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当たり前なのかワード「ミクロとマクロ」もやっちゃおうぜ編 Apex机上の卓論#11

今回も長い文章まみれな書きなぐりになるため、目次を用意しております。
必要箇所へファストトラベルをするのもあり。
当然のごとく、前書きを読むことをオススメします。


いつもの前書き

APACNプロリーグ、注目していたチームの成績に一喜一憂。それは一旦大事に置いて。この記事をご覧になっている貴方が「アンカーフラッガー」の書きなぐりを読んで頂けた後か、この記事スタートかは神(これがApexである限りShomaru7様のことである)のみが存じること。同じ悩みを抱えたマイフレンドであることに間違いはない。競技ファンで視聴中に聞いたのかもしれない、好きな選手についてのコメントで見たのかもしれない。ランクでチームメイトに言われた?俺にも教えてほしいものだ。ゼロベースで起こすのはなかなか大変だ。手伝ってくれ。

おい、ミクロとマクロって何やねん?

私がこの言葉にFPSで出会ったのは遥か昔、Apexで意識をし始めたのは伝説的IGLプレイヤーLejetta氏を漁っていた時。これ程にマクロがすごいIGLはAPACNでも少ないだろうという話を当たり前にするコメント、会話。ミクロもそうであり、記憶に新しいのはFnaticのロースター変更で聞いた場面でしょう。YukaFはミクロに集中して……。ミクロって何だよ?
これも当然、サッカーなんかは調べりゃ膨大な記事。Valoもそう。MoBAなんかは最重要項目。どのコンテンツも情報で殴り掛かってくる地盤がある。Apexはこれもまた、少ない記事や数々の配信や切り抜きをつなぎ合わせたどり着くしかない。フラッガーやアンカーと比べればあるのがうれしいが、状況が変わっている箇所があるのも現状だ。文字に起こそうと行動した先駆者たちにリスペクトを決してそれが間違っているということではない。進化する競技シーンにおいて、月日で何かが大きく変わることは珍しくない。

なのでこちらも、解説の記事を作り書きなぐることにしましょう。
当然、本来の意味ではない可能性はあります。そしてこのミクロとマクロは個人個人の考えによって境界が曖昧になるワードだというのが個人的な見解であり、それはミクロだろ、マクロだろというのはプレイヤーによって異なります。間違えてはいけないのは、誰がマクロだと言っていたということが正解ではないことです。プレイヤーがここはマクロだというのならばそれはマクロです。言い間違えでない限り。そこはミクロだ、等と指摘するのはプレイヤー同士ならいざ知らず、ファンが行うことではありません。そこは注意を。
この解説がApex競技シーンの盛り上がりに繋がり、リスペクトすべき競技者たちと真摯に支える人々の助けになることを祈っている。

ミクロ、マクロの基本的な解説

大まかにいえば、プレイヤー視点とMAP視点

言葉の意味をApexで使用される状況に置き考えた結果、当noteは以下のように解釈した。

ミクロ / ごく小さいこと。微小。

プレイヤー視点や左上小MAPがミクロ。

マクロ / 巨大。巨視的。巨視的にみたもの。

MAP視点がマクロ。大まかにいえばね。

プレイヤー視点や左上小MAPの範囲のことをミクロ、MAP視点のような全体的な物事をマクロ。大きく削って簡単に言えば、こういうことだ。
ミクロは小さく、マクロは大きいものだという解釈で間違いはない。ただしそれが持つ意味は、状況により莫大なものとなる。
勘違いしてはいけないことが一つ、広い視野と狭い視野という考え方をしてはいけないということ。感覚的には間違ってはいないのだが、仮に視点が広いプレイヤーのことをマクロ的なプレイヤーと評してしまうと意味が異なって伝わる可能性がある。視野が狭いプレイヤーのことをミクロというだなんて、言語道断だ。

このワードには様々な要素が詰まっており、詰まっている要素のどれか一つでもが当てはまれば使用される圧縮ファイルの拡張子である。そして境界には個人差がある。ややこしそうに感じてきただろう?ややこしいぞ。下記からは詳細な書きなぐりを始める。この7zファイルを展開していこう。

ミクロを構成するもの

まずはミクロから書きなぐろう。個人視点や左上の小MAPというのが簡単な解説ではあったが、それを表現するだけならば全体MAPや小MAP、視点という簡単で分かりやすいワードが存在している。ではなぜミクロなどと言われるのか。
構成するもの、含まれている要素という表現をしたことがわかって頂ける。この圧縮ファイルを解凍したのちに出てくるのは、以下の要素だ。

・自チームの確保エリア
・確保エリアやこれからの移動ルート
・安置予測(中~終盤)
・自チーム配置
・自チームのリソース状況
・ファイトプランやファイト状況
・確認できた敵チームの構成
・確認できた敵チームのリソース状況
・確認できた敵チームの行動予測

これが全てミクロを構成する要素だ。
出来る限り思いつくものを記述したつもりだが、これでもまだ足りてはいないだろう。これを把握し指示を行うのが得意なIGLを「ミクロが得意なIGL」と評していたりする。SubIGLを置いてファイト面を担当しているようなチームなら、そのプレイヤーはミクロを把握し指示する能力に優れているということだ。
ミクロとは、現状の視点から拾える情報をひとまとめにした状況と行動を表す言葉である。といえばまとまるだろうか。
一言に「ミクロがダメだったね」という試合後の会話を聞いた時。それが何だったのかはこの要素のうちどれか。またはチーム内でミクロというとこれとこれとこれという決まり事があり、それを指している状況が多い。

ミクロに優れたIGLであるMia.K。
同じくミクロ能力の高いメルトステラと協力し、ハンマードリルがそれを調整することでNOEZ FOXXの行動は決定されていく。ハイレベルなミクロとは何か?がちょっとわかるワンシーン。
引用元【NOEZ FOXX加入】ハンマードリルも困惑する程のコール合戦!!『圧倒的情報量で掴むCHAMPION』

上記に挙げた要素と、これを見た私はこれをミクロだと言ったがもしかするとマクロ的な意識だねとなるかもしれない。プレイヤーがここはマクロだというのならばそれはマクロという前書きに書いたことだ。その点には注意をして頂きたい。当然俺はこれはミクロだと思う!と君が思っているならば、ミクロでいい。肝心なのはそれを使う君の話がチーム内に伝わり理解されているかどうかで、ミクロの定義をどう思うかというところではない。便利な短縮語でしかないのだ。この部分をすり合わせず定義せず、人に伝える目的で何かを提示しているのならば……致命的に何かが足りていないと言わざるを得ないが。
私がこのnoteによく書いているのも、ミクロ的な部分が多い。

マクロを構成するもの

ではマクロとは何か。マクロというものを理解することは中々に難しい。理解することは難しいが、それが何を意味しているのかを書きなぐることで紐解いていく。そのために、マクロに優れていると評価されるIGLを中心に考えるのは若干の近道となった。結果解凍された要素はこちらである。

・POIごとのコンソール、ビーコンのPOP状況の予想と把握
・POIごとの物資や位置情報の予想と把握
・敵チームの構成や状況と、ムーブの特徴の把握と予想
・経験と情報からくる安置の予測
・MAP知識や経験からくるポジション候補と優劣の把握
・自チームの移動経路と最終的なポジションの考案
・獲得できる物資量とリソースの全体予測
・このマッチで必要な順位やポイントの計算
・全体的なシーズンを通して必要な順位やポイントの計算
・構成(メタゲーム)の判断
・自チームの構成と全体的なムーブ(チームコンセプト)の判断
・他リージョンの状況判断
・マッチルールやシステムの把握

これがマクロを構成する要素だ。
仮に君が「ああ、俺が普段IGLへ任せているほとんどすべてのことか」漠然とした受け入れ方をしているならば……「俺がIGLでやっている仕事か」と受け入れているならば……それは注意が必要だ。マクロというのは基本的にどのチームにおいても必ず必要とは言えないものであり……。
何を言っているのかがわからない?とても難しいと言ったのはそういうことだ。

もう一度ミクロの欄を見て、戻ってきてほしい。基本的にApexをプレイする上で必要な要素は全てミクロに書かれている。マクロというものはプロとアマチュアを大きく隔てる壁。プレデターやマスターが闊歩するランクマッチですら中々に存在しないもの。プロチームにおいても成績差を分ける大きな一つの要因だ。
バトルロワイアル型式のゲームは運ゲーだ。確率POPなビーコン、安置、物資、どこへいるのかもわからない敵。そんな運ゲーの要素を、プレイする以前より情報と経験で予測し補い可能な限り排除して、他チームより優位に立つためのものがマクロ。Apexのチームに直接プレイしないマネージャーやアナリストを投入することが有利へと繋がるのも、それに対する情報収集等の役割分担ができるからだ。ALGSプロリーグにおいて、上位のチームが何故上位なのか?という理由となる部分は現在大体ここにある。特に中入りというコンセプトを持ったチームはマクロ能力の差をぶつけていると言えるため、優れたマクロは前提条件と言える。優れたマクロを持ったIGLさえ手に入れればそれだけで高順位を狙えるともいえる。この要素を一気にチームへもたらすからこそ、マクロに優れたIGLはその価値に気づいている人々が欲しがるし、マクロを落とし込めるコーチは優秀と評されるのだろう。

エンターテイメント性で面白いラーメンの人(じじい……彼はまだ20代なのに)扱いをRIDでは受けるSakuだが、マクロのほぼ全てを担えるウルトラCのSSRプレイヤーである。
LykqやZer0といったトップIGL陣からの評価は非常に高く、やめようかなと漏らした瞬間に1tappyが誘う(?裁判長「それは引き抜きだね」)など日本有数の”マクロ添加剤”だ。
引用:Lykqさんにべた褒めされてRIDDLEを辞めることを心に誓うさくw【APEX/RIDDLE ORDER/saku/へしこ/うみちゃんらぶち/あっしー】

マクロというものは、IGLが担当する仕事のことではない。
マクロというものは、このすべてができなくともいい。
この要素をより多く、よりハイレベルに行えるチームは強く安定している。
それがマクロであると考える。

終わりに

今回のnoteに関しては非常に自信がない。何より使う人によりその境界が非常にあいまいだからだ。フラッガーやアンカーはNA等のプレイも参考にできるし、いうならばあまり会話を理解する必要がなかった。現状を図にすればいいポジションと違い、マクロミクロ論は会話を理解しなければ判断できない。非常に困難ではあったがとりあえずのまとまりを見たので、これでよしとする。
繰り返しに繰り返すが、プレイヤーがミクロだといえばミクロだ。そこを争うつもりは毛頭もない。ただの単略語なのだ。便利な言葉として使えればいいだけで、その範囲について争う意図はない。当note、私はこの範囲で使っているよという提示は必要だろうと思った次第。それがマクロだのミクロだのそれって一体なんなんだよ?と思っている方々の助けになればというnoteである。
そしてこれはこうだよ!という知識を提供して頂ける競技勢の方。是非ともご提供をお待ちしております。コメントでもなんでもいいのでお願いします。
文章ベースに残すことで競技シーン全体の発展へ繋がるんだきっと。こういうのを読むのが好きな人っているんだよきっと。俺だけじゃないよ。

宣伝というか

Twitter(X)、やっているのでフォロー等して頂ければ幸いである。基本的にはApex競技シーンのことだけをつぶやいている。
競技ファンのコミュニティとしてこのようなものを広げていき、更に競技シーンが楽しめる環境を作っていきたい。
戦術観察配信なんてものができればいいなと思ってはいるが、0スタートでやる気力も自信もないのでそれなりな反響を保証されてから(5人くらいチャットに参加してくれる状況なら)やりたい。もしそのようなものを求めているApex競技フリーク、他所ではコメデターと言われるのが怖くて言えない悩みもここならないはずだ!考察がしたいけれど批判に受け取られそうで怖い?!なら一緒に俺とやる場所を作らないか!どんどんフォローするなりなんなりで絡んでくれ!


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