最高の勉強法は、まずアウトプットすること。

私達が小中高校で学ぶ勉強は、そのほとんどが試験のための勉強、勉強のための勉強です。私達は学生の間は、勉強をすればいい大学に入れるから、あるいは大人に褒められるから、勉強をします。

その勉強が実際のアウトプットに結びつくようなことはほとんどありません。ここでアウトプットとは社会に提供する何かしらの価値のことをさします。

例えるなら、絵を売るつもりもないのに、絵の描き方を習うようなもので、さらに言えば、学校の試験は、将来に渡って絵を描かない人を、絵の上手さで評価しているようなものです。

これでは勉強に対する疑問が湧き、同時に勉強に対するモチベーションが低下するのは当たり前です。「こんなことをして何になるんだ」と子供心に思うことは少なくありません。

教師に「勉強をすれば将来立派な大人になれる」と言われても、身近な大人は教師です。勉強をして、教師になって、また、学生の頃に覚えた内容を生徒に教える―という非生産的な無限ループがありありと見えるだけです。

勉強がなぜ非生産的に見えるかと言うと、それはアウトプットを前提とした勉強をしていないからです。先程の絵の例で言えば、学習にはまず絵を描くことが必要なのです。

大人になると勉強が楽しく感じるのは、主に2つの要因からです。

1.趣味として勉強を楽しむ余裕ができた
2.仕事をして、アウトプットできる立場についた

1については、省略します。2について、学生の頃に自己啓発本を読んで、例えばミーティングのやり方を学んでも、なかなか活かす機会はありません。ですが、社会人となって「この会議のここが課題だな。なんとか解決したいな」と思って本を読むと、大きな効果が得られます。

同じことがプログラミング、英語、絵などの勉強にも言えます。アウトプットする対象を決めること。プログラミングであれば、どのようなゲームを作りたいか、そのために必要なのはどのような機能なのか、これから逆算して勉強を進めていくことで、勉強のモチベーションも上がりますし、何よりアウトプットに対して最短の道筋で勉強を進めていくことができるでしょう。

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