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広報猿払500号記念。コンセプトは“さるふつをもっと好きになる” 通算15年間で153号の発行に関わってきた話。

こんにちは、地方公務員の新家です。北海道猿払村に勤務しています。

今日は、広報猿払が節目となる500号を発行しましたので、このコトについてお伝えしていきます。

500号のリンクはコチラ

私が役場職員になってから3月末で24年が経過しますが、この間広報猿払に携わってきて15年、とても付き合いが長くなりました。

1回目 平成11年4月〜平成18年3月(7年間)
2回目 平成26年4月〜現在に至る(8年間)

広報猿払は、平成14年度までは年に6回の発行でした。平成15年度からは編集システムを導入し、それ以降は年に12回発行するようになり現在に至ります。

1回目に担当した時は7年間で60号の発行、2回目は8年間で93号の発行に関わり、これまで通算153号の発行に関わってきました。

それだけに、広報への思い入れもありますし、広報を含めた情報発信の効果を高めるためにHPの充実であったり、SNSの運用に挑戦してきたということもあります。

そんな500号ではどのような内容をお伝えしたのか紹介していきます。

表紙

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表紙は、過去の広報猿払で使用した写真1,500枚ほどを使用し組み合わせたエサヌカ線の写真をモザイクアートを作成し採用。

一枚ずつの写真は結構小さいサイズになっていますが、現物をよく見ると、どのような写真か判明するものもありますので、ぜひ手に取ってお読みください。

写真選定では他の景色とも色々と迷いましたが、モザイクアートにしてもわかりやすさを重視してエサヌカ線を採用。

写真は私がドローンで撮影したモノを採用することに。元の写真は下の写真で、縦位置にトリミングして使用しています。

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500号記念特集ページ

6ページにわたって、500号を記念する特集ページを制作。残念ながら、1号は現存しておりません。昭和31年1月に発行された12号が現存する最古の広報紙となります。

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広報猿払の歩み

12号(昭和31年1月)新家誕生していない
猿払の人口が8,000人を超える時代、タブロイドサイズで新聞のような紙質で制作されていました。タイトルは広報猿払ではなく、広報さるふつむら

60号(昭和43年5月)新家誕生していない
いつもは白黒印刷なのが、記事内でも紹介していますが、制定された村章を伝えるためこの号だけカラー印刷。タイトルがさるふつに変わりました。

188号(平成元年3月)新家小学3年生
平成最初の広報猿払。私は当時小学3年生ですが、広報紙を読んだ記憶はありません。

262号(平成13年1月)新家広報担当係
21世紀最初の広報猿払。表紙の写真は私が撮影しました。当時は、フィルムカメラで撮影していますので、現像の出来上がりまで使える写真になっているのか緊張していました。この頃は、1月号の表紙と裏表紙のみカラー印刷をしていました。

276号(平成15年5月)新家広報担当係
毎月発行するようになり、タイトルも思い切ってアルファベットで記載。ひらがなの方が良いという声を多数いただき、一年で役割を終えました。表紙のデザインと写真は私が担当しました。

392号(平成25年1月)広報担当してない
開村90周年を迎えた猿払。

420号(平成27年5月)広報担当係長
使える色を増やそうと3色刷りという方式に変更し、色の選択肢が格段に増えまし。表紙デザインと表紙写真を担当しています。ほとんどのページは若手の担当職員が担ってくれていました。2回目の広報担当になって2年目。

480号(令和2年5月)広報担当課長補佐
この号から全ページカラー印刷に変更。写真を中心に、とても評判が良く今後も続けていきたいと考えています。色々な工夫で予算額を増やさずに変更できたことも良かったです。ロゴは、村勢要覧を制作した時に使用したデザイナーさんが考案したロゴを採用。コンセプトとしてさるふつをもっと好きになるを設定し、毎号表紙に配置しています。表紙デザインと表紙写真や食に関する写真を担当しました。その他のページは若手の担当職員が全て担ってくれています。

広報猿払、読んでいますか?

100号、200号の発行年に生まれた方、300号、400号の表紙を飾った方に、広報猿払についてインタビューしました。

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カラー化による変化が読者にとって大きかったということがインタビューでわかりました。また、読んでみたい記事や好きなページをお聞きすることができたので、これからの広報制作に活かしていきます。広報紙での情報で行動を起こしたという声はとても嬉しいですし、今後もそのような記事をお届けしていきたいです。

108名の方にはアンケートへのご協力もいただきました。ご協力いただきました皆さん本当にありがとうございました。

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アンケート回答者の方の9割は広報猿払を手に取っていただいていることがわかりました。ただ、アンケート回答者を除くと率は下がると予想されることから、全体での底上げを図っていきたいと思います。

記事内でもお伝えしていますが、広報紙は全世帯に配布されるとても大切な情報伝達手段です。住民にとって必要な情報を簡潔に、それでいてしっかりと伝わる広報紙を目指していきます。

アンケートで読者の声をたくさんいただきました。今までに記憶にも凝っている記事は?今後掲載してほしい内容は?を参考とさせていただき、今後の内容決定や充実につなげていきます。

昔は、猿払に住んでいなければ読むことができなかった広報猿払。2007年からは村の公式ホームページにも掲載しています。

猿払村出身で村外に住われている方や猿払を好きだったり興味を持っていただく皆様にも、ぜひ読んでいただきたいです。


来年は開村100周年を迎える猿払。広報猿払でも、100周年に関連する記事を取り上げていくことになろうかと思います。皆様に親しまれる広報、そしてコンセプトである猿払をもっと好きになるを念頭に取り組んでいきます。

今後とも、広報猿払をよろしくお願いします。




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