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【感想】久しぶりに邦画を見ました

「22年目の告白ー私が殺人犯です」のネタバレが含まれます。
気になる方はお気を付けください。

 

数日前、流行り病から逃れるように帰省しました。

帰省時の楽しみは、久しぶりのテレビ。
(一人暮らしのアパートにはないので)

特に興味があるわけでもない番組を眺めるのも、それはそれでオツなものです。

興味の無い映画を金曜ロードショーで楽しむのもその一つ。
というわけで滅多に観ない邦画「22年目の告白ー私が殺人犯です」を観ました。

ネット、具体的にはTwitterですが、そこでは「邦画の滑落」という話が定期的に流れてきます。
確かに興行収入ランキングではアニメがトップ。アニメ以外で入るのは洋画のアクション物です。

確かに私も映画館に足を運ぶジャンルはアニメか洋画のアクションですし、「まぁ邦画はつまらないのだろう」と思っていました。

しかし、これが意外と面白い。

※そういえばテレビもまた、ネットでは滑落が叫ばれてますね。
映画に限って言えばですが、興味の無いジャンルとの出会い、その機会はとても貴重だと感じます。選書ならぬ選画とでも呼べば良いのでしょうか。

映画の後半で、叙述トリックだったことが明かされます。
これ、普通に騙されました。
つまりちゃんと面白いってことです。

確かにアクションは弱いし、人の動員こそ多いですが、同じ場所のロケで頑張ってる感は否めません。

ですが、それを補ってあまり在るのが邦画でしか出せない「リアリティ」です。
例えば実際のニュースキャスターが作中のテレビに映っていたり、見覚えのある記者会見会場だったり・・・・・・といったことです。
もし洋画が同じ演出をしたところで、我々は恐らく気がつけないでしょう。大統領の演説くらいなら分かりますがCNN的なテレビ番組を我々は見てないので。
これは邦画の、邦画でしか出せない魅力です。
そしてもっと認めてあげて良いのでは無いかと思いました。そして邦画も、もっと利用するべきです。

それから、史実の資料映像と、創作された過去報道。そこから展開する回想の展開がとても自然で良かったです。
小説書きとしては、「やってみたい」と思う構成でした。

と、いうわけでここまで邦画を褒めてきました。
私は映画評論家じゃないですし、造詣も深くないので表面的なことか言えません。
とはいえ、「面白くない」というTwitterの評判、雰囲気を真に受けるのは良くないなと思いました。

限りある時間を割くべきか、というのは更に別の話ですが、、

以上です。


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