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大きなことをキャンセルするために必要なこと

こんにちは。セーラー服男子のなんでも相談屋さん、たくみです。

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大きなプロジェクトほど一度回転の歯車が動き出してしまうと、歯止めが利かなくなってしまうものです。今回のnote記事では、社内などで大きなことをキャンセルする潮陵を作りたい方に向けて、そういった仕組みが招いた悲惨な事故を紹介し、何が必要なのかの考察を書いてみたいと思います。

7月には、本当にあの競技の祭典はTokyoで行われるのでしょうか?
世論的には言論の自由が発せられるようになった現代では、中止の声が8割弱まで挙げられているものの、もう誰にも手に負えない状態まで突き進んでいってしまっているような気がします。カリスマ性を持った救世主が出てくるのを待つしかないのでしょうか。

1.第二次世界大戦(1945年)

これはもう言うまでもない程の歴史的失敗ですよね。

流れを軽くおさらいしておきますと、石油や石炭などのエネルギー資源に乏しい日本はアジアでの資源開発を行うべく列強欧州諸国が統治していたアジア太平洋地域の国々の制圧の手を伸ばしていました。インドネシアやベトナムなど当時の欧州からの支配から日本の支配下に置いた国は資源開発を友好的に進めるべく地域の開発にも積極的であったようです。一方でお侍さん根性が抜けきらない欠点もあったようですが。

そんなエネルギーの拠点をめぐる争いの中で中国との争いも半ばに、アメリカとの睨み合いになり誰のどう主導したかは諸説ありますが、ハワイ真珠湾攻撃を契機に米英との太平洋戦争へと突入して行きます。

当時の日本と、現代の日本の例のスポーツ競技祭典と状況が似ているなんてネットではよく言われていますよね。

欲しがりません、勝つまでは

そんなスローガンも当時はあったようですね。ただ、僕の祖母も言っていたことなのですが、時代によって価値観は変わっていくものです。国の為に貢献することが今の個人の時代のような価値観ではなかったので、それ自体に疑問を抱いたりという事もなく、自然とできていたそうです。この感覚ばかりは当時を生きていないとわからないですね。

話を元に戻して、兵站(軍隊の食料や武器の備蓄など)が圧倒的に足りていないのに開戦に踏み切っていってしまったのが、敗戦の原因です。それは開戦前から誰しもが薄々は気が付いていたのではないでしょうか。こんな戦争は無茶なのではないかと。しかし、当時のマスメディア、つまり新聞やテレビの民衆への影響力が大きかったこともあり自分の意見や考えを押し殺してそういう流れがあるのだと、国を動かす政治家自身もマスメディアや下の部署である軍本部への圧力には贖えなかったのでしょう。

終戦への決定打となったのは、東京大空襲、沖縄上陸作戦、広島、長崎への原子爆弾投下でした。

結局内部の圧力のせいで巡り巡って多くの市民が犠牲になってしまったのですね。何とも悲惨な出来事でした。

もし、政治の判断から降伏がもっと早ければ、被害はもっと少なくすんだでしょう。歴史にIfは邪道かもしれませんが、エネルギー資源に頼る別の方法を見出す道を歩めなかったものでしょうか。


2.チャレンジャー号爆発事故(1986年)

1986年1月28日、アメリカのフロリダ州にあるNASAケネディ宇宙センターから打ち上げられたスペースシャトル、チャレンジャー号は打ち上げから73秒後に空中で爆発し、搭乗員の宇宙飛行士7名全員がお亡くなりになられました。

直接的な原因は、固体燃料タンクのOリングと呼ばれるドレインパーツの低温による不具合での燃料の不正漏洩による引火爆発だと言われています。

ロケットは打ち上げ時は主に3つのパーツからできています。

・液体燃料ロケットエンジン(赤くて長いサツマイモみたいな部分)
・固体燃料ロケットエンジン(液体燃料ロケットの左右に1本ずつついている白いエンジン)
・シャトル(飛行機みたいな形をした搭乗員が載る部分)

この右側の部分ですね。

しかし実はOリングパーツの不具合は、発射前から予見できていたのだとされています。そして、気温が低い場合はロケットの打ち上げを延期すべきだと開発したメーカーの技術者たちが遠隔会議で具申していたのだそうです。


ではなぜ打ち上げを中止することができなかったのか?


このチャレンジャー号は、開発から打ち上げまでに既に何度も延期を繰り返してきていたからです。アメリカの国の威信をかけた一大プロジェクトがいつまでたっても成功しないとあれば、世界から失望されてしまいますよね。また、時の大統領がロケット発射の視察にくるという事もあって、何が何でも打ち上げてみる、今までの実績があるから大丈夫だという自信もあったのでしょう。どんな理由であれ、安全を最優先の担保にしなければならない事業においてそれ以外の理由を取ってしまったがために発生してしまった悲惨な事故と言えるでしょう。


3.止めるために必要なことは?

 上記2例の他にも、こうした歯止めが利かなくなったがために事故というか取り返しのつかないことになってしまった事例はさらに歴を紐解けば枚挙に暇はないでしょう。

 そのほとんどに共通していることは、「何が最も大事なことなのか?」の目測、そして決定を誤ってしまったことにあります。

そんなもの、決められるわけないじゃないか!

それは勿論、その通りです。冷静になったとしてもなかなか正しいことを正しいと言い切れない場合の方が多いでしょう。

それはなぜでしょうか?

物事の決定を、正しい、正しくないではなく、人間は「感情で」大半の決定をしてしまうからなのです。これは、その仕組みがあると理解していないと理性で抑えることはできません。人間は感情で生きているからなのです。

例えば、宇宙センターの視察に来るの大統領ではなかったら、ロケットの打ち上げは延期で来ていたのではないでしょうか。その忖度必要でしたか・・・?

実際、分刻みのスケジュールが詰まっている国のトップがやってくることと安全は天秤にかけるべきではないものです。しかし、現場の誰もその決断を下すことができなかった。感情で動いていたからです。

覚えておいてください。

大きなことをキャンセルするためには、感情に負けないことです。

それは実はどんな理性をもってしても、どんなに正しいことだと思っていてもなかなか覆すことが難しいのです。人間のもつ、最もナイーブなもの、それが感情です。カリスマと呼ばれている人たちがカリスマ足り得ている理由の一つは間違いなく感情のコントロールが上手だからです。

4.最後に

大きな組織や動きを止めるのはなかなか難しいと思いますが

お気持ちくらいは受け止められると思いますので

お悩みの方はたくみさんまでそっと相談してみてくださいね。



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