AIとNVIDIAとAppleと
世界のAIへの期待は高く、まだ進化の途中であるため今後AIへの投資は加速していく。そこに不可欠な半導体への投資も加速していく。
NVIDIAはAI学習ツールをハードだけではなく、ソフトウェアを含めたAI学習エコシステムのバックエンドを抑えている。なので、他社が性能のいいチップを持ってくるだけでは対抗することができない。世界のAI系ソフトウェア資産はNVIDIAのエコシステムに大きく依存している。なので、しばらくはNVIDIAの寡占が続く。
学習後のモデルはいろんな形式に変換ができるので、エッジAIはいろんなデバイスが用いられている。低消費電力技術を高めたデバイスが現れれば、そちらに流れる可能性が高い。AIのアーキテクチャーも変わっていくので、プロセッサーに入っているニューラルコアの構成も、AIアーキテクチャーにあわせてどんどん変わっていく。
Apple IntelligenceはエッジでLLMがちゃんと動作することを示したところがすごい。どうやらAppleは大規模なLLM開発はしないみたいなので、現時点では複雑な処理をChatGPTへバイパスするように作ったということなのでしょう。今後もっとすぐれた大規模LLMがでてきたらiPhoneからのバイパス先を変更すればよいだけなので、それはそれですごい戦略なんじゃないかと思った。Appleのデバイスが進化して、エッジのLLMだけで大体が事足りるようになれば大規模LLMに頼ることもやめるのかもしれない。
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