2020年 会社辞めてエストニアでフリーランスになってみた🇪🇪

こんにちは、現在ヨーロッパにあるエストニア🇪🇪という聞き慣れない国でフリーランスとして活動している”たくにぃ”（@taku_eHopper）です！

エストニアに住み始めてから約1ヶ月経ったので、改めて前職であるサイバーエージェントをなぜ退職したのか、なぜエストニアに移住することにしたのか、どうして今フリーランスとして活動しているのか、など、主に退職するかどうかのモヤモヤの部分を重点的に書いてみました。

1年くらいモヤモヤを抱えて仕事をし、退職し今に至るので、
”本当にこのままでいいのかな？”とモヤモヤを抱えている人に読んでいいただけたら嬉しいです。

サイバーエージェントを辞めて約4ヶ月
エストニアに来て約1ヶ月

あっという間だけどいろいろありました😇

人に会ったり、仕事くださいって言って回ったり、人生悩んだり、語学留学してみたり、事業創ろうとしてみたり、別れがあったり、サウナ入ってみたり、人生悩んだり

でも日々楽しいんだ😊 pic.twitter.com/9RZcfk5jm7

— たくにぃ@エストニアでキャリア事業🇪🇪 (@taku_eHopper) April 4, 2020

①はじめにまず自己紹介🇪🇪

◆高校生（17歳）
突如『宇宙飛行士になりたい!!』と思い立ち、一生懸命勉強を始め、浪人して大学に合格。

◆大学生（19〜23歳）
授業がつまらなすぎて絶望。しかし夢の宇宙飛行士を目指すため活動開始。JAXAで宇宙教育のボランティアや宇宙飛行士や宇宙開発を志す大学生を集めて勉強会するような意識高い学生生活を過ごす。

◆就活（23歳）
『宇宙飛行士じゃなくてもいいんじゃね？』と急に夢への感情が冷め、新しい道を模索し始める。そんな中人のキャリアに強く関心を持ち、たまたま出会ったサイバーエージェントへ入社を決める。

◆社会人（24〜29歳）
新卒エンジニアとしてサイバーエージェントへ入社。入社半年後に新規事業である小学生向けプログラミング教育事業の子会社立ち上げにジョイン。とにかくがむしゃらに子どもたちの未来のために自分の時間を捧げてきた。

◆退職（30歳）
30歳の誕生日の次の日に退職の旨を上司に告げ、2019年12月に最終出社。

◆現在（30歳）
ひょんなことからエストニアへ移住することに🇪🇪英語で話したことなかったので、取り急ぎ1ヶ月あるあるのセブ留学🇵🇭2020年3月からエストニアに移住し、フリーランスとして仕事をいただきながら人生模索中。

仕事は計画性持ってできる方だと思っていますが、人生においては全然計画できませんでした。家でだらだらして、漫画見て、とにかく時間を無駄にする自分でしたが、小さな行動をしてみるごとに新しいチャンスに出会い、いきあたりばったりですが、少しずつ人生が前に進み始めてきた気がします。

会社には約7年間も所属していたので、退職するかどうかとても悩みました。退職して自分に何ができるんだろうと、生きていけるのか、とても不安でした。退職の旨を社長に伝えた際も『やべーーー言っちゃったーーーーどうしようこの先...』とかなりびびってました。笑

もちろん今だって人生悩んでます！
だって年収なんて3分の1です！お金が全然全てではないですが。でも悩んでないよりマシな気がしてまして。悩みながらでも一生懸命に人生を生きてる今の方が【自分の人生生きてる！】って本気で思えるんですよね。

②なんでサイバーエージェントを退職したの？🇪🇪

いろんな人に『あんな大企業なんで辞めたの？』とか『良いポジションだったじゃん！』とか『給料いいじゃん！』『安定なのに！』とか言われましたが、本当にシンプルに『あれ？自分の人生このままでいいんだっけ？』と思ったんです。

【小学生向けプログラミング教育事業】はめちゃくちゃ自分に合っていて、約7年間この事業に心血を注げたことを心から誇りに思っています。
子どもたちの未来を少しでも変えることができたと思っているし、関わってきたアルバイトの大学生たちと泣いたり笑ったり共に苦難を乗り越えてきたし、未開拓の市場を最先端でひろげながら事業を立ち上げていくのは辛いながらも人生のかけがえのない体験でした。最高でした。

でもどこかで思ってたんですよね。【自分にとっての幸せってなんだろう？】って。事業に没頭していた時は、考える余裕すらなかったけど、少し余裕ができてきて考えるようになりました。

『今、正直に幸せって言える？楽しいって心から思ってる？』
そう自分に問いただしてみたときに、素直に『当たり前だ!!楽しいし幸せだい!!』って言えなかったんです。

平日夜に友達とおいしいご飯食べにいったり、土日に思いっきりどこかドライブしたり、ディズニーいったり。側から見たらリア充な感じだったとおもいますが、なにか虚しさが残る毎日でした。遊べるお金を得て、その分遊んで、給料が高くなれば遊びやご飯の質が上がる。もちろんすごく楽しかったんですが、自分の幸せはこうじゃない。そう思いました。

③最後のきっかけはヤバTかもしれない🇪🇪

2019年8月。もやもやもやもやもや...
ずーっと変わらずももやもやしてました。もうすぐ30歳になってしまうけど、このままこの気持ち放置してていいのか？

そんなときに行ったROCK IN JAPAN FESTIVAL。大好きなアーティストのひとつである”ヤバイTシャツ屋さん”を見に行きました。

その中でいつもふざけているギターボーカルが突然真面目な話をし始めたんです。

最近、自分たちが音楽をやってる意味が少しずつわかってきた気がするんだ。

「ヤバTの音楽を聞いて人生変わりました！」とか「いつも元気もらってます、ありがとう！」とかいろんな感謝のメッセージをもらうようになったんだ。

でも俺らは感謝されたくて音楽始めたわけじゃない。この3人で音楽やってるのが楽しくて、ライブするのが楽しいから、だから一生懸命自分たちのために音楽やってきた。

でも、こうやって大きなステージに立たせてもらえるようになって、だんだんこういう感謝の言葉もらえるようになって、はじめて俺らが音楽やってきた意味がわかってきた気がする。

（うる覚えです。すみません...。）

この話を聞いたときゾワッと鳥肌がたち、泣きそうになりました。
人のために何か一生懸命になるのではなく、自分のために一生懸命になっていいんだ。なにか目の前の好きなこととかやってみたいことに没頭することで新しい世界がひらけるかもしれない。

その瞬間、退職を決意した気がします。

④なぜエストニアに移住することにしたの？🇪🇪

この質問、出会う人すべてに言われます。笑
全然聞かれるのは嫌ではないし、何回でも答えるんですが、いつも答えは一緒です。

すみません...実は明確な理由ないんです。。。

そうなんです。特に理由があってエストニアだ！って決めたわけではないんです。実はやりたいことが明確なわけではないし、ビジョンがあるわけではない。どうしたら自分幸せになれるのかだってわかんない。めちゃくちゃふわっとした状態で退職を決めてしまったので不安しかなかったんです。

ただ、頭の中ですごく抽象的だけどチャレンジしてみたいことがあり

（1）起業でもフリーでもボランティアでもなんでも
　　興味持ったものにチャレンジしたい！
（2）ホームステイも留学もなんの経験もないから
　　海外に行って長期間暮らしてみたい！

なぜかこの２つの軸が頭にありました。でも1ヶ月くらいもやもや悩んでいて、抽象的な相談ばっかいろんな人にしていました。そのとき絶望的な顔をしていたことを覚えています。

そんなとき、ある日ある方に
『エストニア行ってみたら？』
と突然の謎の提案をしてくれました。

ただ、なぜかその提案を受けた瞬間、こう思ったんです。

「エストニア？エチオピア？聞いたことあるけどどこだそれ？」
「でもエストニア面白いかも…？」
「でも...エストニアに行く！って決めたら人生変わるかも...？」
「あれ…なんかワクワクするぞ…？」
「もしかしてこの決断が人生を大きく左右する決断かもしれない？」

これだけは伝えておきたいのですが!!!!!!!!!!
自分は昔から【思い立ったらすぐ行動!!】とはかけ離れた性格で、超ビビリ。なんでも石橋を叩いて歩こうとする、もしくは石橋叩いた結果歩かない、そんな性格が染み付いた自分です。なんでも”決める”のが怖くて、”検討する”のが大得意。そうやっていろいろ逃げてきたのが自分です。

でもここでふと思ったんです。人生を大きく変えたいのであれば【今までとまったく異なる選択の仕方】をしてみたらいいのではないか？

それは【考える前に”決めてみる”】、自分にとっては未知の選択をしてみよう、そう思いました。

そして、2019年9月13日。その提案をしてくれた5分後に『えいや！もう決めてしまえ！』と思い、エストニアに行く!!ということを決めてしまいました。

これがエストニアに行くことを決めたきっかけです。決めた当初は、”行くことを決めた”だけで、仕事も何もない、どうやって稼いで行くかも決めてない、英語も話せない、貯金も少ない。つてもない。でも決めたらやるしかない！と思って行動をスタートしました。

⑤エストニアの前にセブへ？🇵🇭

そんなこんなで2019年12月に約7年間大変お世話になったサイバーエージェントを最終出社し、2020年3月にエストニアにやってきました！

とその前に、そうは言っても英語がまったくできなったので2月の1ヶ月はセブへ留学に行っていました🇵🇭つくづくいきあたりばったりで計画性がないな、と少し反省しながら英語を思い切り勉強してきました。

社会に出た後、こんなにひとつのものを集中して勉強する機会ってなかなかないですよね？すごく貴重な経験でした。ビーチに行きまくって、大学生と戯れて、いろんな国友達ができていぇーいっていう留学ではまったくなく。笑

平日は朝7時から学校へ行き21時まで勉強、夜は先生とご飯に行き、会話させてもらい、土日はカフェで勉強するか先生に付き合ってもらって会話の練習。本当に徹底的にひとつのことに向き合った1ヶ月間を過ごしました。

将来は不安で仕方ないし、自分が今やってることが何につながっていくのかもわからない。でも思い切ってひとつのことに集中する貴重な機会は退職しなければ絶対できなかった。そう思うとすごくハッピーですよね。

⑥エストニアではフリーランスとして生きてます🇪🇪

そして、ついに2020年3月9日にエストニアの地に降り立ちました！そして次なる問題はなんと...コロナ！

なんとか入国はできましたが、3月頭はまさにヨーロッパがコロナの影響が出始める直前。僕がエストニアに降り立った3日後にエストニアでは緊急事態宣言発令。いま約1ヶ月が経とうとしてますがほぼおうちで過ごしています。笑

エストニア人や外人の友達もつくれない。
エストニアに住んでる日本人でさえ会うことができない。
勉強したのに英語話す相手がいない...

いきなり出鼻をくじかれる感じがありましたが、でもこれも貴重な経験だと思うようになりました。退職したからこそできている貴重な体験です！笑
ネガティブに考えようと思えば、いくらでも材料はあります。それでもこんな時でさえも楽しむ材料はいくらでもあるし、家の中でも新しいチャレンジはいくらでもできる。そう思って心を落ち着いてます。

今はいろんなことにチャレンジしたいので、様々なお手伝いをフリーでさせていただいています。

●スタートアップの支援（主に若手人材育成やマネジメント体制構築）
●コンテンツマーケのディレクター
●コンテンツマーケのディレクター※昨日もう一社仕事いただきました！

さらに、縁があってエストニアの教育系スタートアップの立ち上げにジョインできることになり、これから事業を創っていく段階。非常に楽しみです！

⑦さいごに...🇪🇪

つくづく痛感しましたが、自分は本当になんにもできないです。約7年間の立ち上げ経験はありますが、主だったスキルもないし、英語も話せない。

それでも”決断”した瞬間からすべてが変わりました。多くの出会いがありました。”決める”ことって簡単かもしれないですが、ひとつ”決める”だけで多くのことが進んでいきます。

今、自分を支えてるのはすべて縁です。自分の力なんかじゃありません。でも縁を手に入れるためには”決める”ことが最も大事であり、一番はじめにすべきことなんだなと今は思っています。

まだまだ自分の旅路は始まったばかり！
世の中はすごく大変なことになっていますが、家の中からでもできることはたくさんあるし、家の中でもチャレンジできることはいっぱいあるはず。

とにかく今年は様々なことにチャレンジします！
起業とかフリーランスとかボランティアとか関係なく。

これから新しいチャレンジをしながら思っていったことをちゃんとブログに綴っていこうと思いますので、もしこの文章よかったと思っていただけたら応援してくださると嬉しいです！よろしければTwitterもフォローいただけると幸いです！@taku_eHopper

ちなみに実は今回、サイバーエージェント時代の後輩である”はるな”（@haru0127x）から素敵な企画のお誘いをいただいたのでnoteを書き始めることにしました！個の時代の入春式🌸というフリーランスのための企画でとても素敵な企画なので賛同しています！

企画詳細はこちら✍️
https://note.com/itoyon_note/n/na5922fafe780