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MM1427が二強支配を打ち壊す ALGSAPACNSP2プロリーグDay2簡易レポートな机上の卓論#7
”二強リージョン”ではないことの証明
非常に喜ばしい驚き。A:C、B:CのDay2はMM1427が自らの力を誇示した。Mia.K メルトステラ 破壊hammerdrillの三選手によってAPACNはRCWとFNCという二強と他というリージョンではないと証明された。2マッチともに首位を獲得しポイント50を獲得したMM。スクリムではファイトに苦しみ決して前評判通りの成績を残したとは言えなかったこのチームは、一体いかにしてプロリーグ本番で見事な修正を遂げたのか。それを振り返りながら書きなぐりたい。
状況に合わせ変化するMM1427
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SPWEともにこの傾向が見られたのは、後述の柔軟性が故だろう。
スクリム段階からの変化といえば、まず大きくはカタリスト→ヒューズという構成の変更。スクリム終盤既に行われていた変更ではある。カタリストを用いてどの配置を行うかと試行錯誤を繰り返していたMMはメルトステラのアンカー等様々なテストを行っていたが、きっぱりとヒューズに切り替えた。当Noteで繰り返してきたカタリストのソロアンカーが抱える問題点を解消できなかったという部分もあるだろうが、MM1427がヒューズに切り替える決断をしたことは全く別の理由が大きいのではないか。
MM1427は、ヒューズ構成で盤面を支配するFNCの狙いとは全く別の方向へ進んだように見える。
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各チームの戦術がぶつかり合う特徴的な終盤でもあった。
MMはMia.Kがカバー位置にいることに注目したい。
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この形で常にではなく、その場その場の各々が持っているポジションで変化させていく。
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危険度の高い抑えるべき方向には、ハンマードリルとどちらかが向かっていた。
進行先の情報を得る等前方が明らかではない状況では、メルトステラが一人で向かう。
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Mia.Kがアンカーからファイトがスタートする。
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Mia.Kが上がらずアンカー位置のままサポートする等、その場その場で適切に配置を変化させる。
ファイト時の距離感、ポジション等この難しさは語るべくもないが特筆すべきはハンマードリルがヒューズでフラッガーを行えるということ。身を守るスキルがなく当たり判定の大きいヒューズであるのに、1stダウンする光景はあまり見られなかった。ストレイフを駆使するMnKプレイヤーではないというのにこれは異常である。当然適切なカバーが適時受けられるということもあるが。誰かが常にカバーをすればいい、臨機応変にいこうとは言うが易し。結果的にアンカー位置になったと言ってしまうのかもしれないが、それを常に行えるとなれば話は別だろう。
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選手間の距離が非常に近く、フラッガーが下がるのに合わせアンカーが前に出ることでダメージをコントロールしフォーカスを合わせるという規則性がRCWには存在している。
この配置がものの見事にきまるクローズなスペースでは、無敵ともいえるファイトで敵を圧倒する。
当初のヒューズに感じていた”強者故の押し付け”っていうあとがき
FALC(Zer0、Gen、Hal)やRCWが用いていたヒューズ構成。今では使用するのをやめているそれを思い出す。自らは攻められるチームではなく、ファイトに負けることはないという確固たる自信。MM1427は実際にFNCを3on3のファイトで打ち倒す、RCWを狙いに行くといった敵を選ばない積極的なファイト選択を見せて結果を残している。
私はヒューズのウルトをシアのように使用することだけ目的として採用しているチームは、今回のプロリーグで苦しむと予想していた。不利やイーブンをそれだけで有利へと変えることができるレジェンドでは決してないという評価からである。その予想はMM1427によって覆された。彼らは個人のスキルで局所的な有利を作り出し、その差が回復しない僅かな時間を逃さずヒューズで広げていく。
カタリストのソロアンカーが成功しない、という予想もものの見事に覆されるのかもしれない。MM1427も時にその動きがチーム内で思い通りにいかず、1stダウンを取られ窮地に陥りかけているシーンもあるなど6試合を通してみればこの強さで百点満点盤石な完成形だとはいいがたい。これからのMM1427が更に楽しみになるDay2であった。
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