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EWCApex、グループA簡易マッチレビュー

youtubeをよろしくお願いいたします。
noteに書きなぐっていることを、動画化しております。


ついに開幕

競技ファンの皆様ご機嫌用。
ついに開幕、EWC。どうご覧になっただろうか。
アーカイブを見る、という選択を取った方もいるに違いない。
非常に面白く、白熱したゲームだった。

このSNS社会で難しいが、現在ネタバレを見ていないのであれば。
満足するまでご覧になった後、この記事を読んでほしいと思う。


私というものの、帰宅後開幕まで可能な限り体力を温存。
可能ならば仮眠を取りたかった所ではある。

NiceWiggのRID加入、シーズン22UPDの情報という膨大な情報を連続で叩き込まれた結果それが叶わず(今日はそこには触れないぞ!)、ミルダム(英語配信を垂れ流すだけの蛮行を行った日本担当配信サイト)への恨み辛みをTwitterへ書きなぐった後こっそりコンビニへ向かった。エナジードリンクというものへ頼るためだ。
最近ではもっぱら飲まなくなったが、かつても私はエナジードリンク(最強はユンケル二本のみだと思う)でこのような夜を過ごした。
まだまだ気持ちはあの頃のままである。
競技シーンウォッチャーとして、EWCをリアルタイムで見ないわけにはいかない。
日本から世界へ挑む選手たちが元気玉を求めた際に、一番に両手を空に掲げる人間でありたい。
そんな思いから、モンスターを飲み干し(RIDDLEとスポンサーシップを凍結したモンスター、私がこれまでに購入したモンスターのお金がWiggへ行ったのだと思うと感慨深い)その時を迎えた。
マッチ3、WE開始前のポーズで寝てしまい朝慌ててアーカイブを視聴して今に至る。

ということで、恐らく(多分、メイビー、日本語に限り?)最速であるマッチレビュー記事を書きなぐらせて頂くことにする。
批判の意は含まず、エアプの書くことだということはいつものことだ。

口火を切ったのはAPACN

予定通りストームポイントから開始したマッチ1。
果てしないハイテンション、ぶちかませフルパワーなキルポイント重視ロビーであり興奮に咽び泣いた。
何も意図せぬところでしかけることがないのはトップ競技シーンであるチームが揃っている以上当たり前だが、行けると見るや仕掛けるタイミングが早い。
興奮に咽び泣いたのは、何もその様なことを予想し、それを期待していたからではない。
口火を切ったのが、我らがAPACN。
そして我らが日本のREDRamsだったからだ。

LGへ仕掛けるRR

屋上でダメージトレードを行っていたSikezzのアーマーを落としきるや否や、Datchとわやちゃんぐがプッシュ。それをinkyaが後方にて支え、上に残っていたSweetを一瞬で追い込む。
この美しい配置(バンガブラハヒューズ、SP1からの成熟が進んでいる構成を使用している)を見てほしい。まさにお手本のようなファイト。
チームが前に出たと見るや、inkyaも即座に前へ合流しLGを落としきった。
LGはyoutubeでイチオシチームだ!優勝候補だ!と叫んだ人間は少し衝撃を受けた。今後の展開を見るに、LGはやや油断というか、来ないだろうと高を括っていたかもしれない。そんな油断を一瞬で狩り取るAPACNのチーム。それがREDRams。
EWCの幕開けは、FENNELとREJECTの初動ファイトからREDRamsのスーパーファイトだ。
日本の競技シーンファンとして、こんなに嬉しいことはない。
初動はちょっと複雑だけれど。

REDRamsにより「ああ、そういうロビーね」と激しさを増していくストームポイント。
REDRamsの勢いは止まらない。そのままキン玉を保持するMKERSへ仕掛けていく。

RRによる華麗な攻略は続く

DatchがブラッドハウンドのUltを発動し、下方向へスイング。
そこへ意識を向けさせ、わやちゃんぐとinkyaがキン玉内へスイング。

ノーダウン、秒数にして16秒の一瞬。
この後竹藪方面で更にファイトを成功させ、介入によって壊滅するも1on1まで、後僅かな差まで返しきったREDRams。Falconがなんのその、主役は俺たちだと叫ばんとするようだ。

興奮せずしてどうする!どうだこの野郎!これがAPACNだ!

GHS、機械学習による決死の大作戦

APACNといえば、決して忘れてはいけないGHS。
ゲーム初期にバロメーターへ急ぎ、既にその地点をわが物としていたFalconへ1tappyと4rufaいう飛車角が落とされてしまった(のちにFalconはバイブス全開のAuroraにスイングを受け壊滅)。
残っているのは機械学習のみ。
クリプトというレジェンドで、彼は決死の大作戦を決行する。

バロメーター上のリスポーンビーコンを使用し、既に多数のチームが入る地点上空より1tappyと4rufaをリスポーンさせたのだ。

映画「遠すぎた橋」のワンシーンを思わせる絶望の降下
機械学習将軍のマーケットガーデン作戦が今始まる

めっちゃくちゃにアングルが通りまくっている中、安全地帯は地下通路。
果たしてGHSのダブルエースは、無事に安全地帯にまで戻ることができるのか。
それはあまりにも無謀だが、致し方のないトライ。
それをせざるを得ない状況に追い込まれているのだ。周囲は既に包囲下にあり、クリプト単体での脱出は最早不可能である。

とんでもねえ

連続で壁ジャンを繰り出し世界トッププレイヤーによる射撃をかわしながら地下へ舞い戻るワットソン4rufa。
彼はコントローラープレイヤーだ。

そのスキル、スペシャルっぷりが発揮されたシーン。すっかり見すぎて当たり前になっているが、当然のごとくこのシーンで冷静に行えることはとんでもない。

1tappyはダウンするんかい!

うっかりMnKプレイヤーであり、YukaFよりキャラクターコントロール指南を受けその練習を続けたバンガロールの1tappyがダウンをしてしまったということはあったが、GHSはここから立て直すことに成功する。
結果このゲームで見事3位3kill。グループステージ突破を果たせたのも、この立ち上がりあってのことだろう。

CRへハイドを仕掛けるFLのワンシーン
失敗に終わるが、俺は盛り上がったぞ!
スクリムより当然に行われる「Evac+smoke+ヒューズUlt」
チートスキャンはまだまだ健在だ

変化していくロビー

ストームポイントのゲーム2はバイブスが高いまま、ややそれに合わせて動くチームが増える。

北部、東部の殴り合い。誰も中へ仕掛けようとしないバイブス全開のストームポイント。

10試合の変則グループステージ、キルポイントが重視されるだろうと見ていた私はこの展開が10試合続くものだと思っていた。
中々にしんどいだろうな、と思いつつ迎えた(寝て起きてアーカイブ)ランドスライド安置で迎えたゲーム3から、その様相は一変する。
ガチガチの環境へ進んでいく、いつものALGSの、それだ。

明らかにチルが進むEWC

「ちょっと落ち着いて、いつものやつをやろうや」と言わんばかり。
この展開になると当然のごとく強いのがFalconやlegend(TWIS)であり、EMEAのFAZEやLIQUID。
彼らはポイントを順当に積み重ね、ハチャメチャで名を挙げていたチームは成績を伸ばせない展開へ向かっていく。
特にAPACN勢は、GHSが気を吐く中イチオシ優勝候補宣言をしたFENNELは特に苦しみ、CRも(彼らはAPACN時と同じく初手より中へ急いでいたが)伸び悩む。
驚いたのが、キングスキャニオンは想定通りとしてもブロークンムーンで「競技」を行ったことだ。
スクリムでこんなシーンを見た覚えはないので、とても驚いた。

スクリムでは一円収縮までに部隊数が半減するようなゲームもあった
果たしてここから、どのような展開になるのか

ブロークンムーンは殴り合いだ!同時に1000箇所でファイトが起きるぜ!などとのたまったがとんでもない。
全くそんなフラットファイトの連続はなく、ゲームは進む。

まあ多数の安置から遠かったチームがこうなる、入れねえんだよこのクソMAP
これが分かり切っていて、スクリムではファイトを仕掛けていた面もあっただろう
本番補正か、ガチガチなことをやってみよう!といった形か

Falconの抑えているポジションに注目したい。
ジップ先端の場所を抑えることで、強引な入りを抑えつつ北部のスペースからの侵入を防ぎ、これより入る場所へ余計なチームを導かせない狙いがあるのではないか。
計算できないカオスがいやなら、自らの支配するポジション、エリア周辺をコントロールしそれへの変化を防ぐ。
実にFalconらしい狙いポジションだと思う。

結果的に広いエリアを支配することに成功したFalcon

結果Falconは2位12kill。GUILDが7killでのチャンピオンを獲得した。獲得ポイントでは、チャンピオンのGUILDより上だ。

ブロークンムーンの奇麗な空へ映えるチートスキャン

やっぱりシアは必要か、どうか

後半もロビー環境はどんどんとNA的な雰囲気のまま進み、当然のごとくそんな中ではFalconが強い。
シアのアビリティで相手のアビリティを封じ、鈍足をつけて一瞬でファイトを終わらせる。
それを加速させた理由として、パスファインダーのジップラインゼンの影響もある。
そうしなければ、逃げられてしまうのだ。
その象徴的なシーンがこれである。

バスへ追い込まれたAurora

Auroraはバス内に追い込まれており、RCは安全な位置(移動も可能)から壊滅を狙う。ヒューズウルトを入れ、安置収縮に合わせてグレネードを投げ込むことでフリーキルを狙った。

しかし、これでは倒しきることはできない。
Auroraにはパスファインダー(ojrein)がおり、ジップラインゼンがある。

離脱に成功するAurora
残念ながらRCはここで脱落となってしまった

RCはリソースを無駄にしただけで、ポイントを獲得できなかった。
様々な事情はあるが、「シア慣れ」している他リージョンのチームならバス内へシアアビリティを当て、スイングでの早期決着を目指したかもしれない。

その様なこの構成に対する差が、成績に影響を1試合ごとに与えていく。
それが10も重なれば、大きな差になってしまう。
ブラッドハウンドは利便性に優れ今なお優秀なスキャンレジェンドではあるが、鈍足を付与することはできない。
特にワールズエッジではシアのパワーが非常に重要かもしれない。
広く支配を目指せるストームポイントでは、シアの採用率はやはり低いままだった。

今晩はグループB!なあとがき

イチオシチームとして紹介したチームは、いずれも残念な成績に終わった。
LG(6位)は突破を決めたものの予想していたほどの成績は残せず、同じく優勝候補と上げたFLは19位。GUILDは12位と突破ならず。ラストチャンスラウンドに回った。
APACNチームはGHSが唯一の突破を果たしており喜ばしい(流石スクリムのまま黙ってやられるチーム、選手ではない)のだが、RCが脱落。
ラストチャンスラウンドの状況にもよるが、2チームしか進めないシステムでCR、RR、FENNELすべての突破はもう叶わない。

想定以上に、いつも通りなEWC。
特にワールズエッジは、シア構成への適応、対応が求められている。
今晩の試合を楽しみに(寝ないぞ!)、APACNの活躍に期待しながら過ごす一日としたい。今日は暑いぞ。

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