まともに外出すらしていない。デリバリーも停止状態で、家では自炊がメイン。特に食材は配達してもらえるので、生活には全く困らない。人と会わなくても自分のやりたいことに集中できるので、ストレスも全くない。
ただ問題なのは、今この状況下でホーチミンにいる必要があるのか?既にテレワーク体制で業務も問題なく対応できている。どこにいようがもはや関係ない。どこでも仕事ができてしまう。
だが、人と実際にあってリアルコミュニケーションも必要なのも分かる。最初はスッタフに直接指導・教育をしたからこそ、それが実現できているのも事実。ただ、システムが確立した以上、自分はいる意味がないと感じる。このままロックダウンが続いて家に隔離状態が続くなら、帰国した方が家族との時間も作れる。とはいえ、日本の会社はそんなこと関係ないわけだけど。
さて、これからベトナムはどうなるのか?ここからは自分の勝手な推測だが、ベトナム全体の感染者は確実に増えていくだろう。経済も一部止めているのでGDPも下がり、失業者も増える。当然、犯罪率も増えるだろう。
そして、ロックダウンだが、9月末まで続くのではないかと思う。10月から解除されたと思っても、似たような措置で厳しい取り締まりは継続する。これが年内いっぱい続く。
ワクチン接種のために、一時帰国する邦人も増え、その人たちの再入国は来年に。そうなると、日本食屋も厳しくなり潰れていく店も増えていく。在住者も減っていき、残された者は精神的にも厳しい状態になるのではないか。自分のその内の1人になるだろうけど。
常に最悪のシナリオは考えていた方が良い。インドネシアのようになる前に早期帰国をオススメする。
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