モテないと大規模な犯罪を起こす可能性が高まる
「人間を見る目」という能力がある。先天的なものというよりは後天的なものなので、経験を重ねていけば一定レベルにはなる。
あなたも小学生の頃より「このおっさん怪しい」とか「この人はなんとなく信用できそう」という目測が高まっていると思う。
では実際のところはどうなのだろうか。
怪しい人物はマジで悪くて、信用できそうな人物は善人なのだろうか。
僕も未だによく分からないし、そもそも人格というのはグラデーションなので、その時々で見せる顔によって人柄なんて良いも悪いも変わる。
母さん助けて詐欺のかけ子が家ではすごく良いパパであるという話もあるし、知り合いのおとなしい女の子がバイオハザードが大好きで、始まるとブチギレてゾンビを殺しまくっていた記憶も鮮明に蘇る。
シチュエーションや対峙する相手によって敵意や善意は出し入れするものなので、良し悪しで測ることがナンセンスなのは間違いない。
しかしこれは僕の経験則でしかないが、「こいつたぶん良いやつだな」と感じるときはほとんど良いやつなのだ。まぁぼちぼち、それなりに、ほどほどにと思えば遠からず当たる。
反対に「こいつめちゃくちゃいいやつだな!」という常軌を逸した大リーグ級のいいやつというのはそうでもないことが多かった。
シンプルに犯罪者だったり、サイコ気味だったり、他人を利用する道具としてしか見ていなかったりなどの悪人だったりだ。そうでなくても何かしらの精神疾患だったり、依存症だったりヘビィな問題を抱えているケースも多数見受けられた。
これ、女性ならば大変だろうなぁーと思ったのだ。
「めちゃくちゃ優しいおっさん」がちょこちょこ人生に現れるからだ。そのほとんどの優しさの燃料が、好意なのか厚意なのかを見極めなくてはいけない。むずかしい。それとも、だから男たちよりコミュニケーション能力が長けているのだろうか。
その「女のカン」というフィルターをくぐりぬけて、厚意でパッケージした好意を忍ばせる輩が一定数いる。彼らは手に入らないと判断すると、その優しさをひるがえすことがある。やがてその燃料は爆撃に使われる。
女性が靡かないとなると「じゃあこれまで使ってきた金を返せ!」とキレるおっさんの伝説を幾度も耳にしてきた。なぜか彼らはこれまで使った金額をしっかりと記録している性質がある。
おっさんの心はさらに炎症を起こすとストーカーに進化したり、恨みから刃物を持ち出したり、なぜか世の中が悪いことになり銃を乱射したり、秋葉原に車で突っ込んだりもする。
彼らは自分は被害者だと100%思い込んでいる。彼らの世界ではそれが正しい。ただ、世の中とは相入れない。
「激烈にモテないと大規模な犯罪を起こす可能性が高まる」という論文を読んだことがあるけど、そこそこ腑に落ちる。
「貧しさは人を悪に走らせる」とと言うがそれもまた腑に落ちる。ここでの貧しさは金ではなく、人望みたいものだろうか。
やはりある程度、人間にモテておく必要はある。刑務所に入らないためにも。
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