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Photo story

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猿払村に纏わる写真から綴る物語。
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2021年9月の記事一覧

Photo story No.029 みんなに浴びて欲しい眩いシャワー

土曜日の朝、パッと目が覚めるとまだ5時前。天気が良ければ日の出を撮影できるかもと思い、カーテンを開けて空を眺める。 イケそうだ。 支度を整えて、外に出るとかなり冷えてる。車の外気温計に目をやると12℃ほどだ。予想はできていて、装備は準備万端。 朝陽はオホーツク海から昇ってくる。だから、向かうのは海岸沿いの地域というのが定番。 今日は、ホタテ漁船の出港を撮影しようと知来別漁港へ車を10分ほど走らせる。向かう途中すでに、一隻の船が漁場に向かっている模様。 向かう途中

Photo story No.028 ホタテとさるふつバターの狂宴

みなさんにとって猿払の印象といえば何を思い浮かべるでしょうか。二大基幹産業である漁業と酪農。ホタテや乳製品を重いかべる人も多いでしょう。また、幻の魚と称され、村の魚にも指定されているイトウも釣り人からは有名です。 今日は、そんな二大基幹産業が織りなすホタテとバターの狂宴をみなさんに知ってほしい。 ホタテだけで食べても、もちろん美味しい。バターをトーストにぬって食べても、もちろん美味しい。いずれもが、猿払が北海道が誇る逸品であることに疑いはありません。 ただ、私は活ホ

Photo story No.027 秋の風物詩、秋鮭を狙って

どの地域にも風物詩というものはあると思うが、この時期の猿払村の風物詩といえば秋鮭釣りだ。秋鮭を狙って前浜を多くの釣り人が早朝から竿を振る。その数は、ゆうに数百本か、数千本か。多い人は、一人で10本以上の竿を準備している人もいるから、この表現も大袈裟ではないだろう。そして、釣りをしているのは猿払村民だけではない。近隣のまちや、あるいは遠くのまちからも秋鮭の魅力に取り憑かれて来られる方も珍しくない様だ。私は、小学生低学年の頃以来、釣りはしないのだが、その人たちから言わせると「