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【2020/4/16時点】個人事業主の美容師さん向け・持続化給付金について。


※こちらの記事は、2020年4月16日時点での情報をもとに書いています。最新の情報はご自身で確認してください。




4月7日に7都府県に発令された緊急事態宣言により、サロンの休業を余儀なくされた美容室。

または、店内衛生管理や、従業員の体調管理を徹底しながら、現在も営業を続けている美容室。

または、閉店することを決めた美容室。

など、対応はサロンや企業ごとに異なると思いますが、美容業界で働く美容師さんにも、今回の事態は、生活・仕事・キャリアに大きく影響を受けている美容師さんが多いと思います。



連日ニュースやインターネットで報道されている「持続化給付金」について、情報を整理してみました。



▼給付金制度の概要は?

・新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、事業に影響を受けた者の支援の一貫として、政府は、2020年補正予算案に「持続化給付金」を盛り込んだ

2020年4月中に国会にて成立する見込み



▼給付金の対象者はだれ?

・新型コロナウイルス感染症の影響により、売上前年同月比で50%以上減少している者が対象(収入ではなく「売上」

・中堅、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者を対象とする(予定)



▼給付額はいくら?

個人事業主等は100万円・法人は200万円



▼給付金額の計算方法

・減少分=(前年の総売上(事業収入))-(前年同月比▲50%月の売上×12か月)



▼給付金額の計算例①

・2019年の年間売上600万円

・2020年4月の売上20万円(前年4月の売上が50万円だと仮定して、売上が50%以上ダウンしている)として、2020年の年間売上が240万円見込みとなる


この場合、

600万円 ー 240万円 = 360万円

360万円が減少分と算定されて、個人事業主の美容師さんの場合、上限100万円までの給付金が受け取れる



▼給付金額の計算例②

・2019年の年間売上180万円

・2020年4月の売上8万円(前年4月の売上が17万円だと仮定して、売上が50%以上ダウンしている)として、2020年の年間売上が96万円見込みとなる


この場合、

180万円 ー 96万円 = 84万円

84万円が減少分と算定されて、個人事業主の美容師さんの場合、減少分が上限となる為、84万円の給付金が受け取れる



▼その他

本日(4/16)時点で、経済産業省からの通達で、明示されていること


◉ 2019年に開業した事業者への対応を検討中

◉ 前年同月比との比較は、2020年12月までの任意の月を選べる

◉ 補正予算成立後(4月末)、1週間で受付を開始する予定

◉ 給付は2週間程度の見込み

◉ オンライン申請がメイン

◉ 必要書類

個人事業主:本人確認書類・前年申告書控え・減収月の帳簿等(様式は問わない・売上が分かれば良い)



以上です。

先行きが不安な中、非常に関心を持たれている制度なので、今後の国や行政の発表に注視していきましょう。

追加の情報は、また随時、更新します。

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