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シン・エヴァ雑感メモ

・シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観て感じたこと

 シン・エヴァを1回鑑賞して感じたこと
 また2回目とか観たら書き足してみる予定

〇良かったところ

・皆(特にゲンドウ)が救われた
・シンジが鬱(失言症)から回復し、キャラとして大人になった
・戦闘シーンのアニメーションがよかった
・アヤナミ(仮称)が可愛らしかった
・エンドロールのBeautifulWorldのアレンジVerがよかった

・震災に影響を受けた描写(封印柱 =除染装置&堤防)

△モヤモヤしたところ

・エヴァからの解放に重きが置かれていたことでSF的な設定がいつも以上に説明放棄されていた
*むしろその舞台設定を多彩な表現方法(特撮・実写・3Dモデル・セル画など)の場として利用していた?

・マイナス宇宙ではなんでも起こりうる ⇒ 何でもあり?
 槍は作れる、ロンギヌスもカシウスに変わる

・使徒の数(11番目は?)、槍の数、アダムスの数…

×これで良かったのかと思ったところ

・観客(視聴者)はエヴァから解放(卒業)されたのか
 **現在、若干のうつ状態であり、卑屈にとらえている面があるかも
 
・ラスト、私小説としてのエヴァの面を完全に包み隠さなくなっていて、
 ここで伝わるメッセージは「鬱から回復しました。嫁さんと元気に生きて        
  いきます。」というもはや生存報告になってしまっている。

・幸せに関する価値観が古い
 種の保存・第3村で営まれる昭和チックな生活(産み育てる)・主要 
 キャラが男女で結ばれてる風エンド、つまる所、独り身・子供無しの身に        とって辛いです。(勝手な感想)

・過去の清算で終わってしまっている
 全てエヴァに決着をつけるため、TV版・旧劇版の演出展開をセルフ
 オマージュしながらエヴァ無き世界(監督のエヴァからの解放)に
 辿り着いた訳だが、今回の映画を通じてQまでの過去の清算を果たした
 のみで、結局ここからの未来への希望とは何なのか描かれていないのでは
   と思った。
  *震災前後に鬱になって、そこから回復して元気になって好いてくれる人  と一緒に何を目指して歩いていくのか?
 
 個人の内面の問題解決で終わっていて社会との関わり方が描かれていない    のでは?(エヴァをセカイ系というのであればセカイ系全てにに共通の問  題かも知れないけど…)世界を巻き込んだ壮大な親子喧嘩(話合い)の  後、エヴァ無き世界≒虚構からの脱出になっている。

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