ロックバンドが3年で解散する理由
【ロックバンドが3年で解散する理由】
新しいチャレンジをたくさんしている。
自分個人もバンドも、あれやこれやと試している。ライブ前に個人情報を配り、転換中に個人情報をアナウンスしたりしている。
「下北沢発⭐️ギターロックバンド‼️」とかよりも個人的な情報のほうが気になるんじゃないかと思って。変な人間が4人集まってるし。
juJoe、最近はこっそりオーディションでグランプリも獲得している。コンテストグランプリ好きとしては早く言いたい。賞賛を浴びてぇ‼️ こういった「たくさん試せる流れ」が来ているとき、「成功確率は10%と思って、実地する」のが基本だ。
多くの仕事に当てはまることだけど、たくさん試し速く失敗するのは鉄則なのだろう。
反対に「高い確率での成功」を目指そうとするのは、優秀なひとがよくハマる罠の一つだ。
ミスったり、成果が出ない状態に耐性をつけて、仲良くなるほうが絶対うまくいく。
「ロックバンドは平均3年で解散する」という言葉がある。これはどっかにデータがあるわけもなく、偉人が言っていたわけでもない僕の言葉だ。
【大体が下記のようなロードマップを辿る。特に都内は】
結成 ↓ 曲作り ↓ 初ライブ ↓ レコーディング ↓ 企画ライブ ↓ ワンマン ↓ レコード会社とかとの関わり
↓
デビュー・キャンペーン・フェスとか
中層あたりに位置する『レコーディングや企画ライブ』まで1〜2年ほどかかる。コールドプレイはグズなので初ライブまでに1年かかったらしい。
企画ライブあたりまでは、わりと到達できるのだが、ワンマンや他社との関わりまで登ろうとすると、脱落者が増える傾向がある。
つまり企画ライブから1年ぐらいして、「登れない感覚」が蔓延してくると、ずっとそのフェーズにとどまることになるのだ。
ワンマン、他社との関わりではなく、企画を2回3回と繰り返す。しかも同じライブハウスで。
そうなると、次第にメンバーが抜けたり、仲が悪くなったり、解散したりするケースが多い。
これが3年だ。
この「登れない感覚」がバンドを殺す。
停滞している雰囲気が充満すると、どうしても新しいチャレンジをするという発想がなくなってくる。
単純に「新しいこと試そうぜ!」と発言する空気でもないのだ。
そしてメンバーで集まると、なんだかダルくなる。
一人一人は疲れていないのに、集合するとなぜか倦怠感が倍加して、挑戦心が沸いてこなくなるのだ。
冒頭に書いた「成功確率は10%程度だと思って!」なんてエネルギッシュなことを発言するムードすらない。
そうこうしているうちに、別のコミュニティに属しているほうが楽しくなってくる。
これが他のバンドなのか、音楽以外の何かなのかもしれない。だけど散り散りになる理由しか見当たらなくなってくる。
こうしてバラバラになる。
しかし離れていくというのは、そのタイミングにおいて、お互いがお互いにとって不要になったということだ。
そしてそのタイミングにおいて、必要なひと同士で巡り合うようになっている。
juJoeは内外の環境において、新しいチャレンジをやらせてもらえているけれど、これは改めてありがたいことだ。何がありがたいって倦怠感がないことだ。
今日は天王寺・寺田町Fireloop あしたは京都二条GLOWLY
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