群雄割拠の勤怠管理システム業界に新しく参入してきた製品ベンダーを調査
「ビジネスをシンプルにする」をVisionに、IT Forward株式会社を創業した林(@takuro1224)です。勤怠管理システム(SaaS)の選定比較ナビを運営しております。
勤怠管理システムは、中小から大企業向け合わせると現在100以上の製品があります。(勤怠管理システム一覧を参照)2019年、2020年と労働基準法の大きな改定があるなど、勤怠管理システムは法改正対応の改修・強化が必要な業務領域で常に最新化が求められます。また最近は、SlackやChatWorkなどのコミュニケーションツール、人事・労務・評価システム、入退室管理システム(顔認証)などのAPI連携が追加されるなど、利便性の強化も追求されています。私の所感では、ある程度成熟してきたシステム領域ではないかと思っています。しかしながら、まだまだ紙やExcelで勤怠を管理している企業も多いため、どの製品・企業がこれから伸びていくのかも気になるところです。今回は、2019年~2020年に新しく勤怠システムシステムをリリースした製品・企業をまとめてみました。
このような群雄割拠の中に、戦いを挑むベンダーはどこなのか?
以下、プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMESで調べた結果を纏めてみました。なんと7社もありましたwますます勤怠システム領域は群雄割拠になりそうです。
①マネーフォワードクラウド勤怠(株式会社マネーフォワード)
マネーフォワードクラウド会計を提供しているマネーフォワード(東証マザース)です。マネーフォワード給与を既に提供していますが、会計領域だけでなく人事のバックオフィス領域を網羅していく状況かと推察します。既に多くの企業が利用している会計ユーザーへのクロスセルで売上を伸ばしていくのではないかと思います。
②楽楽勤怠(株式会社ラクス)
楽楽精算で有名なラクス(東証マザーズ)です。こちらも既に多くの企業利用している経費精算ユーザーからクロスセルで売上を伸ばしていくのではないかと思います。
③oplus Pro+勤怠(Oplus株式会社)
シフト管理領域をメインに提供してい製品の拡張のようです。店舗などでシフト管理で困っている場合には、有用なサービスになるかもしれません。
④バムスン(株式会社ビズウインド)
保育園向けの業務システムから拡張されたシステムのようです。保育園の企業には最適かもしれません。
⑤DAKOKUL(株式会社GEクリエイティブ)
親会社のエムジーホールディングスは、異業種の企業の集合体のようで、今回単独で勤怠管理システムをリリースされたもようです。
⑥attenly(フューチャー・アンティークス株式会社)
SIerからプロダクト事業を強化している企業のようです。RPAツール (PINOKIO | ピノキ)、日程調整アプリ (Coordy | コーディー)、電子契約サービス (B+SIGN | ビーサイン)など新しいサービスも提供しているようです。
⑦勤怠 Reco(SBIビジネスソリューションズ株式会社)
島根銀行とその取引企業である株式会社日本ハイソフトと SBI ビジネスソリューションズが提携し、日本ハイソフトが開発する勤怠管理システムを SBI ビジネスソリューションズがクラウド版へリニューアルした製品のようです。地域企業の提携&SBIビジネスソリューションの顧客基盤を利用した展開をされる感じでしょうか。まだ製品サイトがないようですが、今後の動向も追っていきたいと思います。
上記、7社の説明には私の所感も記載しましたが、あくまで所感です。
さあ、群雄割拠の勤怠管理システム領域は、どの企業が業界シェアをとっていくのか?楽しみです。
最後に、勤怠管理システムの選定比較ナビゲーションサイトを提供しております。勤怠管理システムを検討している方々は、ぜひご利用ください。
※上記7社は比較対象にまだ出来ておりませんが、今後追加していく予定です。
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