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関係と愛は育むもの~先に居る者の使命~

こんにちは。セーラー服男子のなんでも相談屋さん、たくみです。

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ゴールデンウィークもほぼ終わり、いつもの日常が再びスタートしようとしていますね。

新入社員や新入生も、そろそろ職場や学校に行くことには慣れてきたころかと思います。

そんな時期だからこそ、よくいただく悩みの種が


どう指導すればいいのかわからない

というご相談です。

たくみさんを育てくれた先輩のお話や、人事として新入社員育成を行う社員指導などを通じて今日は”指導するものの心がまえ”をお話ししたいと思います。

How to の指導論はあるにはあるのですが、それがあらゆるシチュエーションに通ずるわけではありません。むしろその方法論を実践するよりも大事なことはもっと根源的な部分です。そのマインドの部分を意識して愛を育める指導者になっていただければ幸いです。


1.違って当たり前。まず認める。


現代の世の中は、時代の変化のスピードが速いですよね。

特にテクノロジーの進化のスピードは5年で常識を覆すような価値観が次々と生まれていきます。

自分が会社に入ってから何年たってから入社してくる新入社員さんは、このように自分の育ってきた社会とはほとんど違った環境で育ってきています。

例えば、たくみさんの子供の頃なら、小学校で電話連絡網というものがありました。

今のようにインターネットも普及していない時代ですから当然、メールの一斉配信やSNS、テレビ電話どころか携帯電話も大人のごく限られた一部の人がショルダーホンとか衛星電話のようなバカでかい電話をかついでいたような時代です。各家庭の電話は貴重な情報インフラだったんですね。

そんな時代で育った私達でも、電話を他の人の家にかける、という行為は相当な勇気が必要でした。誰が出るかわかりませんからね。もしかしたら〇〇君のお父さんは超怖い人かもしれない。。。そう思うとダイヤルボタンを押す手も震えたものです。

しかし、そういう経験があったからこそ、電話をかけるということにおける会話の礼儀や、目に見えないことを説明するための話の組み立てなどを考えました。

もう少し大人に近づく学生になると、携帯電話でメールをやりとりする時代が訪れました。好きなあの子と一晩中メールで悩み相談をやりとりしていた夜もありました(これはまた後日、たくみさんの恋バナで記事にしましょう)。

やはり、そういう経験があったからこそ、メールの文面を作ることへの礼儀や、BCCなどの使い方もわかるようになっていましたし、スパムメールの見分け方も(手痛い経験をして)選別できるようになりました。

そういうたくみさんの世代の自分の過去と、今年2021年に入社してきた新入社員の方々との幼い頃の経験には明確な違いがあると思います。

学校から帰ったら、マインクラフトをオンラインで繋いで友達とチャットしながら楽しんでいた世代なら、オンラインの障害の仕組みやネットワークについては詳しいかもしれませんが、会社で必要な電話対応の基となるような電話はしたことがないかもしれません。何しろ友人との会話で育ってきた世代なのですから。そうなると、言葉遣いを先輩社員が指導する必要が出てきます。その背景を理解せずに”あんなやつは一生電話対応をさせることができない”と蔑むのは軽率すぎます。文句ならだれでも言えてしまいます

大事なのは、まずは、その背景を認めてあげること。

今までに、よそ行きの電話を掛けたことがあるのか?
何回くらいかけたことがあるのか?
自信はあるのか?

このような質問を通じて、本人の背景を認めてあげてください。


それは、そういうものなのだと。


そのうえで、どう訓練していくべきなのか?を構築しなければいけません。

もう一度、お伝えしておきます。

あなたの育ってきた世代と、今目の前にいる新入社員の世代では

価値観も育った時代背景も異なるのです。

このことをまず念頭においてください。

さらに言えば、一人一人の育った環境も全く同じということは例え双子でもそうあることではありません。似通った部分は有れど、その違いが一人一人の性格となって表れているのです。

生意気だ、気合がなってない!

指導者としてのあなたは、それは謙虚に、そして人一倍の気合と根性をもって仕事に臨まれてきたことと思います。


しかし、目の前の一人の人の人生は、そうではないのです。


たくさんの才能と周りの手助けに支えられてきた人ならば、根性を出したことはもしかしたらないかもしれません。

まずは、それをそういうものなのだと、受け入れてください。

あなたも、他人も、等しく尊ばれるものなのです。

それをあなたが受け入れない時、その人の人生を踏みにじりかねないのです。

その人にとっては、人生で受けた最大の屈辱になるかもしれません。

そんな関係では、伝えられるものも本来の意図で伝わりません。相手も警戒心をなかなか解くことができないでしょう。

教えるものと教えられる側、どちらが立場として強いのかは明白です。

ならば、その手を温かく差し伸べることができるのも、あなたなのです。

多少は腹の立つこともあるでしょう。

多少は目に余る行動もあるでしょう。

しかし、それを正すことができるのは、あなたです。

まずは、受け入れてください。

いい大人なのですから、怒りの感情がほとんどの場合によい結果を生まないことを知りましょう。

そのうえで、どう向き合うか?が次のステップです。


2.育むのは愛


愛を育む。日本語にすると、ちょっとこそばい感じに聞こえるのはやはり愛と聞くと恋愛をイメージしてしまいがちだからでしょうか。

確かにその愛もありますが、家族愛、友情、そういったものも愛の類のひとつです。師弟関係にも、この愛が必要でしょう。


自分のことをちゃんと見てくれている。


そう教えられる側が受け取った時、ちゃんとやらなきゃいけないな、という感情が芽生えます。

これは心理学的には返礼の法則と言いまして、人は何かを受け取った時に恩返しをしたくなるようにできているんですね。

信頼関係で結ばれたら、厳しい言葉を使わずとも厳しく伝えたいことが伝わるようになります。どういう言葉を選べばいいかを、考えられるようになります。

ちゃんと見てくれている、と感じてもらうためには結果を判定しないことです。

もちろん、客観的に見れば失敗した、成功したという結果を判定することはできてしまうのでしょう。

本当に判定すべきは、その後です。

その失敗を改善したか?改善できていないか?

そこを見ていると感じられると、ああ、本当に見られているのだなと感じられます。


そして、その人は大器晩成型だと思ってあげることです。


すぐに花咲くことは無いでしょう。

じっくりと時間をかけた忍耐が必要です。

種を植えて、翌日に咲く花はありません。

何日も何日も水をやり

時には鉢を大きなものに植え替えて

やっと小さな花が咲いて

そして立派な花が咲くのです。

人を育てるのもそれと同じです。

教えても、怒っても、伝えても

すぐに芽は出てきませんし、もちろん花も咲きません。

それはやがてある日ようやく

咲くものなのです。

仕事が一人前にできるようになるまでには

相当の時間が必要ですし、何より育てる者の


愛が必要


なのです。

その日を信じてあげてください。

途中で投げ出さないでください。

文句は誰でも言えますが、改善はあなたにしかできません。

育むことはあなたにしかできません。

育むことをやめた時、花は咲くことなく枯れてしまいます。

3.最後に


最初にも述べましたが、教育にこれが正解という方法はありません。

しかし、根幹の部分でこれができていないと人を育てることはできないことは存在します。

そのうえで、指導者であるあなたが愛情をこめて

向き合い

育んであげることで

その人は大きく成長し羽ばたいていきます。

それができるのはあなたなのです。

とても責任のある

準備に大変な労力も、時には忍耐も必要でしょう。

そんな時は、一人で悩まず

周りに手助けを求めても構いません。

困ったときは、たくみさんにも

そっと相談してみてくださいね。

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