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今までのウリが問題化する時

最近のTOC思考プロセスセミナーは「飲まない飲み会」って言ってる。

そのくらい、本音で密度の濃い対話の時間が続くということ。まる2日間も。

お酒飲む飲み会も結構いいこと話してるんだけど、次の日だいたい忘れてるし、成果物も残ってない。

ここではちゃんと成果物が残り、明日が来るのが楽しみな実行プランができる。

ノープログラムに近いように見えるかも知れないが、

1. 何を変えるのか
2. 何に変えるのか
3. どうやって変えるのか

の順番はきちっと守っている。



画像は、今回出たエモーショナルな付箋たち。

感情が動いている場所の近くには、必ず根本原因や目指すゴールがある。

楽しくワイワイと探求していくよ😃



気が向かない仕事? 

もっと接したいお客様との時間を奪う、時間泥棒的な事務仕事。

これを分類してやめられるものはないかと話しが進みかけたが、

「事務仕事、全部やらなくて済む方法はないの?!」

一気に発想が空高く舞い上がる。

「事務仕事がダメじゃなくて、相手のためにならない仕事が気が向かないんだ。」

「なるほど! だったらこうしてみたら?」

「これなら全部1時間で終わる!」

一気にワクワク感が高まり、皆が笑顔になる。



「地元から湧き上がってきたものを大切にしたい」

願いのこもったとてもいい言葉。今すでにあるものの力を存分に生かす。TOCの考え方とも合致している。

「これは強い使命のようだから動かないですよね。」

「そうすると、ジレンマはなくて、このアクションやるしかないね。」

「実行すると起こるかも知れない心配事があるんです。」

「では副作用を消す方法をみんなで考えましょう。」

心配ごとを砕き、細分化し、追求し、言語化し、解像度を上げて行く。

そうすると事業の半分くらいの儲けに影響すると感じていた心配は、ほんの数%くらいの影響に過ぎないことが見えてきた。

社員さんは、もうすでにその方向に舵を切りたがっていると言う。

「あとは、私の覚悟だけですね。」

腹を決めた社長の言葉は力強かった。



最後に驚いたのは。。。参加者全員に共通する大きな根本問題が浮き上がって来たこと。

「安心して任せられる外注先がない」?!

皆さんは事業の競争力をつけ、差別化しようと独自の技術を磨いて来た。

それが売りになって、事業を発展させてきた。

今、新しい価値を展開しようとした時に、何と。。。

突出した技術力が、逆に問題化してしまっていることに気がついた。

「確かに、安心して任せられるパートナーが居ると、新規事業も思い切ってできるし、ほとんどの問題は悩まない!」

何ということだろう。絶対に良いと信じてやってきた「差別化」が、逆に根本問題になるなんて。

「常に仮定 (前提条件) をチェックせよ」

ゴールドラット博士の言葉が、ドーンと飛び出してきた。

しかし、2日間共に考えてきた今日のメンバーはひるまない。

「地域で技術の教育をする!」

「想いが暑すぎてウザがられる君がYoutuberになろう!」

「そしたらノウハウが動画で蓄積できるし、採用にもつなげられる!」

また、好循環の波が押し寄せる。

もう、大丈夫。

波に乗ってしまった皆さんは、もう立ち止まることはないだろう。

皆さん充実の笑顔で盛岡を後にすることができた。

明日からまた、月曜日が楽しみな人たちが増えそうだ😊

盛岡のじゃじゃ麺の文化を初めて体験

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