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落合陽一氏のYouTubeチャンネル「落合陽一録」のデータ解析 #落合陽一 #YouTube

落合陽一氏のYouTubeチャンネル「落合陽一録」のデータ解析をやってみました。YouTube API V3とコンテンツのトランスクリプションから得られるパブリックなデータによる解析です。内容に興味持ってくれたら嬉しいなぁ。一度お話してみたい人ですね。

基本データの計算結果

  • 平均再生回数: 約 24,014 回

  • 平均いいね数: 約 439 件

  • 平均コメント数: 約 24 件

  • 平均動画時間: 約 970 秒(約 16 分 10 秒)

  • 再生回数最大の動画タイトル: 「【落合陽一公式】自分自身の動画メディアで伝えたいこと [ #未知への追憶 #1 #落合陽一 ]」

  • エンゲージメント(いいね+コメント)が最大の動画タイトル: 「【落合陽一公式】自分自身の動画メディアで伝えたいこと [ #未知への追憶 #1 #落合陽一 ]」

再生回数が多い動画の特徴

  • 「未知への追憶」シリーズ: 多くの再生回数が集中している動画は「未知への追憶」シリーズに関連しています。このシリーズは、タイトルから推測するに、個人的な体験や思想、アートに関する深い内容を扱っているようです。

  • タイトルに「考える」「語る」といった表現が多用: 「考える」「語る」といった表現を使ったタイトルは、視聴者に対して内容の深さや重要性を訴求し、再生回数を増やしている可能性があります。

  • シリーズとしての継続性: 複数回にわたるシリーズものであるため、一度視聴した視聴者が継続して視聴する傾向があり、これが再生回数の増加に寄与している可能性があります。

これらの傾向は、視聴者が興味を持ちやすいテーマや形式を持つ動画が再生回数を増やす要因となっていると考えられます。

初期の動画の特徴

  • 「未知への追憶」シリーズの強調: 初期の動画では「未知への追憶」シリーズが中心で、個人的な経験や考えを深く掘り下げる内容が強調されています。

  • ライブストリームやアーカイブ動画: 初期には、ライブストリームや過去のアーカイブ動画が含まれ、視聴者とのインタラクティブな要素や、過去の作品紹介が多く見られます。

最新の動画の特徴

  • 特定テーマの深掘り: 最新の動画では、「Silk in the Motion」や「醸化するモノリス」など、特定のテーマやプロジェクトに深くフォーカスしたタイトルが見られます。

  • 学術的なトーン: 「Lecture」や「コンテンツ入門」といった学術的な講義や教育に関連する内容が増え、視聴者に対して教育的価値を提供する動画が増えています。

変化の要因

初期の動画がより個人的な表現や過去の作品紹介に重点を置いていたのに対し、最新の動画では特定のテーマを深掘りしたり、教育的な要素を強調したりする傾向が強まっています。この変化は、視聴者層のニーズや落合氏自身の方向性の変化に対応したものと考えられます。

動画投稿頻度の変化

  • チャンネルの動画投稿頻度は、初期から最新までの間でばらつきが見られます。特に、2020年9月から12月にかけての投稿が集中しており、その後は投稿頻度が減少している時期もありますが、定期的に投稿されています。

タイトル作りの変化

  • 初期のタイトル長: 平均 46.8 文字

  • 最新のタイトル長: 平均 48.6 文字

タイトルの長さには大きな変化は見られませんが、最新のタイトルは若干長くなっている傾向があります。これから、視聴者に対する情報提供をより詳細に行おうとする意図が見て取れるかもしれません。

エンゲージメントが高い動画の傾向

エンゲージメントが高い動画は、再生回数が多い動画と同様に「未知への追憶」シリーズに集中しています。これらの動画は、視聴者の興味を引き、積極的にいいねやコメントを促す内容であると考えられます。

動画の長さの変化

  • 動画の長さは時系列で大きな変動が見られます。例えば、2021年1月の動画は約1900秒(約31分)と比較的長く、2021年2月には6323秒(約105分)と非常に長い動画も見られますが、その後は再び短めの動画が増えています。

  • これらの変動は、チャンネルの内容やテーマによって動画の長さを柔軟に調整していることを示唆しています。

口調や内容の傾向からみる人気の秘密

以下は、「落合陽一録」の動画のトランスクリプトを分析した結果です。

1. よく使われる言葉とその意味

  • 「音楽」: 最も頻繁に出現する単語であり、これは動画内で音楽が使われていることを示しています。音楽の使用は視聴者の感情に訴えかけ、雰囲気を作り出す効果があります。

  • 「ん」、「で」、「ます」: これらの言葉は話し言葉として頻繁に使用されており、親しみやすい口調であることがうかがえます。

  • 「か」、「ね」、「あの」: 会話の中で視聴者に対する語りかけや、思考を整理しながら話す様子が見られ、自然な対話的スタイルが特徴です。

2. 口調の特徴

  • 対話的でカジュアルな口調: トランスクリプトからは、落合氏が視聴者に話しかけるような口調が感じられます。視聴者との距離感を縮め、親近感を与えるために、形式ばらない自然な会話が多用されています。

  • 音楽や感情表現の頻度: 「音楽」や「拍手」など、感情表現や背景音の演出が多く含まれており、これにより動画のリズムやテンポを調整し、視聴者を引き込む効果があると考えられます。

3. 内容の傾向

  • テーマの多様性: 自然や芸術、科学技術に関する深い考察が頻繁に見られます。これらのテーマは、視聴者に知的な刺激を与える内容として魅力的です。

  • 個人的な視点と経験の共有: 落合氏が自身の経験や考えを率直に語るスタイルは、視聴者に対する信頼感を醸成します。また、自身の作品やプロジェクトに関する詳しい説明が多く、視聴者の理解を深める要素となっています。

人気の要因

  • 親しみやすさ: 自然な会話調で視聴者に話しかけるスタイルは、親しみやすさを生み出し、多くの人に受け入れられやすい要因となっています。

  • 知的刺激: 科学技術や芸術に関する深い考察は、視聴者にとって知的な刺激を提供し、興味を引き続ける重要な要素です。

  • 感情に訴えかける演出: 音楽や感情表現を活用することで、視聴者の感情を引き込む工夫が見られます。

これらの要素が、落合氏の動画の人気を支える主要な要因であると考えられます。

コンテンツの独自性

1. 専門性と多様性の融合

  • 専門的な知識の共有: 落合氏は、科学技術、芸術、デザインなど多岐にわたる専門知識を持っています。これらの知識を視聴者に対してわかりやすく解説し、視聴者が普段触れることの少ない高度なテーマにアクセスできるようにしています。特に、技術と芸術を組み合わせた内容は、独自の視点であり、他のYouTubeチャンネルではあまり見られないものです。

  • テーマの多様性: 動画内容は非常に多岐にわたり、科学技術に関する話題から、芸術や社会についての考察まで、幅広いトピックがカバーされています。このような幅広いテーマは、視聴者に対して多様な視点や新しい知識を提供する独自性があります。

2. 個人的な視点と経験の強調

  • 個人的な体験談と考察: 落合氏は、自身の体験やプロジェクトを具体的に語り、それに基づいて自身の考えを共有します。これは、視聴者に対して非常にパーソナルで信頼性のあるコンテンツを提供するものであり、落合氏自身のブランドとしての強い独自性を生み出しています。視聴者は、ただ情報を受け取るだけでなく、落合氏の人生観や価値観に触れることで、より深いレベルでコンテンツに共感できるようになっています。

3. 高い知識と簡潔な伝達のバランス

  • 難解な内容をわかりやすく説明: 落合氏は、高度な技術や専門的な内容を扱いながらも、それを視聴者が理解しやすいように噛み砕いて説明するスキルを持っています。このバランス感覚は、視聴者が難しいテーマにも興味を持ち、学びを得ることができるという独自の価値を提供しています。

4. 視覚的および聴覚的な演出

  • 視覚と聴覚の調和: 動画の中で音楽や映像が効果的に使われており、視覚と聴覚の両方に訴えかける演出がされています。特に、芸術的な映像や音楽の選択は、落合氏の美的感覚と深く結びついており、他の多くのYouTubeコンテンツとは一線を画す独自の雰囲気を作り出しています。

5. 知識と感性の融合

  • 科学と芸術の架け橋: 落合氏は、科学的な知識と芸術的な感性を組み合わせたコンテンツを提供しています。この融合は、単に学問的な解説にとどまらず、視聴者の感性にも強く訴えかけるものです。このアプローチは、特に理系と文系の分野が融合するような視点を提供するものであり、独自性を際立たせています。

まとめ

  • チャンネルの初期から最新までの投稿内容やスタイルの変化を分析した結果、視聴者の興味を引くためにテーマやコンテンツの深掘りが効果的であることが確認されました。

  • タイトル作りや動画の長さには一貫した工夫が見られ、これがエンゲージメントを高める要因の一つとなっています。

  • ただし、投稿頻度のばらつきが見られるため、定期的な投稿スケジュールを維持することで、視聴者の関心を持続的に引きつけることができる可能性があります。

別紙:グラフ

再生数・いいね・コメント数
動画の長さヒストグラム


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