設備屋プロマネ、SaaS PMMに転生する?!製造業人材"も"求む
こんばんわ、CADDiのDrawer事業部にてPMMをしている色平(いろひら)です。Day26を書いた笹口と一緒にPMMをさせていただいています。
【うるう年キャディnote29連チャンリレー】も、今回を含め残り僅か3回を残すのみとなりました。次に同名の企画ができるのは4年後です。余談ですが何もかもが目まぐるしい弊社において「4年」という歳月は途方もなく長く聞こえます。そう思っているのは私だけではないはず(汗)
今回はこんな構成でNoteをお届けします:
このNoteは誰のために書かれたのか?
今回のNote、私はあえて「製造業の実務をやっているみなさん」に向けて書いています。たとえば
- 設計やってるよ!
- 生産管理やってるよ!
- 調達やってるよ!
- 原価企画やってるよ!
- 営業やってるよ!
- 物流やってるよ!
という人たちです(それぞれ具体業務内容は問いません)
私が今回お伝えしたいことはこれだけ。みなさんは自分の業務を通じて克服したいとおもう原体験はありませんか?それ、キャディで一緒に解決しましょう!
いままでのNoteリレーは「非製造業出身者でもCADDiのSaaSで活躍できる!」というメッセージが多かったと思います。今回私は「製造業出身者だからこそCADDiのSaaSで活躍できる!」と叫びたいと思います。
現場セントリックなプロジェクトマネージャーだった私の原体験
簡単な自己紹介。
私はもともと機械設備メーカーで海外案件に特化したプロジェクトマネージャーをやっていました。お客様から受注した生産ライン(機械一式)を、営業が約束した仕様(安全性・作業性・サイクルタイム・不良率など)を満たす形に調整して納品するのが使命です。オフィスではなく工場現場に張り付く仕事していました。
しかし純文系の自分には機械がどうやって動いてるのか、どうなったらトラブルになるのか…原理が全くわからない。統計的に品質が安定してると判断する方法も知らない。機械そのものがニッチで職人技で組み上げる代物で、毎日雑用しながら何もわからない日々が続きました。
必要なことはひたすら現場でおしえてもらう日々が始まりました。これこそ究極の三現主義。結果として、PMとしては人・モノ・情報を動かす裁量は身に付けることができました。
しかし、こうして身に付けた裁量もコロナで全ての事情がひっくり返ります。一切の海外渡航が禁止され、担当現場に行けない私は両手両足両耳両目をもがれた状態そのもの。状況が全くわからない。自分は現場にアクセスできなければ何もできないということを思い知らされました。
苦労して身に付けたことこそ固執して意固地になってしまうことってありますよね。私の場合、「究極の現場主義」という自分にとって最高の成長手段がコロナによって全否定されてしまった。成長を感じ始めていた矢先の出来事だったので、非常に悔しかったのを覚えています。
このとき強烈に意識した観点が2つ、
現場依存主義を脱却できなければ自分の成長はここで止まるだろうという確信
日本の製造業は強い現場力に依存してしまいがちだと言われることを考えても、自分の悩みって日本の製造業全体の課題なのではないか?という仮説
ここで私のキャリアの考え方が大きく変わりました。
現場に過剰に依存しがちな日本の製造業を構造から変えてやろう
そのためには小手先じゃダメだ。汎用的な方法論の構築ができるようなビジネスをしよう
よしテクノロジーにかけてみよう。ちょっとクレイジーなベンチャーいこう
現場セントリックなPMとして自信をつけた私は、現場での原体験をきっかけにビジネスを通じた脱現場依存主義を志すようになりました
キャディで原体験に向き合う
1年だけ小さなベンチャー企業でシステム営業を経験した後、2022年の5月にキャディに入社しました。なんでキャディだったのか?
理由はひとつ。キャディの掲げるWhole Productという考え方こそ自分の目指す「小手先じゃない方法論」につながる唯一の道に見えたから。すごくそそられるコンセプトだった(詳細は⇩)
設立以来キャディは単なるSaaSの企業ではありません。
母体はManufacturing事業部で実物の部品調達サプライチェーンを運用しています。膨大な図面をさばきつつ、QCDを維持したロジスティックスが大きな課題でした。この運用を単にこなすだけではなく、課題を抽出し業界全体に関わる課題をテクノロジーで解消することにコミットしています。
このビジネスモデルが現場主義の限界に直面して私がたどり着いた仮説にびびっと共鳴した。現場ベースの課題を自分で見つけて高次元なテクノロジーで解決するんだ!という意気込みで入社しました。
入社してから去年末までの20カ月、5つのチームで働きいろいろな仕事をしてきました。ざっくり書くとこんな感じ
生産キャパ拡張と並行した生産管理体制(特に情物一致できる管理の在り方)を構築
生産管理オペレーションを支援するツールの要件定義
検査証跡管理ソフトのPoC、開発、オペレーション構築
仕様書・検査指示書・DRを半自動的に生成できるツールのPoC、開発、オペレーション構築
製造業ならどこでも直面するキャパ拡張の難しさや、検査証跡や仕様・DRといった最重要な情報管理の煩雑さに取り組ませてもらいました。現場の運用ベースで課題をみつけては、オペレーションやテクノロジーなど、できる限りのソリューションの仮説検証のために試行錯誤する日々
そして今年1月、私はManufacturing事業部からDrawer事業部に異動しPMMになりました。
Day26の笹口のNoteを見ていただければわかる通り、CADDiのPMMには大きく3つのミッションがあります
1. Research & Discovery
2. Go-To-Market
3. Communication Hub between Biz and Product
私は主に3点目、特にサービスマネジメントとナレッジマネジメントの仕組みづくりに取り組んでいます。簡単にまとめると
CADDi Drawerが図面に集約されたあらゆるナレッジを集約・標準化できる堅牢性の高い仕組みにする
同時にCADDi DrawerがITサービスとして顧客に最大限の価値提供ができる持続可能な仕組みにする
これが私の仕事です。
これだけ聞くとManufacturing事業部の時はともかくDrawer事業部って当初いってた原体験や課題感とまったく関係ないやん…そう思われる方もいるかもしれない。そうでもないんです。
そもそもDrawerのサービス領域は製造業のあらゆるセクターに散逸しがちな情報資産(特に図面)を集約することから始まります。
イメージはこんな感じ⇩
この絵からDrawerを取り除いてみます
CADDi Drawerがない世界ってこんな感じ。
これがすごい既視感…現場にいって無理やり情報を集め、たばねてプロジェクトを回していたときの私そのもの…コロナで直面した現場依存主義の限界そのものなんです。
こんなわけでManufacturing事業部じゃなくてもDrawer事業部も、私にとっては自分の原点に向き合うことそのものになりつつある。
そしてなにより、製造業で感じた原体験から発してSaaSという全く新しい仕事に関わる大きなきっかけを提供してくれている。これは私にとって、現場での働き方に固執するだけだと得られなかったであろう成長のチャンスになっています。すごくありがたい
あなたの原体験をCADDi Drawerの進化の起爆剤にさせてください
前段が長くなりました。「製造業出身者だからこそCADDiのSaaSで活躍できる!」とまだ叫んでなかった…
なんでそう思うか?(なかば決めつけですが)製造業の現場で働いていた方々にもそれぞれ、私がもつような原体験があるはずだと考えているからです
私からの言いたいことはこれだけ。
その原体験、我々と一緒に共有しませんか?!CADDi Drawerを進化させるための起爆剤にしてもらえませんか?!そして何より、あなた自身も新しい環境で成長しませんか?
CADDi Drawerはまだまだ進化の途中です。進化の起爆剤はあなたの原体験かもしれません。CADDi Drawerもあなた自身が進化する起爆剤になるはずです
カジュアル面談いつでも受け付けております。takuro_irohiar@caddi.jpまで気兼ねなくご連絡ください!
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